感音性難聴のいじめに恐れ、弱い私を強くした存在の憧れの人。
大利中学校から大野東中学校へ
転入した。
そこでも仲間外れもあり、馬鹿にもされた。
ある日、寝坊した。
慌てて学校へ向かうと
番長女だと恐れられるヤンキー女が
私を睨みつけながら近づいてきた。
や…やばい…
ヤンキー女が私に
あんた名前なんていうんだい?
聞こえなかった…
また大きな声で
名前なんていうの?とゆっくり
また聞いてきた。
緊張して
はい、私は○です。
怖い顔が笑顔になり
可愛いじゃん!ダチなろ!
学校一緒にゆっくりいこか!
先公から言われたら言い返すから
大丈夫よと言われた。
窓から私を馬鹿にしていたクラスメイトが
私と番長ゆきみ先輩をみて
驚いていた。それから私は
あんなに馬鹿にされていたのが
みんな敬語になった、優しくなり
気持ち悪かった。
毎日、ゆきみ先輩と会うのが
楽しみで毎日学校にいくようにもなった。
ゆきみ先輩は
こう話した…
○、いっぱい辛いコトあったんやね
あたしもだよ、耳のことは
気にすんな、馬鹿にするやついたら
しばくけん大丈夫よ
すごく嬉しかった…
家庭の事情で私と姉は
新宮町に引っ越した。
ゆきみ先輩に別れの言葉も
言えないまま…
大好きな母とも生き別れた
実父と暮らすことになった
中学2年のとき
私は反抗期になっていた。
髪も茶髪にした。
姉も父も何も言わなかった。
父は二日市中学校に通いたくないか?と
聞いてきた。あの頃のみんなに
会いたいとも思った…
そして新宮町から
二日市中学校へ通うことに決まり
私はまた転校した。
二日市中学校…
懐かしい元クラスメイトたち
でもそこには知らない人もいた。
嫌な顔された…
また続きます。