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CMC、卒業しました。

このところ、節目のようなものが多いので、少しだけ記事にして残しておきます。

8月3日に、4ヶ月間の移住留学プログラム、CMC(Change Makes’ College)を卒業しました。
4月から岩手県陸前高田市広田町へ移住し、仲間たちと学びながら、暮らしてきました。
いまは、カレッジ生ではなく、一人の若者として広田町で暮らしています。

これは、4ヶ月間のふりかえり、ライフチャートです。
基本的には、最高に楽しい、素晴らしい日々でした。その中で、激しく落ち込んだり、悲しんだり、塞ぎ込んだり、といった出来事が、2週間に一度はあるようでした。

特に、得られたものは3つあります。
生活・仕事・学びです。
どれも、日々を作り、人生を作る大きなものです。

「生活」
もともと、埼玉での一人暮らしが耐えられず、飛び出すようにして広田へ来ました。生活はズタボロ、ずっと引きこもりで、それに伴い、精神状態も不安定になっていました。

広田では、シェアハウスの住人、他にも現地で暮らす仲間や、町の人たち、カレッジ生たちなど、共に生き、心配してくれる人々が、多くいました。
それでも、一日一日、「今日」という日を作っていくのは、とてもドキドキしました。
また、何もやる気が起きなくなってしまうかもしれない、自分への不信感でいっぱいになって、動けなくなってしまうかもしれない、
いつそのような状態になるか、いつも心配し、恐怖していました。
実際に、ライフチャートのように、何度も精神的に不安定な状態に、なってしまいました。
けれども、ゆっくりゆっくりと、生活の一つ一つを大切に、編みつづけ、素晴らしい日々を過ごすことが、できました。
今もなお、ゆっくりゆっくりと、歩んでおります。

「仕事」
仕事、ていうワードは正直、苦手意識がありました。責任を伴う大変なこと、フラフラしている自分にとって荷が重いもの、というイメージがあって。
でも大分、この4ヶ月間で、自分に引き寄せられた感覚があります。

4ヶ月間で働いた仕事は、
ワカメの家仕事、田植えの補助、牡蠣の家仕事、プールの監視員、海の監視員、産直の販売員。

陸前高田は、だいぶ人と協力して働くこと(自分で考えて動くこと)、手早く作業できること、が求められます。

こういったマインドは、特にワカメ小屋のおばちゃん達と、産直で学びました。
人から言われずとも、今、なにが求められているか?考えて動くことに、仕事かどうかは関係ありません。
普段の生活からして、どうしたらもっとよくなるか?考えたら、きりがないほど、出来ることは出てきます。

仕事をただの仕事、ではなく、
いま自分ができる精一杯のことをしよう、一生懸命に周りを見てみよう、という考え方を、するようになりました。
まだまだ気が利かないところは多いだろうけれど、このマインドを得られたことは、とても大きな変化でした。

「学び」
なぜ、勉強をしないといけないのだろう?
世の中は、知らないことで溢れている。
どれも、知っていた方がいいだろうけれど、探せばきりがないよね?

小学生の頃から、このように考えていたような、気がします。
実際、中学生の頃には将来使わないであろう知識を勉強する意味を感じられず、勉強を一切、手につけずに2年間ほど、過ごしていました。
その後も、試験や大学進学のためなど、最低限、必要と思える勉強だけをしてきました。

それが、カレッジで学びながら生きることによって、考えが変わってきました。
まず、「知る」ことは欲求であり、喜びであること。一つの気づきがあるだけで、人生はだいぶ豊かになるぞ、て思えました。
カレッジでは本当に、たくさんの小さな刺激があり、気づきがあり、学びがありました。
仲間から刺激をもらい、今まで興味のなかったものに触れる機会があったり。日々感じたこと、考えたこと、読んだ本の内容、どんなに小さなことでも常に、シェアしたり。隣人は学習意欲がひたすら高くて、わたしの何倍ものスピードで、何冊もの本を読んでいたり。
朝から晩まで、「あ、これ発見だ!」て思えるものに、出会っていました。

日々の小さな学びが、人生を豊かに、豊かにしていく。
そう思えて、どんなことをやっていても、むだではないかも…?何かしらの、学びがあるかも…?て、なんだか気楽に、楽しくあれるようでした。

まだまだ、長い人生を描いていくには力不足感がたっぷりあるけれど、
まんず、すてきな土台ができました。何かを達成するには足りないけれど、歩き始めるには、十分かな?と思える気がします。

ずいぶん、まだフラフラしていて、周りのいろんな人を心配させているのは変わらないけれど、
自分を心配させることは、少なくなってきて安心しています。

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