No.001 気象予報士 独学合格体験記

日本で一番有名な資格だと思いませんか?


この記事は、約半年間の独学の勉強で一発合格を果たした私の気象予報士試験の合格体験記であり、勉強方法のアドバイスです。


勉強時間など

  • 勉強時間: 7ヶ月(500〜700時間程度)

  • 受験日: 2020年8月

  • 受験回数: 1回

  • 得点:

    • 学科(一般知識): 14点

    • 学科(専門知識): 13点

    • 実技: 不明(非公開)

  • 勉強方法: 独学

  • 前提知識: 高校レベルの数学・理科の知識

全体戦略

勉強期間は1月下旬から8月下旬の約7ヶ月。勉強時間の500〜700時間は肌感覚ですが大体これくらいだったと思います。スケジュールはざっくり以下の通り。

  • 1〜8月 学科

  • 4〜5月 実技(テキスト、問題集)

  • 6〜8月 実技(過去問)

3月までは学科オンリーで4月から徐々に実技を並行して開始しています。実技の勉強にはどうしても机が必要になるので家にいる時は実技、電車移動中などは学科に取り組みました。
4〜5月の実技はテキストや問題集中心でしたが、6月以降は過去問を印刷して勉強しています。後述しますが、この4〜5月の勉強はもっと短縮すべきでした。

一般的に気象予報士試験は1回目で学科、2回目で実技合格を狙う2段階合格戦略がセオリーで、結果的に一発合格を果たしたものの私もそれを狙っていました。もし問われればこのセオリーを薦めます。やっぱり学科・実技の両方を半年の期間で合格レベルまで持ち上げるのは大変ですし、スコープを絞って勉強できることは勉強進度や集中度以上に心理的負荷がかなり軽減できると思います。
とは言えもちろん同時合格戦略を止める理由もなく、上にも書いた通り学科と実技では勉強できる場所や時間を喰いあうことなく並行して進めることができます。実技は学科の知識が基本となることを考えれば、むしろ同時合格戦略のほうが学習深度的には良いかも知れません。
ただし、前提知識の乏しい方が同時合格戦略を実現するのはかなり厳しいと思います。学科がなかなか進まないんじゃないかなぁ。

2段階合格戦略で進める場合、学科狙い回であっても実技を受けてみることを薦めます。試験の本物の雰囲気を味わえる貴重な機会であり、本物の試験用紙を入手できる貴重な機会でもあります。

保有していた前提知識

私が気象予報士の勉強を開始した時点で年齢は40代前半、理系大学出身で、気象学に関する知識は中学生レベル、つまりほぼゼロの状態でしたが、高校レベルの数学・理科知識はかなり残っていました。具体的には力学や理想気体の状態方程式やボイル・シャルルの法則、コリオリ力はなんとなく聞いたことがあるレベル、可視光が電磁波の一種であること、元素記号表の20番目あたりまで、ベクトルや三角関数などは記憶に残っていたので、この点は大きなアドバンテージになっていたと思います。
逆にこれら高校レベルの数学・理科知識に欠ける場合はその知識の獲得が必要になります。

必要な知識は以下の通り。対数とか不要だったかな?過不足はあると思います。

  • 対数

  • 三角関数(三角比)

  • ベクトル

  • 運動とエネルギー(力学)

  • 波動

  • 原子

ブログなりYoutubeなりネットを駆使すれば様々な学習手段を活用できると思いますが、個人的には高校の教科書に沿って体系的に学習するのが良いと思います。やっぱり教科書は要点がきれいに整理されていて無駄がありません。まさにMECE。
物理の公式などはその意味をイメージできるようになると扱いやすくなります。例えばボイル・シャルルの法則は、圧力をかければ体積は小さくなるし温度も上がるよね、という言われてみれば当たり前の法則なのですが、公式をそのまま覚えるのではなく、こういった関係性が自然と頭に浮かぶようになると理解が捗ります。ってか頭に浮かぶようならないとなりません。これが分からないと温位なんて理解できない。

