あなたの笑顔を想像して #あなたに送るブックレビュー
大好きな詩人さんがいる。
初めて知ったのは、だいぶ前のことだ。
きむさんの詩集を持っているし、ポストカードも買ったことがある。
ただ、ポストカードに関しては、お友達にお手紙を書きたくて購入したので、手元には残っていない。
ひとつひとつの言葉が、すーっと心にしみ込む。
幸せなときも、泣きたいときも、ただ言葉が私を抱きしめてくれる。
小説家になりたかった私は、きむさんの詩集に出会えてから、少し夢のカタチが変わった。
自分の書いたものを、カタチにして世の中に残したい、その気持ちに変わりはないけれど、誰もが求める、流行りの作品ではなく、私だけの言葉を残したいと。
もちろんそれが小説でなくてもいいと。
大好きなブックカバーに包まれたこの詩集を開くとき、私はいつも、大切な人を思い出す。
幸せな笑顔も、泣き顔も、寄り添いたいのに気持ちしか届けられない悔しい想いも。
こんなときだからこそ、楽しい未来を想像したい。あなたとこれから過ごす時間。美味しい食事。会いたい人がいる。たくさんいる。
そんな人に、私は私にできる方法で、想いを伝えたいと思う。
秋月みのりさんの企画に参加させていただきました。
詩集としてはもちろん、優しい写真も魅力的なのがいい。
私もいつか、こんなふうに夢を叶えたい。
言葉って、素敵なんだよ。
私にできるのは、大切な人に言葉で想いを伝えることだ。
2020.4.11
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。