気持ちはいつも300歳!
どうやったら、私は胸を張って300歳です! と言えるのだろう。
フクイチさんのこちらの企画に参加しようと決めてから、ずっと考えてた。
自分が生まれた誕生日以外にも、人にはいくつもの誕生日が存在する。
たとえば、誰かの夫になった日や妻になった日。
たとえば、初めての出産で、お母さんやお父さんになった日。
それだって立派な誕生日だと思う。
たとえば、新しい何かを始めた日。
私だったら、自らを「百瀬七海」と名付けて、書き始めた日も誕生日だ。
ダンスを始めた日だって誕生日だし、今はもうやっていないけれど、フラワーアレンジメントの勉強を始めた日も誕生日だ。
ただ、自分にとってのいろいろな誕生日を集めても、私はやっぱりいきなり300歳になれなかった。
これから先の人生、たくさんのことを長く続けていけば、もしかしたらいつか、300歳になれるかもしれない。
だけど、何かをずっと続けることって難しい。
実際の年齢は、死ぬまで歳を重ねていくけれど、何かを始めた日は、いつ終わりが来るかわからないのだ。
ずっとずっと、百瀬七海として何かを書き続けたいと願っても、それができなくなる日がくるだろう。
ダンスなんてもっと早く、体力的に諦めなきゃいけないときがくるだろう。
やりたいことは、やった方がいいよ。
わかってはいるけれど、真剣に向き合いたいって思うんだ。
本当に300年寿命があったとしても、真剣に向き合えなかったら、きっと私は無駄な時間を過ごしてしまうだろう。
ダンスもモノ書きも、できるだけ長く続けたいって思う。
少なくても、それ以上にやりたいと強く思うものに出会えるまでは。
きっと、300歳にはなれない私だけど、心はいつも300歳。悔いないように書き続ける。悔いないように踊り続ける。
2020.11.22
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