大手未経験からITベンチャーに入ってみた10週目

転職してから記念すべき10回目の記事作成となりました。今週も平和な1週間を過ごすことができました。まだまだ気温も低く、春到来って感じでは無いですが、新社会人の方も転職志望の方も、何かしら伝わることがあるかも知れないので気軽に読んで頂けると幸いです。30代、未経験からのITベンチャーへ転職、の参考になればと思います。

ビジネス優先か技術優先か?

過去にも何度か書いていますが、私の仕事をほんとに簡潔に言うならば、プログラムを書かないシステムエンジニア+社内情シス+上場に向けた業務全般、という感じです。未経験からIT転職というとプログラマーでいちから修行しに行くようなイメージが強いとは思いますが、私の場合はちょっと違って、面接の段階からある程度責任のあるポストを見据えた一部即戦力採用でした。主に上記3つの役割を最終的には自身の責任で遂行していくわけですが、今週、会社として私をどの方向で優先的に伸ばしていくのか方向性が別れるような場面になることがありました。要は、ビジネス側か技術側どちらの方面を優先的に伸ばしていくのか?ということです。

事の発端は社内情シス担当としてインフラ全般の知識を養う為に、技術側の責任者が私に土日に勉強する為の仮想サーバーを提供してくれた事でした。それを知ったビジネスサイド側の責任者はそれよりも他にやって欲しいことがあると私のビジネスサイドのスキル、経験を早く積ませようとしてきているわけです。ビジネスサイドの方は入社してすぐオンラインの外部教材をやってみる?って言われたのですが、その後の働きぶりからそのような教材は不要と判断され、その代わりとしてこちら側からグロービス学び放題の年間料金を会社に払ってもらい日々学習しております。

個人的には技術スキルを優先的に学びたい

まだ入社して2ヶ月程度ですし、私は大企業で10年間生きてきた人間なので、このような際に自分の意見をゴリ押しするような事はしません。技術側の人にはこれで土日勉強します!って言いながら、ビジネスサイドの人にも目先の仕事に繋がるスキルを優先して習得します!って言ってます。ただ、本音で言うとどちらも当然大事ですが、休みの日は即今の仕事に影響が出なかったとしても技術的なことを学びたい気持ちが大きいです。なので、土日には頂いた仮想サーバーでネットワーク構築などの勉強をし、一方でビジネスサイドに問題が無いと思われるような成果をしっかり出して行きたいです。なぜ技術的なことを学びたいかと言うと、ビジネスサイドの事は前職でも基本的なことは習得しているつもりなので、伸び代がそこまで大きくないと思うからです。一応、出社、帰宅に1日往復2時間程掛かっておりますが、行きはUdemyで技術的なこと、帰りはグロービスでビジネス的なことを学習する習慣はこの2ヶ月1日も欠かさず継続できております。

仕事を頼みやすい部下になれば色々な経験が積める

私はまあこのように全方位から期待を込められて色々な要求が来るような状態ではありますが、これは恐らく、私が仕事を頼みやすい人物だからと思います。別に自分のことを良く言うつもりはないのですが、客観的に見ても自分は仕事を頼みやすいです。それは管理職の経験が長いからだと思います。前職で最大100人以上の部署の所属長をやっていたこともありますが、人をマネジメントする苦悩は同世代でも人より多く経験している自負があります。マネジメントする側が特に嫌がるのが、言うことを聞かない、ホウレンソウができない部下なのですが、上司にそのような負担を掛けたくないから絶妙なやり取りができます。心構えからマネジメントされる側超楽でええわ〜と心から思っているので、言い方は悪いですが喜んで社畜になれるんです。文句も不満も何一つ言わず、やったことない仕事でも自分で勝手に調べて本当にわからない時だけ礼儀正しく質問をする、報告もチャットで返信不要でこまめに実施、これができる部下は仕事を頼みやすいし、必然的に任される仕事量は多くなります。結果、勝手に成長します。

