kids+data: ブロックで体感する視覚属性
Kids' Data Journey 今回のテーマは
「ブロックで体感する視覚属性」です。
オリジナルの記事はこちらです。
(storytelling with data, colored blocks with kids)
私も小さい頃よく遊んだブロック。
様々な色や形、大きさ。
好奇心をそそる要素が詰まっています。
「色」「形」「大きさ」といえば...
データビジュアライゼーションの肝でもある
「視覚属性」
★視覚属性:人の脳が直感的に違いを認識できる視覚的な特徴。
→これを適切に使えば、情報をすばやく理解できる
そんな「視覚属性」を言葉で説明することなく
体感して学ぶアクティビティをご紹介します。
数を数えられる年齢であれば
かなり幼い子から楽しめるかと思います。
それでは、早速。
STEP1:カラーブロックを用意する
木の積み木でも、LEGOブロックでも
複数色で、ぱっと見で分からない程度の数があれば
何でもよいかと思います。
色の種類やブロックの数は、対象の子どもに応じて調整します。
記事では、5歳と7歳の子向けで
写真のような、様々な形の4色ブロックを使っていたようです。
STEP2:色ごとにブロックがいくつあるか予想してもらう
ポイントは、ブロックを箱に入れたままにして
正確に数を把握することができないようにすることです。
予想した数は、後で確認できるようにメモに残します。
なんだか視覚属性の説明でお馴染みの
「この中に◯はいくつあるでしょう」を思い出します。
STEP3:ブロックを色ごとに山にして、その関係に関する質問をする
例えば
・どの山がいちばん大きい?小さい?
・緑と赤を合わせた山は、青の山よりも大きい?小さい?
・赤と青の合わせた山は、緑とオレンジを合わせた山より大きい?小さい?
ここでも子どもたちの答えはメモしておきます。
ブロックの「色」と、山の「大きさ」による比較ですね。
STEP4:ブロックを一列に並べ、もう一度「STEP3」の質問をする
なんちゃって棒グラフを作ります。
やることはSTEP3と同じなので省略します。
ブロックの「色」と、棒の「長さ」による比較ですね。
STEP5:ブロックの数を数え、STEP2~4の予想と比べる
予想と実際との差を確認するとともに
予想をした時のブロックの状態を思い出しながら
その違いを話し合います。
・どうして実際の数とかけ離れてしまったのか
・どうして実際の数との差が小さくなったのか
データビジュアライゼーションの本に書いてあることの
実践編という感じです。
STEP6:ブロックで好きなもの作る
作りたいもの作りたいですものね。
MORE
Tableauが独自に出しているドキュメントには
写真があり、文章を読まずとも分かりやすいので
こちらもぜひ合わせて見てみて下さい。
(本noteは、オリジナルの記事をもとに書いています。)
こちらでは、ブロックでやったことを
Tableauでやる流れも紹介されています。
ブロックで体感→Tableauで実践すると
普段何気なくやっているチャート作成も
少し違って見えてくるはずです。
(想像で)体験した感想
感情が関わる学びっていいなと思いました。
大人になると、意識しないとなかなかできない。
こうやって手と頭を使いながら
「分からない...」「分かった!」といった
心の動きとともに得た気づきはきっと忘れないし
もっと知りたいという気持ちにさせてくれます。
内容については
データビジュアライゼーションは
目的に応じた情報を読み取ることができて
初めて意味あるものになる
ということを「体感」をもとに
納得させてくれる点がおもしろかったです。
自分が人に伝える時にも、ブロックは使わないにしても
この「体感」は大切にしたいと思いました。
もしやってみたよという方がいらしたら
ぜひ感想をお聞かせ下さい。
おしまい。