オラクルカードリーディングの手引き~習うより慣れろ!の巻~
オラクルカードリーディングを始めてみたはいいけれど、「そもそも何を感じればいいのかわからない」「どうにもこうにも解説書に集中しちゃって、自分のことに当てはめられない」とか、「解説書の文体がしっくりこなくてイメージが膨らまない」とか……つまづいちゃうことって、いろいろあると思います。
というわけで、オラクルカードリーディング初心者さん向けに、練習の手助けとなる一冊を作りました。
体感しながら理解を進めていただけるように、ワーク形式でガイドしている箇所もあります。自己流でつまづいたなら(もしくは教わった方法がすうっと入ってこないなら)、他の誰かのやり方・考え方……例えばももねこのやり方・考え方に触れてみると、それがとてもよい刺激になってぐいっと前に進めちゃうかもね。
もちろん、ベテランの方に興味本位で読んでいただくのも大歓迎です。テキスト的な本文だけでなく、コラムもいくつか入れているので、暇つぶしにもなるかと思います。
「こんなやり方もアリなんだ!」という発見とヒラメキの一助に、ぜひご活用くださいませ!
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また、こちらの記事は、Amazon Kindleで販売している同名の電子書籍と同じ内容です。Kindle版を既に購入済みの方は、99%同じものなので購入しなくて大丈夫です。(noteでも読みたい~!という方はぜひ買ってください笑)
サンプルとして、『はじめに~第一章』までを公開しておりますので、ぜひ読んでみてね。
はじめに
はじめまして、こんにちは。DUCK WORKSのももねこです。 習うより慣れろ……とは言いますが、慣れるにしても手引きがあればより慣れやすいのでは?という発想の下、「オラクルカードリーディングを楽しむための手引書」を作ることにしました。
ぶっちゃけ、オラクルカードでのリーディングに明確なルールはありません。人それぞれ得意なやり方でメッセージを引き出し受け取ることができれば、それでオッケーなのです。
なので、本記事では「カードに慣れ親しむことで、自分なりのリーディングができるようになる」ことを目的としています。大切なのは、「できない」と感じたときに諦めるのではなく、他のやり方を探してみること。 先程も書きましたが、カードリーディングにルールなんて存在しないので、「ひとつのやり方に固執せず自分のやりやすい方法を探す」というのがコツです。
また、基本的には初めてカードリーディングに触れる人をイメージして書いています。もちろん、初めてじゃない人にも楽しんでもらえるような内容もたくさん盛り込んでいますので、自分に必要だと感じるところを楽しんでくださいね。これから先のページに記すことが、“あなたなりのリーディング”を探す助けとなればとても嬉しいです。
2017年 11月 DUCK WORKS ももねこ
第一章:カードリーディングってなぁに?
そもそも、カードリーディングって何でしょう?諸説さまざまあろうかと思いますが、本記事では以下のように定義します。
例えば、何気なく聞こえた他人の会話やふと目に留まった文章・映像・風景等に、心の中で同調したり反論したり、はたまた感銘を受けたり……皆さん、そんな経験はありませんか?偶然受け取った情報がきっかけとなって思考や感情が動くこと、そこから行動を呼び起こしたりすることは、きっとあなたも心当たりがあると思います。
カードリーディングとは、カードを用いて「偶然」を意図的に引き出し、メッセージとして読み取る作業なのです。
1-1:カードリーディングでわかること
では、カードを用いることで一体どんな「メッセージ性を持つ偶然」を引き出すことができるのでしょうか?
これは「答え以外の大体すべて」であると言えます。例えば、「私はあの人とお付き合いできるでしょうか?」や「会社を辞めるべきでしょうか?」と言ったような、具体的かつ決定的な答えを求める姿勢では、納得のいくメッセージや役に立つメッセージを受け取るのは難しいでしょう。
何故なら、未来は決定づけられているものではなく、あなたの行動や環境・状況の変化によってさまざまな形に変化するからです。無数の可能性を手繰り寄せ、自分の望みに繋がる可能性を選択し、現実化していく……未来とはそういうものだと認識し、「答え」ではなく「答えに繋がる要素」を引き出すものとして、カードリーディングを活用していきましょう。
1-2:メッセージはどこから来るの?
カードに触れていくうち、「偶然にしても刺さることを言うわね!?」「誰にも言っていないのに、何故知っているんだ!」と感じることがあるでしょう。
他にも、「やたらと似たような意味のカードばかり出てくるな」とか「誰にリーディングしてもらっても同じことを言われる……」とか「もはや普通の会話でリーディングと同じことを言われた!」とか、そういう不思議なことがたくさん起きてきます。
さて、この不思議なメッセージは一体どこからきているのでしょうか。
残念ながら、この問いは確固たる答えを持つものではありません。目に見えない偶然性の根拠を万人が共通の認識を持って確かめるのは、とても難しいことです。そして、リーディングを「気づきを得る」ために行うのであれば、メッセージの出どころがどこであるか?何であるか?は然程大きな問題ではないと私は考えています。
大切なのは、あなた自身がカードリーディングを通して「どんな気づきを得るか」です。以上を前提に、「メッセージはどこから来るの?」という疑問に対し、敢えて答えを設定してみます。
各用語の詳細は本記事では省きますが、WEBやさまざまな書籍で知ることができますので、ぜひ調べてみてください。
さて、何故敢えて答えを設定したのでしょうか。
リーディングにおいては、「偶然を信じる」ことが必要不可欠です。「偶然に導かれたメッセージ」の信憑性を疑っていては、メッセージを理想の未来へ向かうためのヒントとして扱うのは難しいでしょう。メッセージの出どころを意識することは、リーディングを「不思議で説明がつかないけれど、自分の役に立つものだ」と認識し、メッセージを活用するためには有効な手段なのです。
1-3:カードリーディングはどんな時にすればいい?
