夢が咲く、今が散る

小さな蕾が、春を待っている。
暖かな春は、もうすぐそこにまできている。

だけど、咲くのにはまだ少しだけ早くて、かたく閉じたままの蕾。

小さな夢が、叶う春を待ってる。
あと少し、そう言われても、まだゴールは見えない。

頑張れと言われると、とても苦しくて、降り注ぐ太陽の光から、目を背けたくなる。
でも、暖かな陽射しは、そんな私の心にも届く。

小さな花が咲くのを待っている。
いつ咲いてもおかしくない蕾は、少し柔らかくなっている。

夢まであと少し。
ゴールが見えないんじゃない。
ゴールなんて、最初から存在しなかったんだ。

夢まであと少し。
追いかけても追いかけても、きっと私は夢の続きを求め続ける。

花は散る。
優しく花びらが舞う。
次の春に向けて、また走り出すために。
また、待ってて。

散り際に もう一度 開く花びらは あなたのように
聴こえない 頑張れを 握った両手に 何度もくれた

「蕾」コブクロより



30日noteマラソン参加中 28/30

2021.2.12

画像1

#30日noteマラソン #恋する言葉のプレイリスト



いいなと思ったら応援しよう!

百瀬七海
いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。