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20200605 ももねこという占い師はまったく偉くない

一二三さんという方がいらっしゃる。この人、リアルでもネットでもとにかく面白くて個人的にイチオシの人物なのですが、この度Twitterにて「占いって頑張ると説教臭くなるんじゃない!?!?」っていう私もず~~~っと抱えている(そしてこれからも抱え続ける)疑問というか葛藤を吐露されていました。

でもって、以下の記事にまとめてくださいました。

不安になる?なるよね。なっちゃうと、アレですよ。

コレですよ。

私は何年占い師をやっているのか数えていなくてよくわかんないんだけど、少なくとも5年くらいはやっているはず。多分。でもって対面占いをメインでやりはじめたのが2年くらい前かな。占いを人様に提供するようになってから、ずうっと「偉そうになったら終わりや」と思いながらやってきたけれど、対面占いをメインにしはじめてからはより一層「偉そうになったら終わりや!!」と思うようになりました。

何故偉そうになったら終わりかというと、私がそういうスタイルで仕事をしたくないからです。これは好き嫌いの話であり、そこから派生する「私が提供したい仕事の性質」の話でもあります。

なので、不安にならない場合は「一生戦わないやつ」。

一二三さんの言うとおり、どうしたって他人様に分析やアドバイス、占術によっては人格・性格への言及をウリにするのが占い師なので、占い師本人がアプローチを工夫しないと自然と「偉そうに」なりやすいもんだと私には見えるのよねえ。これはね、マーケティングやプロモーションや制作や何やのお仕事も同じです。専門的な領域にあるモノ・コトを提供するときにはマジでこういう罠がある。

前職で広告代理店に勤めていたときも、偉そうなおっさんやおばさんがたくさんおりました。ご多分に漏れず、周りからは私もそう見えていたと思います。そしてそれは『占い師』という名札に付け替えても同じなのだ。

私はとにかくたくさん喋るスタイルで占いをやっているので、そもそも圧が強いはずなのです。言葉の数は圧を生むし、たくさん喋ろうとすると言葉のディテールもとりにくくなります。無駄ともいえる表現とイメージの柔らかさは似たところに在るなぁと、そこで葛藤が生じたりもします。

なので、小手先のことではありますが、個人的なNGワードを設定したりニュアンスの出し方や何やに方向性を設定したり、まぁいろいろと工夫をしておるわけです。

が、これはなかなかお客さまには伝わりません。今現在私のところに来てくださるお客さまの口から私へのクレームが出てきたことはありがたいことにないけれども、それでもきっと私が思っている以上に、私の圧はお客さまにかかっていると判断しています。

あのね、そう判断しておいた方がええねん。だって、自分で自分の印象は評価できないもの。しても意味がないもの。お客さまがどう感じたかがそのお客さまの答えであり、私はそこをコントロールすることはできへんねん。できなくていいししなくていいし、じゃあ何ができるの?と言えば、自分の「こうありたい姿」とそこから生まれる「提供したいサービスの性質」を鑑みて、「私が情報を伝達している姿は、恐らくこう見えやすいだろう」という想像と擦り合わせて”ええ塩梅のところを探し続けること”だけやねん。

ええ塩梅。難しいよね。無理しても無理がたたるし、綻びが出る。かといってのびのび自由にやると私が望まない仕事のスタイルになる。私が設定した「正解」にどれだけ自然体でどれだけ楽に寄り添えるか、という挑戦が、これから先も続くのでしょう。(好きで続けていく、とも言える)

と、こんな感じで一二三さんのアウトプットをきっかけに、私も言葉を排出する機会をいただきました。一二三さんありがとうございました。

一二三さんの記事は、気づき・所感・改善案としっかり揃った内容です。人の頭の中を覗くにあたって、整理されていると大変ありがたいですね。皆さまもぜひ読んでみてください。



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