いずれにせよ直接気象学に関わる分野ではないので、地味で根気がいる作業になると思います。気象予報士が難関と言われている所以は、理系知識のない人がその基礎が疎かなまま試験に挑んでいることが一つの要因ではないかと個人的には思っています。特に学科(一般知識)でその傾向が強く、過去問の解説にある解法を丸暗記するのではなく、応用できるようになる必要があります。
これらの分野に触れたことがない人はおそらく理系科目が苦手な人が多いと思いますが、難しいのは勉強の仕方です。苦手分野に教師もなく真正面から挑めばそれだけで数ヶ月はかかるでしょう。どのレベルまで必要となるのかもはっきりしません。心理的負担は大きいです。
あまり無理はせず、気象予報士の勉強をしながら、少しずつ進めるのが良いかも知れません。上に書いた教科書が良いという意見と矛盾しますが、Youtubeなどで解説動画を見たりするのも良いでしょう。
文系気象予報士チャレンジャー向けの高校数学・理科のテキストってないんでしょうか?

学科の勉強方法

インプット 〜まずはテキストを読もう〜

私は「読んでスッキリ!」ではなく「らくらく突破」シリーズを活用したのですが、Amazonでは新品を販売していないようで、既に廃刊になっているのでしょうか。気象予報士のテキストはあまり種類もなく選択の余地は少ないですが、専門知識には最新性が求められるため比較的新しいテキストを用意すれば問題ありません。代わりにAmazonのランキングも上位にある「読んでスッキリ!」をおすすめとしましたが、両学科+実技を含めて1冊になっているので「らくらく突破」と比較すると内容は薄い気がします。

「イラスト図解」シリーズは小刻みな章立てで導入部がマンガ仕立てとなっており非常に読みやすいので最初の1冊目に最適です。しかし内容がやや薄いため、他のメインテキストとの併用が必要でしょう。ここでは上に書いた事情で「読んでスッキリ!」をメインにあげました。あまり時間・お金をかけたくなければ「イラスト図解」は不要です。スロースタートでじっくり進めるなら「イラスト図解」からと考えて下さい。

「図解 気象学入門」は気象予報士試験向けではなく、気象学を数式などは使わず分かりやすく平易な文章で解説した一般向けの書籍で非常に読みやすくなっています。あくまで副読本の位置づけであり必須とはいいませんが、こういった試験対策向けではない書籍を読んでおくと視野を広げたり理解を深めたりできます。例えば小学生向けの書籍など簡単なものでも良いです。

インプット 〜気象庁刊行物も抑えておこう〜

気象庁の刊行物である「気象観測ガイドブック」はぜひ読みましょう。気象観測機器に関する詳しい説明があります。PowerPointで作ってあると思いますが絵に手作り感が溢れていて初々しいです。
「気象庁ガイドブック」と「気象業務はいま」はご自由に。無料だし時間と興味があれば目を通す程度で良いです。気象庁の取り組みや、専門知識の範囲を薄く広く網羅しています。ページ数は多いですが、地震など気象予報士試験とは関係ない内容も多く、それを省けば思ったよりも手短に読むことができます。

インプット 〜その他の手段〜

放送大学の授業はテレビやラジオで無料で受けることができ、「はじめての気象学」はテレビで放送されます。正直あまり役に立った実感はないのですが、大学の一般教養でありカリキュラムに沿って体系的に学べる点や、紹介した中では唯一の動画教材なので人によっては相性が良いと思います。Youtube動画とは異なり抑揚がなく淡々と話しているのがいかにも大学の授業という印象で、全15回✕45分と長いのも欠点です。基本的に毎週1本放送されますが、春休みや夏休みなどの長期休暇中にまとめて放送されるのでその際に撮り溜めることもできます。

アウトプット 〜まずは問題に触れてみよう〜

「ユーキャン資格本アプリ」はインプットと並行して実施しました。1問ごとに正誤を回答する問題形式で全600問あります。実試験では1問につき4つの文章の正誤を選ぶ問題が多いので、実試験相当で150問、つまり過去問5回分(1回あたり一般:15問+専門:15問)です。機能も少なくシンプルなアプリですが、非常に使い勝手が良く問題数も程良いのでぜひ購入を薦めます。物理書籍もありますが、いつでもどこでも手軽にできるスマホアプリを隙間時間にフル活用しました。

