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人々の行動は変わるのか、戻るのか?

今日は1週間ぶりに街の中心地にあるスーパーに行ってきました。私が住んでいるエリアにはミニスーパーしかないので、水のまとめ買いはミニスーパー、食料品は街の中心地のスーパーにまで行くことにしています。とはいえ、家から中心地までも10分位なのですが、それでも週に1度を守るようにしています。おそらくほとんどの住民が同じような考え方を持っていると思うので、スーパーへの入店制限も今のところはなく、入店してもソーシャルディスタンスを保てる程度の客数に収まっているように思います(ちなみに買い物は1家族1人と決まっている)。マドリードやバルセロナはテレビを見る限り入店制限がされているようです(入口の外で1m間隔で行列になっている)。

ロックダウン後に初めて外出した時のこと。たかがスーパーに行くのにこんなに気合いを入れないといけないのか?と思うほど変な緊張感がありました。そしていざ外に出ると、不安になるレベルの人通りの少なさに唖然とし、スーパー入店後のアルコール消毒にもたつき、帰宅後の手洗いはもちろん、外出着から部屋着に着替えて手洗い、買い物したものの収納をして手洗い、その他アルコール消毒などでどっと疲れる、という謎の行動パターンに陥るという。。。

しかし、ロックダウン4週目ともなると、街の人通りの少なさに引くこともなく、スーパー入店後の消毒&手袋着用の儀式(詳しくはこちらの記事を参照)もすんなりこなし、帰宅後の潔癖ループにも慣れてきました。私はこれでもそこまで神経質ではない方で、スペイン人の友人で買い物後消毒魔と化している人もいます。

このような人々の潔癖行動は、ワクチンか特効薬が開発されるまで続くと思われますが、果たしてこれらが開発された後、人々の行動は変わったままなのか、元に戻るのか?元々トイレに行っても手を洗わないような人もいたほど、潔癖とは程遠いとも思えるスペイン人ですが、このまま手洗い等の衛生習慣をキープできるのかは見ものです。

また、買い物から帰ってきて気づいたことですが、商品のパッケージのコンディションが良いというか、あまり崩れていない、何となくいつもよりキレイな感じがしたのです。たぶん、気のせいではないと思います。店員さんはもとより、お客さんも商品を丁寧に扱うようになった(あるいは扱わざるを得なくなった)からだと思います。思えば今まで結構雑だったような気がします。お店の商品に対するリスペクトがないというかなんというか。。。なんせ支払い前にジュースやパンなどを食べ、その飲みかけ食べかけのものをレジに通す、という強者もいましたからね。「それってまだアナタのものじゃないでしょ!」とツッコミを入れたくなったり(そして、今ではそんなことはもはや不可能。。。)。

その他、バスやメトロでもお構いなしに大声でおしゃべりをする、お決まりのフィジカルコンタクト等々、もう大丈夫!となった途端にすぐに戻るのかも見ものです。非常事態宣言が出た後のメンタルチップの変換同様、元に戻るのも一瞬なのかな?おおらかな国民性はほどほどに戻って欲しいけれど、衛生面と商品へのリスペクトはキープして欲しいなあ、と思う次第です。

*冒頭の写真は、現在のバレンシア中心地の風景。笑えるレベルで人がいない。というわけでソーシャルディスタンスもバッチリ!今、ヨーロッパ各地でこんなことになっています。ちなみに、日本のスーパーもソーシャルディスタンスの確保のために人数制限をしてくれたら、と願うばかりです。

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