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女子プロレスラー・タレントのジャガー横田さんにインタビュー。「一歩踏み出す勇気、相談する勇気」
※本記事は2019年11月に公開した記事の転載となります。
ピンクリボンスマイルウオーク東京の今年のトークゲストは、現役プロレスラーでありタレントとして活躍されているジャガー横田さん。後輩であり、教え子を乳がんで亡くしたこと経験などをお話してくださいました。
モモ:
モモです!
今日はよろしくお願いします!
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ジャガーさん:
あー、モモちゃん!
かわいいねえ。
モモ:
ジャガーさんもステキです!
ジャガーさん:
モモちゃん、ありがと。
でも、さっきも言ったけど、
足首と手首がねー(笑)
※インタビュー前、スマイルウオークの準備運動で、
モモの柔軟体操をジャガーさんがいじってくれました
モモ:
えへへ。
ジャガーさん:
どこから手首で足首かわからないもんねー(笑)。
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モモ:
あんまりいじめないでー!(笑)
ジャガーさん:
ごめんねー。
でも、モモちゃんがんばってたねー。
モモ:
ありがとうございます!
ところでジャガーさんはモモのことを
知っていましたか?
ジャガーさん:
もちろん、知っていましたよ!
モモ:
うれしいです!
ジャガーさん:
なぜかというと、うちの主人も
ピンクリボンのなにかをやっているようで(笑)、
それでモモちゃんがその応援をしていることは
以前から知っていました。
モモ:
そうなんですね!
ジャガーさん:
だから、主人はいつも
ピンクリボンのバッジをスーツにつけています。
今日も、
わたしがイベントに来るのを知っていたから、
「これ(ピンクリボンのバッジ)していけば」
って朝言われたんですけど、
「もう持ってるよ!」
って、言って出てきました!(笑)
モモ:
おかしい(笑)!
とっても仲がいいんですね!
さてさて、ジャガーさんは現役レスラーですが、
普段のリングと今日のステージと、
どっちの方が緊張されますか?
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ジャガーさん:
試合ですね、やっぱり。
もちろん、こういうイベントやテレビも、
自分のキャラというか気持ちを前面に出して
やらせていただいていますが、
レスラーは、特に責任をもってやらないといけない。
本業ですからね。
モモ:
なるほど、そうですよね!
ジャガーさんは、
今日はピンクリボンスマイルウオーク東京に
はじめて参加されたと思いますが、
感想をお聞かせください!
ジャガーさん:
参加者がたくさんいることに、
まずびっくりしましたね。
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モモ:
今日は3,000人近い方がウオークに
参加されたようです。
ジャガーさん:
そんなに!
参加者の中には、
乳がんを患われた方もいると思いますし、
健常者の方もいると思いますけれど、
みなさんすべてピンクリボンをアピールしていこう
という気持ちを持っているということが、
すごく喜びというか、安堵感というか、
世の中って捨てたもんじゃないなっていうことを
感じさせていただきました。
モモ:
出発式、ぎゅうぎゅうでしたもんね。
そんな風にお感じになられたてた
ジャガーさん、ステキです!
ジャガーさん:
実は、少し前に、
後輩でもある教え子を
乳がんで亡くしていて…。
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モモ:
え、そうだったんですね。
ジャガーさん:
彼女は完全に手遅れだったんですが、
がんと診断される1年前から
しこりを感じていたようです。
モモ:
検診に行ってなかったんですね…。
ジャガーさん:
行かなかったんですね。
怖い反面、勇気もなかったんでしょうね…。
また、口数の少ない子でしたから、
誰かに相談するということも
なかったんじゃないかなって…。
モモ:
相談する人がいなかった…。
ジャガーさん:
やっぱり、プロレスラーって、
それぞれが個人事業主みたいなものなので、
みんながライバルで。
その人たちに内面を打ち明けるっていうことは
本当に少ないと思うんです。
私もそうでしたし。
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ジャガーさん:
その中で、
やっぱり痛みもでてきたので、
検査をしたと思うんですが、
すでにステージがよくなかった。
そんな中での、治療法の選択というは、
すごく難しいと思うんですね。
モモ:
確かに。
ジャガーさん:
彼女の場合は
自分の治療法を自分で決めていました。
乳房を温存して手術をするという。
モモ:
はい…。
ジャガーさん:
今日の山内先生もおっしゃってましたけど、
自分が選ぶこと。
検査をする、しない、
どんな治療法を選択するか。
とてもデリケートな問題だし、
難しいことなので、
相談できるを人を見つけるってことも
すごく大事なことだなって思いますね。
モモ:
相談すること、
本当に大事ですね。
ジャガーさん:
でも、それも
勇気がいることだと思います。
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モモ:
最後に、患者さんやそのご家族などへ、
お伝えしたいメッセージをお願いできますか。
ジャガーさん:
私はまだがんを患ったことはないのですが、
ただ全然違うジャンルで申し訳ないんですが、
不妊治療をやっていた時も、
やはり一人では戦えないって感じたんですよね。
ですので、
一緒に戦ってくれる方がいるというはすごく強みで…。
モモ:
はい。
ジャガーさん:
主人も協力的だったので、
そういうことも含めて全部備わって
妊娠っていう形に繋がったんだなって思っています。
乳がんに関しても、
相談できる相手を見つけることが大切。
自分の中だけで迷わないで、
力強さにも繋がるので、一歩踏み出す勇気
相談する勇気を持つべきなのかなって思います。
モモ:
「相談する勇気」ですね。
ジャガーさん、今日は
とってもよい話をありがとうございました!
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