イリノイ州で運転免許取得
イリノイ州に引っ越してきて、私の一番最初の難題は運転免許証の取得でした。
以前、他州に住んでいたことがあったので、ソーシャルセキュリティナンバーは取得済みだったのですが、かえってこれが後々面倒なことになったのです…
イリノイ州では日本の運転免許証が有効
渡米前に、イリノイ州では同州車両法(625ILCS 5/6-102(2))において「非居住者は母国が発行する有効な免許証を携帯することにより運転することができる」と規定していて、最初の90日間は母国が発行する有効な免許書を携帯して運転することができる、との情報を在シカゴ日本国総領事館のホームページで見つけました。(但し90日経過後は、イリノイ州の運転免許証を取得しなければならないとの規定も存在しています(625ILCS 5/6-102(7))。)https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/con_drlicense_il.html
領事館で免許所持証明を取得
私がイリノイ州に引越してきた当時、夫は超多忙シーズンの真っ只中で、私が日本からオヘア空港に到着した4日後には単身、出張へ行ってしまう状況でした。
これは渡米後すぐに私が運転する必要があるが、運転免許をとりに行く時間はないという事態。
そこで、まずは到着翌日にダウンタウンシカゴの領事館に「免許証所持証明」を発行してもらいに行きました。
https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/con_cert_dl.html
これはそんなに難しいことはなく、領事館に申請に行ったら簡単に発行してもらえました。
念の為、免許を取るまでの期間は、日本の運転免許証と免許証所持証明、あとはパスポートも常に携帯していました。
これでひとまずイリノイ州に到着した日から90日以内に免許を取れば、車の運転はしていいことにはなるのですが、なんせ夫が超多忙期間かつ、5歳の末っ子がプリスクールに行っていなかったため、免許センターの稼働時間内にひとりで免許の試験を受けにいける時間が無かったのです。
現住所を証明する書類
そうこうしているうちに2ヶ月が経過してしまい、ちょっと焦り出した私は、夫にスケジュールを調整するよう促し、必要書類を用意し始めたのですが、ここで現住所を証明する書類を揃えるのに大苦戦しました。
免許証取得の前に、SSNを取得する方はSSNカードが送られてきたときの書類が住所の証明に使えますが、私はその手段が使えませんでした。
住居やライフラインの契約(電気ガス水道ゴミ収集など)も、夫がすでに契約していたため、郵便物や契約書にも私の名前と住所が載っているものがなにひとつなかったのです。
そこで、夫の銀行口座をJoint accountという共同口座にしようと試みたものの、口座の手続きには私の免許証が必要とのことで撃沈。
銀行の方に経緯を説明し、何か良い方法がないか相談すると、ライフラインの契約を共同名義にできる、それには免許証は必要ないはずと教えてくれました。
早速、電気会社に電話して、夫の契約に私も加えて欲しい旨を伝え、いくつか質問に答えると無事に共同名義にできたのですが、なんと請求書に私の名前が載るのは翌月の請求が確定してからとのこと。そして翌月の請求確定日は90日のリミットの数日前というギリギリの日程。でももうこれしか方法がなかったので、翌月の請求書が発行されるのを待ちました。
こうなると、免許取得の試験は学科も実技も絶対一発で受からないといけないと思い、当日まで問題集を読みまくりました。
イリノイ州公式教本https://www.ilsos.gov/publications/pdf_publications/dsd_a112.pdf
イリノイ州公式問題集https://www.ilsos.gov/publications/pdf_publications/dsd_ds9.pdf
いざ免許センターへ
電気の請求書が発行される何日か前から、免許センターの予約を取るために予約サイトを何度もチェックして、希望の場所の空き時間を探しました。
https://www.ilsos.gov/departments/drivers/appointments/home.html
そしてついに当日、私の名前と住所が載った電気の請求書とその他必要書類を持って免許センターへ行き、無事に学科・実技試験ともにパスし、90日間のリミットぎりぎりで免許取得できました。
これからアメリカで運転免許を取得する駐在妻の方々、アメリカに着いたらまずライフラインの契約を共同名義にされることをおすすめします。
現住所の証明書類を手にいれるのにはこれが一番簡単で確実かなと思います。(ほかの書類だと人によっては現住所の証明書類と認めてくれないことがあります)
現住所の証明は免許取得の際だけではなく、銀行口座の開設とか、最初はいろんな場面で使います。
どなたかのお役にたてれば幸いです。