しつこく子供たちの外出制限緩和の話
いよいよ、明日4月26日から子供たちの外出が可能になります!
と、書こうとしたところ、若干いくつかの補足が必要になったので、もうしばらくこの話題にお付き合いください。ちなみに前回までの経緯がこちら↓
ほぼほぼ前回までの内容で、子供の外出制限緩和についての保健省令の発布が本日4月25日付でされたのですが、ポイントが2つ。
1つ目は、「14歳以下」ではなく「14歳未満」の子供たちが対象であるということ。つまり、14歳から17歳までの子供たちは大人同様の外出制限が適用されるということです。
2つ目は、子供の外出には同居している大人(両親である必要はない)1名の同伴が必要と言われていましたが、「子供に対し責任を有する成人は、実際に子供たちと同じ住居に居住する者、又は、家庭で雇用した年少者の世話に携わる者と解釈される。後者の場合、事前に前者による承認が必要である」とあり、これは、元々仕事で子供の世話ができない保護者の方々が契約しているシッターさんはもとより、新たにシッターさんをお願いすることも可能であると解釈できます。
ちなみに、前々から争点になっていた「子供が4人以上いる家族」についての記載はなく、特に保護者が1人の家族においては問題が残ったままとなっています(そのために上記の但し書きがされたと思われますが、シッターさんに頼めない方もいますよね)。
で、本題はここからです。実は、この保健省令とは別に非常事態延長に関する政令というものが昨日4月24日付で発布されており、こちらには、大人の外出制限の規定内にある食料や医薬品の購入、銀行への外出に子供たちが同行することが可能になる、と記載されています。つまり、実際には今日4月25日から子供の外出は可能になっている、ということです。
テレビのニュース(Televisión Española スペイン国営放送のニュース)でも、「明日から子供たちも外で散歩ができるようになります!」と大々的に言っていたので、良かったねー、と思って見ていたら、日本領事館からのメールに上記の旨が記載されていたので、「えーーーー、なんじゃそれーーー?」ということでさっそく確認したところ、しれっともう一つBOE (El Boletín Oficial del Estado 官報)が公布されている。。。 勘弁してくれーーーー!!
ちなみに、この2つのBOEの出所が違うようなので(責任者の名前が違う。保健省令は厚生大臣、非常事態延長に関する政令は内閣府の責任者の名前になっている)、またなんかおかしな事になっているのでは?と思ってしまっています。
いずれにしても、ここ数日は外出しないと思うので、実際の街の様子を知るのは来週になってしまいますが、果たしてどうなるのでしょう???
*冒頭の写真は、ビーチにもアクリル板の設置がされている様子。あらゆるところで着々と準備が始まっています。政府の方では、外出制限の解禁は段階を踏んで少しずつ、と念を押していますが、州によって温度差はあるものの、巷の雰囲気ではもうそろそろでは?と気が早くなっている感じが伺えます。