これはとてもシンプルです。
よく受ける質問のひとつに、「こんなくだらないことでカードを引いてもいいの?」というものがあります。もちろんOKです。どんどん引きましょう。こういった質問をくださる方は、おそらくメッセージをくれる「目に見えない不思議なものたち」に遠慮しているのだと思います。
そんな風に遠慮してしまう方は、まず発想を変えてみましょう。例えば、上司に質問をして疑問を解消したいとき、上司の都合や状況に気を遣った上で、できるだけ手短に済むように質問をきれいにまとめたくなる、といったことがあるでしょう。カードリーディングでも同様に、カードの先にいる「誰か」に遠慮してしまうのですね。
ここで発想を変えてみましょう。
カードを引く前の設定を「この疑問についてアドバイスをくれるひと募集!」「このテーマについて一緒に考えてくれるひと募集!」とし、都合や状況が適うひとがやってきてくれる、と認識すれば、遠慮せずに気軽にリーディングができると思います。
【コラム】チャネリングって何だろう?
チャネリング……スピリチュアル系業界においての頻出単語ですね。それって結局何ですのん?というお話。とても平たく言うと、目に見えない何らかの何かと繋がってコミュニケーションをとる技術、といったところでしょうか。
目に見えない何らかの何か……っていうのは、ハイヤーセルフやスピリットガイドをはじめとする、いわゆる高次の存在やらパラレルワールドの誰か、潜在意識……といった存在のことです。
ももねこ的には、自分の糧になるメッセージを得られるのなら「目に見えない何らかの何か」の呼び方は何でもいいし、いるもいないも信じるも信じないも、言葉は悪いですが正直どうでもいいのです。とはいえ、チャネリングという用語とそれに連なる概念がスピリチュアル系の業界に溢れている以上はなかなか無視できないものではあります。
ということで、ももねこなりの考えを書きます。
ものすごく乱暴に言うとですね、チャネリングはそもそもみんなができているものなのですよ。嫌な予感とか虫の報せとか、経験則による瞬時の判断とか、そういったものすべてがチャネリングで得た情報だと言えます。
例えば上記3つなんかは、過去の自分自身やら潜在意識やらとコミュニケーションをとって導き出した直感的メッセージ、また、「ああそうか!」というひらめきは、過去現在未来パラレルのあなたを総動員して瞬間的に繋がった意識の奇跡だったりするんじゃないでしょうか。もしくは、不思議な不思議な、いろーーんなことを知っている目に見えない誰か……とかね。
チャネリングを用いてメッセージを得るというのは、自分じゃない人の意見がほしいときに友達に相談するのと同じです。恋愛相談なら○○ちゃん、仕事の相談なら△△先輩、もっと細かく言うと、決裁関係なら営業担当、備品関係なら総務担当、仕様関係なら開発担当……のように、知りたいことを知っていそうな人/得意そうな人/相談しやすい人に相談しますね。これと同様に、自覚している意識の範囲では出てこないこと・顕在意識だけでは導けないことを得たい場合は「目に見えない何らかの何か」に相談すればいい。そしてその相談方法が“チャネリング”だと私は思っています。
繰り返しますが、チャネリングはそもそもみんなができているものです。できていないとすればその先、上手なコミュニケーションではないかしら。ほら、物理世界でも一緒ですよ。会話という動作はできるけれど、上手くコミュニケーションができない!ということ、往々にしてあるでしょう。聞くのが苦手なら聞く練習、伝えるのが苦手なら伝える練習をすれば良いのです。
ましてや相手はコミュニケーションがまったく違う「目に見えない何らかの何か」ですから、そりゃあ一筋縄ではいきません。いきなりいく人もいるけれど、それはそれ、これはこれです。
今、私はチャネリングができていない……と肩を落としている人がいたら、それはチャネリングができていないのではなく、コミュニケーションに慣れていないか自分に合ったコミュニケーション方法を使えていないかだと思います。目の前に言語が違う人がいて、お互いに情報を発信し合っているのに通じ合えていない、そういう感じです。
なので、「繋がっている/繋がっていない」を気にするのではなく、目の前に展開されたすべて(例えばカードの絵柄とか設定された意味とかね)からどれだけ深く「聞く」か、そしてそれらを引き出すためにどれだけ深く「伝える」か、を気にしましょう。その意識で練習を繰り返せば、どんどん上達するはずだよ!
1-4:どんなカードを買えばいい?
これはストレートに「あなたが欲しいと思ったものが正解」ではあるのですが、実際のところそれだけだと選びきれないかもしれません。
ひとまず前提として、以下を定義します。
カード選びで一番大切なのは、そのデッキを好きになれるかどうかです。カードに触れていて嬉しい・楽しいというポジティブな感情を得られるカードデッキを選べば、いい気分でリーディングの回数を重ねていけますね。
ですから、カードデッキの世界観・絵柄・添えられた文言・解説書の内容……等々、カードデッキを構成する要素のどれかを気に入って「好き!」と言えるものがあなたにとって相性のいいカードだと言えます。
と、ここまでを踏まえて、ももねこ流・(非常に大まかな)カードデッキの分類を記載します。製作者や販売元の見解ではなく、飽くまでもももねこの私見なので、そのつもりで読んでください。
第二章:カードを使ってみよう
これからあなたの良き相棒として、カードとのお付き合いが始まります。まずはカードへあいさつをし、歩み寄りの第一歩としましょう。
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