最終的には過去問をしらみ潰しにやり込むことになりますが、その前にテキストの章末問題や「精選問題集」にある過去問をある程度解けるようになっておくとスムーズに過去問に取り組むことができます。いきなり過去問に取り掛かると、ちょっと心を折られるかも。

アウトプット 〜過去問を解こう〜

繰り返しになりますが、最終的には過去問をしらみ潰しにやり込みます。過去問は気象業務支援センターやめざてんのサイトにあるものをダウンロードして活用します。気象業務支援センターには直近10回分がアップされていますが、めざてんでは第31回以降は全て揃っていたはずなので、より古い範囲まで手を広げるのであればめざてんを活用します。めざてんの解説には誤りが散見されますが、それに気付けるようになればかなり合格に近づいていると思います。
私は過去23回分+α(めざてんは第30回以前の過去問が歯抜けになっており、それを+αと表現しています)をやり込み、9割程度は解けるようにしました。23回分はかなり手を広げすぎと思いますが、過去10回分が8〜9割程度解けるようになれば合格圏内にあると考えて良いでしょう。

よく言うように気象予報士の試験は実技が全てで、厳しい言い方をすれば学科で悩むようではまだまだです。もちろん最初の頃はさっぱり解けなかったし、最後の方でも重箱の隅をつつくような問題や出題例のない問題はやっぱり分からない、結局理解できないままの問題もありました。それでも過去問を十分に解けるようにしておけば、学科で落ちるようなことはまずないと思います。

実技の勉強方法

インプット 〜まずはテキストで実技の雰囲気を掴んでみよう〜

学科以上に実技向けのテキストは少ないですが、「らくらく突破」は廃刊になっているようでAmazonに中古はありますが新品はありません。2012年刊行です。実技に必要な知識にあまり大きなアップデートはないと思いますがやや古い印象です。「読んでスッキリ!」は実技も含まれているようなので、こちらでも良いと思いますが、内容が薄そうなのが気掛かりです。

この書籍の前半はテキストになっていますがこれは必読です。いきなり実技を解け、と言われても何が何だか分からないと思いますが、読めばある程度実技に必要な知識や雰囲気が掴めます。まぁ、読んだくらいじゃ解けないんですけどね。
「ここは必ず覚えるべき」と暗記を促す項目がちょっと多くやや辟易します。実技に向けて天気記号などを暗記する必要はありますが、暗記項目は過去問を解きながら書籍を参考にして手作りした方が良いと思います。詳しくは後述しますが、私は簡単なメモレベルのものを作りました。どこかに暗記項目をまとめたサイトや問題集的なものはないのかな?
オリジナル問題が6問ついていますがこれをやるメリットは細かい採点基準が書かれていることくらいです。はっきり言って実際の過去問とは異なりますし、気象予報士試験は過去問の数も十分にあるのでこれを解かずに過去問に取り掛かって良いと思います。繰り返しますが、いずれにせよこの時点じゃまともに解けやしないんですけどね。最初は全然解けないのが当たり前なので、得点は気にせずまずは雰囲気を掴むことを優先して下さい。
「精選問題集」にある実技もやりましたが、後述の理由でこれはやらない方が良いです。私は「らくらく突破」と「精選問題集」に1〜2ヶ月くらいかけましたがちょっと時間をかけすぎです。
結論としてはテキストを読んだらすぐに過去問にとりかかれ、です。

私は暗記用に以下の内容(学科向けの暗記項目も紛れてるかも)を整理して独自の暗記メモを作成し、隙間時間に見返しました。いずれも全てではなく、代表的なものだけです。地名などは気象庁の画像の一部を隠したPDFを作成しています。地名や海域名はコチラコチラ

  • 物理公式(気圧傾度力やコリオリ力など)

  • 警報・注意報

  • 気象情報

  • その他の警報(水防警報、火災警報)

