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いつだって私たちは、なにかに選ばれている

noteのオススメに選ばれることがなくて、悩んでいた時期があった。
それだけを気にしているわけではなかったけれど、やはり誰かに何かを選ばれることは、とても嬉しいし、選ばれないと淋しかったりする。

人が一生の間で出会えるのは、本当にひと握りの人なんだと思う。
それ以外の大多数はすれ違ったり見知った程度。もっとも多いのはそれすらもない関係。

それと同じように、出会える言葉も文章も、ひと握りだ。
私が出会える言葉や文章も、私のタイミングと、それを書いてくれた書き手さんのタイミングがぴったりと重なったとき。

出会うって、それくらい奇跡的なことなんだなって思っている。

そんな奇跡的な出会いの中で、私は何と戦っていたんだろう?
それはきっと、私の心の弱さだ。
認められたいという気持ちが強くて、いつも悩んでいた。

だけど、出会いが奇跡なのだとしたら、選ばれるなんて奇跡よりもずっと奇跡だ。スーパーミラクルだ。

オススメされるのは、確かに選ばれているということ。
だけど、オススメされないのは、選ばれてないってことじゃない。

読みたいと思うものを選び、「スキ」を押す。
もうその時点で、私は自分の「スキ」を確実に選んでいるし、同じように誰かに選んでもらっている。

タイムラインを追いきれずに、読みたいと気になっていたものが、あっという間に流れていってしまうことがある。
ある程度までは追うのだけれど、そのタイミングで出会えなかったのだとしたら、それは致し方ない。
だけど、本当に出会えるものとは、閲覧履歴からのオススメだったり、他の方のTwitterのシェアだったり何度だって出会えるのだ。

広い世界から見たから、私の居場所はとてもちっぽけだろう。
だから、出会えなくて当然なように、選ばれないことを嘆く必要はない。

だって、誰にも何にも選ばれていない人なんていないから。
その赤く灯る「スキ」の印も、あなたのことを心配してくれてる人も、みんなあなたを選んでくれている。みんな私を選んでくれている。

noteを続けて2年。
2回ほど、オススメに選ばれた。
もちろんそれはとても嬉しいこと。
だけど、選ばれなくたってたくさんの出会いはある。
そんな出会いを選んでいる。

こちらのnoteをリライトしてみました。


参加しています。

2021.1.14

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#書き手のための変奏曲


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百瀬七海
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。