【2021/01/06】 ラニーニャ現象発生中は国内の大地震・火山噴火が増える
■はじめに
これは今年はじめてのnoteマガジンになります。
新年おめでとうございます。
今年もnoteでも、よろしくお願いします。
気象庁は昨年9月10日に、「ラニーニャ現象が発生したとみられる」と発表した。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域東部(ペルー沖)の海面水温が基準値よりも低くなる現象のこと。
エルニーニョ現象はその逆で、同じ海域で計面水温が高くなる。
ラニーニャの発生期間中は、世界的に異常気象を引き起こす傾向がある。
米国では、大型ハリケーンが多く発生することや、カリフォルニア州など南西部では気温が高く乾燥した天気となり、大規模な山火事が長期化することを警戒している。
また、私の研究では、ラニーニャ発生中は日本で大規模な地震が増える傾向があることも紹介する。
■日本の冬の傾向
ラニーニャ現象が発生すると、日本では冬に寒くなる傾向がある。
太平洋の赤道付近の海面水温が低くなる一方で、西方の日本あたりまでは逆に平年よりも高くなる。
だが、温かい海は雲が多く発生し、上昇気流が発生する。
その結果として、日本列島に寒気が流れ込みやすくなるという。
ラニーニャ現象以外にも、今回はエルニーニョ現象、インド洋ダイポールモード現象、黒潮大蛇行の発生の有無と国内の大地震の発生に関係があることを、データと共に示したい。
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