  • 雨量や風速の表現(80mm以上で猛烈な雨、など)

  • 海上警報

  • 台風の大きさ・強さ・位置の表現や階級

  • 十種雲形・記号

  • 国際天気記号

  • 時間の表現(0〜3時が未明とか)

  • 都道府県(小学生レベルですけど結構忘れてる)

  • 地名、海域名

合格後に思いついたアイデアですが、問1(1)のみ集めた問題集を自作して集中的に繰り返して記憶を定着させると良いと思います。問1(1)は天気図を見て暗記項目を問われる問題が多く、スマホだけでも解くことができます。古い過去問までなるべく手広く取り組みましょう。
問1(1)は全問正解狙いで。合格ライン7割ですが、単なる暗記で得点できるのでここで稼ぐのがセオリーです。

アウトプット 〜過去問を解こう〜

学科と同じく過去問は気象業務支援センターやめざてんからダウンロードします。
まずいちばん大事なのは、図表は必ず紙に印刷して解くこと。コンパスや定規を使ったり図表に書き込むことが多いのでこれは必須です。私は毎週コンビニでコピーして通算1万円以上のお金をかけました。
ボールペンとマーカーを4色くらいずつ用意して、いろいろと図表に直接書き込み、間違えていたら違う色で上書きします。一見危険に思えますが、どのみち試験時間が短く迷ったり消したりしている暇はないのでこれで十分です。
問題も印刷しましたが解答用紙は印刷していません。Excelで解答用紙を自作し、正解を伏せ字(背景と文字色を同色にする)で書いておくことで答え合わせをしやすくします。過去に解いた際の解答も残しておき見直しに活用します。暗記メモと合わせて隙間時間に見返すと良いでしょう。Excelの計算式で文字数をカウントすると楽。作図の回答は図表に書いて代替します。
本番までに一度は紙の解答用紙に手書きで解いてみようと思いながら結局やらずじまいでした。トレーシングペーパーはぶっつけ本番で初使用。問題用紙から切り取った図表をまとめるクリップがあると散らばらずに済みます。

実技を勉強するのに一番厄介なのは場所と時間が制限されることです。印刷した問題用紙や図表、定規やコンパスなどを使うのである程度の広さの机が必須となり、電車の中などでは絶対に出来ません。
よく言うように試験時間は非常に短く、最初は1問75分の試験を解くのに答え合わせや解説の理解を含めて3〜4時間かかりました。1問の途中で止めると中途半端だし最後まで解いてしまいたいので、慣れてきても2時間程度は必要です。平日は1日1問解きたかったけど仕事もあるしほとんどできず。休みの日には最高1日5問解きました。当時は図書館を活用していなかったので家で解いていましたが、環境によっては図書館の方が良いことも多いと思うので活用を検討してみて下さい。
上述のようにPCに解答を打ち込んでおり手書きより明らかに早いので、最終的には60分を目安に解けるようにしています。本番でもそれくらいの時間で解き終わったと思います。

いつ、どの問題を解いて何点だったかを記録すると良いです。記録があるとモチベーションの維持に繋がります。あくまで自己採点ですが最初は40点台でした。1ヶ月で5〜10点アップを目指しましょう。
それでも細かい配点や採点基準は分からないので70点を超えても素直に喜べないし、良い点を取った直後に50点くらいしかとれずにヘコんだり、手応えがあったと思ったら低得点だったりその逆だったり、前回解いたときより得点が下がっていたり、試験直前なのに50点くらいだったり、モチベーション維持が一番大変でした。
記録を見返してみると過去21回分の42問、延べ103問解いています。延べ数は100回くらいを目標の基準とするのが良いかなぁと思うのですが過去21回分はちょっと手を広げすぎですね。

主に「めざてん」や「てるてる風雲録」の解説を参考にしましたが腑に落ちない点も多かったです。めざてんは解説者自らよく分からないとか言っちゃってたり誤りもちらほら、この辺に親近感も湧くんですが。「てるてる風雲録」は模範解答から解説を導いているだけに見えたり解説が不十分だったり。と、グチ先行になってますがこの2つのサイトがなければ絶対合格できていなかったしとてもありがたかったです。

