見出し画像

メール霊(だま)?

今日のお話は実体験。。。
SNSのDMでも感じ取れることもある。。。

☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆


「桃ちゃん、私、彼と別れられない」


その事件はこんな一通のDMから始まった。
遡ること、10年前だったかな?
当時、彼女は20代。普通のOLの方だと思っていた。

この「思う」というのは、あくまでも彼女がネット上の「お友達」だったから。人物像は想像の域というか、実際のところ、彼女が男なのかも女なのかも知る術がなかったのです。

そう、彼女はゲームサイトのお友達だったのです。

普段はゲーム上の話題とか、日々の何気ない会話をしていました。私は彼女とのメールのやり取りが楽しくて、そしてまた「彼女はとても優しい、礼儀正しい人」と人物像が出来ていました。

それが冒頭のメールが来る3ヶ月前により、様子がおかしくなった。彼女からは「彼氏がいるんだけど、、、」と、それからというもの私は、その彼氏の相談を受けるようになったのです。

私はそれらを真剣に読み、考え、自分の経験値からですが色々とメッセージを送っていました。彼女のメールからは今までとは全く違う波動というか、危険性を孕んでいるのを感じ取っていたのです。

その時から、私は何度も何度も別れを説得しました。

「そうだよね。別れた方がいいよね。。。」

彼女は別れを決意したようで私はホッとしました。何故ならば、その彼氏は彼女を不幸にしてゆくのか、ひしひしと伝わっていたんです。憑依霊が色濃く影響していると。。。
(詳しい内容はここでは控えますが(-_-;))

感じ取れたのはお水の経験値もあったと思います。私は仕事柄、色々な相談を受けることが多く、特に恋愛相談は頻度が高い。
(↑こいつ自身、恋愛は無縁のくせに\=͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/)

それからというもの彼女とは、また日々の他愛ないメールのやり取りに戻りました。私も「これでひとまず安心」と呑気に彼女とのメールを楽しんでおりました。

ところが。。。
それから程なくして深夜遅く、その彼女より、件のメールが入ったのです。
「桃ちゃん、今まで色々と相談に乗ってもらったんだけど、やっぱり私、彼とは別れられない」と。

こんな時間にDM?
それを読んだ私は驚愕しました。何故なら、彼女の命が危ないと感じとったから。とにかく慌てました。

すぐに「それはダメ。すぐ彼氏と別れて。絶対に今日は彼氏の所へ行ってはいけない!」という内容の返信を返しました。
送信した後も彼女からの返信が気になり、結局、私は朝まで眠ることが出来なかったのを今でも覚えております。


翌日の晩、彼女からやっと返信がきました。
そのメールからは動揺と悲しみが伝わってきたのです。

「彼、死んじゃったの。自宅で首を吊ったって。私がもし行っていたら、無理心中をするつもりだったみたい」という内容のメールが届きました。

ゾッとしました。もし、私が止めなかったら、、、

彼女は私からのDMを彼氏の所へ行く途中、電車のホームで読んだらしいのです。それを見て、彼氏の家に行くのをやめたとのことでした。

そしてこの時私に返信してきたのは、警察署からだったのでした。
その彼の遺書に『今日は彼女は来ない。道連れにするつもりだった』と書かれてたいたそうです。


メールにしても、LINEのメッセージにしても、それこそSNSのコメントだろうと、色々と感じ取れることがあります。それは喜びだったり、時には怒りだったりの内容であっても、その時こそは、根底に潜むものを常に感じ取れる自分でありたいと思いました。

ちなみに。。。
【メール霊(ダマ)】は私の(勝手に)つくった造語です。。。(-_-;)

*SNSを媒体すると、少しズレを感じますが。


あの事件の数ヶ月後、元気を取り戻した彼女は、わざわざ私の所へ会いにきてくれたのです。愛知県から、ここ関東まで。。。
(↑こいつ、DA・埼玉県民ですぜ(-_-;))

「桃ちゃんは、命の恩人だよ」と。。。
沢山のお土産と共に。。。

この時、実際に来られるのが変なおじさんだったらどうしようと、内心ビクビクではありましたが、駅に降り立った彼女は想像より可愛い、しっかりとした女性でした。

その姿を見て、彼女はこの辛い経験を通して、しっかりと生き、きっと幸せになるのだろうと感じ取れたのです。

色鮮やかな人生の道を歩んでゆくのだと。。。







いいなと思ったら応援しよう!