お正月帰省で感じた親の老いと向き合い方
実家に帰省して、先ほど自宅に戻りました。
両親に会えるのは、年に数回。
去年は、父の大きな手術があったので、いつもよりは実家に帰ることがありましたが、遊びにいくのと、お見舞いのような形でいくのとはまた違うわけで…
純粋に、お正月を楽しむ帰省くが、今回も無事にできてよかったです。
弟家族とも一緒に過ごして楽しかった!
でも、今回の帰省は親の老いをものすごく感じた時間でした。
実家に帰ると、両親が家の断捨離をすすめていて、
以前に比べて物が減っていました。
一時、父のパソコン部屋が足の踏み場もないほど、ものすごい量の段ボールや書類や雑貨や本で溢れかえっていたのですが、今回帰省してみたら、ずいぶんと片付いていてビックリしました。
父は物を大切にとっておくタイプだと思います。
というか、物を捨てられないタイプ。
それなのに、長年ずっと趣味でしていた、ソフトボール記録員関係のメダル、書類、バッチ、ファイル……学生時代に使っていた教科書、本の数々、鉛筆、ホッチキス、ペンなど文房具の量もすごかったはずなのに、たくさん手放していました。
物を手放さなかった父が、物の整理をしています。
言葉としては言ってないけれど「終活」なのだと感じました。
母と昨夜二人で話したとき、「だんだん年をとってきたって思うよ」と言ってました。
「身体も動かなくなってくるから、ぶつからないように物を減らそうと思って」
「お父さんと物忘れもするし、言葉がすぐにでてこなかったりもするねって言ってるの」
母も感じる老い。
父は、足がすっかり弱っていて、歩くのもバランスがとりづらく、腰が少し曲がっています。
「昔はおじいさんってなんであんなに腰が曲がってるんだろうと思ってたけど…」とつぶやく父。
「でも、今は自分がその状態で」とは言葉にはしなかったけれど、「バランスとるのがむずかしいんだよね…」と静かに笑っていました。
歩くのも大変そうな父。それをサポートする母。
実家の物が減ってきている状態(それは良いことだけど!)
両親が確実に年を重ねて、親の老いをひしひし感じました。
悲しいけれど、人は確実に年をとるという事実。
こうやって老いということに対して背中を見せてくれている両親。
お正月に会えて、一緒に過ごせる幸せな時間。
これが、少しでも長く続きますようにと願わずにはいられないです。
遠くに暮らしている私はいつも会えるわけじゃないから、この1回1回の大切さを今年は特に感じました。
母が言ってました。
「できないことも増えてるけど、幸せなことがいっぱいあるよね。いいことに目を向けていかなきゃね。」と。
母はすごい。
でも無理しないでねと思います。
「お母さんも大変なときは、大変って言っていいからね。」
「手伝って欲しいこととかあったら言ってね」
父とも
「お正月、みんなで過ごせて楽しかったね。」
「また、来るからね~!」
と笑って話してから車に乗り込みました。
3泊4日の帰省は終わり。
いろんなことを感じた帰省。
お父さん、お母さん、また会いにいくね。
電話もするね。
元気でまた会おうね!