正直、実技は結局最後までよく分かりませんでした。慣れると問題文から出題者の意図を読み取れるようになるようですがその境地には至っていません。コツは掴めず自信も勉強方法にも確信が持てませんでした。この辺は独学の辛いところです。
実際のテストも問1はそこそこ解けた実感があったけど、問2はあまり自信がありませんでした。合格ラインは毎回変動しますが、珍しく学科実技ともに合格ラインが11問、70%で基準値ぴったり、合格率は5.8%とやや高めだったので比較的簡単回だったんだと思います。運も良かったということでしょう。

やらなかったこと 

以下は私がやらなかったことです。一部既に書いたものは、未活用だけどおすすめと捉えて下さい。

ネット上では「一般気象学を理解せずに気象予報士と認めない!」といった意見を散見しますが、はっきり言って資格合格には不要です。もちろん読むほうがベターだとは思います。

実技の解説は「気象予報士試験 模範解答と解説」は使わず「めざてん」と「てるてる風雲録」で代替したのですが、思えばなかなかチャレンジングですね。今なら迷わず買います。メルカリなどで複数回をセットで売っているのでそちらで入手すれば安く済ませることができます。

“やらなかったこと”ではなく“やっちゃったこと”ですが、「精選問題集」で実技の過去問をやってはいけません。実試験とサイズが異なるので天気図から距離を測ったりするのがかなりストレスですし練習にもなりません。紙に印刷して解きましょう。解説は活用します。

Youtubeの「Team SABOTEN」は私が勉強していた2020年時点ではなかったと思います。テキストは主に目からのインプットですが、動画では耳からのインプットもできるため学習効果は高いと思います。未見なので評価はできませんが、今なら迷わずチェックしています。

気象庁の「予報用語」も読んでいません。上に記載した実技向けの暗記メモ作成や用語をググった際に使ったような気がしますが、きちんと目を通した、というほどの活用はしていません。一通り目を通せとは言いませんが、何かあった際にはここを見て調べるクセを付けておいた方が良いと思います。

おまけ

2020年7月に港区立みなと科学館に移設・開館した「気象科学館」に試験直前に行ってみました。本物の観測機器を見たり触れることができ、雨量計に水を入れてししおどしを倒したりできます。みなと科学館と合わせれば半日くらいは潰せるかな。息抜きにでも。

最後の最後は神頼み。高円寺氷川神社は日本唯一の気象神社、合格後に映画「天気の子」を見て知りました。合格して数年後に訪問しましたが、合格祈願の絵馬があったり気分が上がります。「気象予報士合格守り」なんてものもあって遠方でもホームページから購入できるので試験までに用意しておくとちょと心の支えになるかも知れません。

あとがき

1回目は気象予報士を取り上げました。
最初に気象予報士を取り上げたのは、私が保有する資格の中では難易度が高いこと、体よく合格できた試験であること、何より気に入っていることが理由です。

気象予報士試験が開始されたのは自分が高校生のとき。当初から話題性が高く、理系人間だった自分はいつか合格したい!と心に抱いていたものの結果的に合格したのはそれから四半世紀後でした。長かったですね〜。

冒頭に書いた「日本一有名な資格」について。これはデータに基づかない単なる私の推測ではありますが、あながち間違っていないとも思っています。
もし「日本一有名な資格って何?」と問われれば、FP、簿記、司法試験、宅建あたりがぱっと思いつくのですが、これってあくまで大人目線で、実はこれらの資格を認識するのはおそらく早くても中学生くらいではないでしょうか。気象予報士はテレビやラジオで天気予報の際に呼びかけられることが多いため、老若男女問わずに認知されています。もし日本国民全員に資格一覧から知っている資格を選ばせるアンケートを取ればかなり上位に、もしかしたらナンバーワンになるのではないでしょうか?と思ったり。とは言え、その理論からするとナンバーワンは幼稚園や保育園の先生になってしまいそうな気もしますけど。

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