今こそ、メタルヒーローが観たい
幼い頃、夕方に放送されていた、機動刑事ジバンを観ていた。
内容はうろ覚えなんだけど、憧れの気持ちを抱いていたことは覚えている。
オープニングの曲も、エンディングの曲も、カッコよくて大人な感じがした。
ウインスペクターやエクシードラフト、ジャンパーソンにもハマったなぁ。
特にジャンパーソンは、ゴツゴツしたシルエットのロボットが多い中で、一番スタイリッシュで大好きだった。
そういえば、わたしの妹の初恋は、ジャンパーソンだった。
わたしたちが、ジャンパーソンに恋をしたように、作品の中でも、人とロボットの恋愛が描かれていたりする。
人とロボットが手を取り合い、人造人間を倒したりする。
人間とロボットが共存している。
それが、幼いわたしには眩しく美しく映った。
ブルースワットも大人っぽくて好きだったし、ビーファイター、ビーファイターカブトも大好きだった。
日曜日を待ち遠しく思ったものだ。
仮面ライダーや戦隊ヒーローももちろん好きなのだが、メタルヒーローには、また違った魅力がある。
男臭さというか、なんかダンディーな感じ?
背中で語るみたいな、なんだろう。
セクシーなイメージがあるんだよな。
メタルヒーローの中に、大人の男性を感じて、幼いながらにドキドキしたのかもしれない。
こんな人と出逢いたいなと思うくらい、強くてカッコいい。
絶対に助けに来てくれるし、守ってくれる。
頼りになる、王子様みたいな。
古くさいと言われるかもしれないけど、あの汗臭い感じというか、アツい魂を感じるメタルヒーローが、いまこそ観たい。
昔のわたしが好きだったヒーローを、今のわたしが観たら、また違う感想を抱くのかな。
でも、きっとまた夢中になる。
そんな気がする。
わたしの中に眠っている、あの頃のときめきを思い出させてくれる気がする。
もう一度、メタルヒーローに恋したいな。