自分のやりたい仕事<やるべき仕事が先

色々な仕事を任されるとその中で優先順位をどうするのか?が大事です。当然、全てデット期限がありそれには間に合わせないとダメですが、その中でも優先順位を決めなくてはいけません。これは上司に確認するのが一番大事ですが、ここで自分のやりたい仕事にフルコミットしてしまう人はサラリーマンは向いてません。大手もベンチャーも関係なく、会社としてやるべき仕事よりも自分のやりたい仕事を優先する人間は絶対に評価されません。評価されないと責任ある仕事も任されないので成長もできません。これは批判されるかもしれませんが、私はどんな業界でも未経験ならまず会社の為にできる仕事から結果を出して周囲に認めてもらう、貢献することが大事だと思っています。料理職人になるにはまず接客と皿洗いから、と言うような感じですね。本当に優秀な人ならそこでしっかり周りに認められて、やりたい仕事をちゃんと教育を受けてできる日が来ると思うのです。

未経験からのエンジニア転職について極論を言います

これは私の完全に主観ですし、極論です。私は管理職の経験が長いので、完全に人を雇う、使う側の視点になってしまうのでそれはご理解ください。

よくSESで家電量販店に通信販売の仕事をやらされるというのがかなりヘビーな闇として語られることがありますが、私は正直、それの何がブラックなの?って思います。一番下っ端の社員が、社内で一番人気がない、でも売上には繋がる仕事を回されるのって当たり前ですよ。自分のプログラミングスキルをなんだと思っているのか。他業界でも新入社員はまずは誰でもできるような雑務から入ります。そこで色々な経験を積み出世してやりたい仕事に近づいていくわけです。そこをすっ飛ばせるのは前職で同業界で経験がある中途採用者、もしくは大学院などで専門的なスキルを有している新入社員だけです。その雑務をどのぐらいのスピードで終わらせることができるかがビジネスマンとしての実力であり、そもそもそんな下積みしたくないと不満を垂れる人には重要な仕事を任せたいとは絶対に思いません。営業の人も別に好きでそんな仕事回しているわけではないです、会社として利益を確保しないと社員の給料も払えません。売上になるなら誰かにそのような仕事もお願いしたい、誰がやるか?ってなったら一番スキルがない未経験転職者でしょう?私なら、1日で100万売ったら開発の仕事に回せてもらえますか?ぐらい言って本当に100万売ります。プログラマーにもコミュニケーション力は必要なので、それを磨く場として捉えればいい。3回100万売っても現場を変えれないなら、その時は辞めればいい。その理由で退職した人を別に転職市場を敬遠はしないはず。もしくは、寝る間も惜しんで自作PFを作ってプログラミングの実力でアピールするとか。

最後にIT業界に従事する人、そうでない人にもオススメの情報を紹介します

私が転職する前からかれこれ7年ぐらいメルマガを取っている中島聡さんというエンジニアの方です。元Microsoftでwindowzの生みの親と言われていますね。いや、そんなの知ってるわ!ってう人が大半だと思いますが、胡散臭いビジネスyoutuberの数百倍ためになる情報提供をしてくださるメルマガなので紹介させてください。

中島さんのメルマガは主に2点で有益です。
まず1点は、日本にいながら、英字新聞を読まなくてもアメリカの情勢を深く知ることができることです。主にIT系の内容が多いですが、政治経済、エンタメ、スポーツなどの話題を取り上げてくれる事も多く、このメルマガを毎週読んでいるだけでアメリカのことがわかります。

もう1点はIT技術の事に明るくなります。これは中島さん自身が世界で名の知れたエンジニアなので言わずもがなです。質問コーナーではこれからプログラミングを学びたいという人も多く、そのような人にも丁寧にお話して頂けます。基本的には強強エンジニアの方が参加されているような気がしますが、ビジネス全般に勉強になるのでITじゃない人にも本当にオススメです。

そんな中島さんの新刊も読みましたので紹介致します。

私もコロナによる打撃を受けているリアル店舗の為に新IT事業を進めているところなので、本当に刺激になりました。コロナの進化圧により様々な業界でなんちゃってITツールの使用が普及されましたが、本当の意味でこの時代を生き残る為には何をするべきか、力説となっておりますので、こちらも興味ある方はぜひ読んでみてください。



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