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日本対がん協会・ほほえみ大使のアグネス・チャンさんにインタビューしてきました!

※本記事は2019年2月に公開した記事の転載となります。

歌手、タレント、エッセイストなど多方面で活躍されるアグネス・チャンさん。11月11日(日)に有楽町朝日ホールで行われた日本対がん協会60周年記念講演会で、ほほえみ大使としての10年の活動に対して、表彰されました。表彰式に登壇前のアグネスさんに、モモがお話をうかがいました。

アグネスさん:
モモちゃん
お久しぶり~!

モモ:
お久しぶりです~!
モモのこと覚えてくれてたの?
うれしいです!

アグネスさん:
もちろんだよ!
ピンクリボンのイベントで何度か
ご一緒させてもらってるよね。

モモ:
そうです!
それでお会いするたびに、
いつもお伝えしようと思ってたことがあるんです。

モモ、アグネスさんの歌声がすごく好きです!

アグネスさん:
わあ、唐突だね!
でもありがとう~!

モモ:
ジョニ・ミッチェルの『サークル・ゲーム』を
お姉さんと一緒にカバーした曲が特に好きです。

アグネスさん:
サークル・ゲーム』は香港でのデビュー曲です。

あの曲がヒットしたお陰で、
日本でも『ひなげしの花』でデビューできました。

でもよく知ってますね。
モモって何歳なの?

モモ:
えへへ。
まぁ、それは置いといて。
アグネスさんはモモと一緒で次女なんですよね?

アグネスさん:
いえ、違いますよ。

モモ:
え、違うの!?

アグネスさん:
私は6人兄弟の4番目です。

モモ:
ええー!
お姉さんとデュエットしてたっていうから、
てっきり次女だと…。

アグネスさん:
いいえ、
姉妹で言えば私は三女ですね。

モモ:
そうなんですね!
それは失礼しました…。

アグネスさん:
ううん、気にしなくて良いよ。
モモちゃんは兄弟いるの?

モモ:
うちは3人兄妹で、
モモ以外みんな男の子です。
下に弟がいてモモは長女です。

アグネスさん:
じゃあ、モモちゃんは
私と一緒で“真ん中の子”だね。

真ん中の子って忘れられがちというか、
ほったらかしで育てられるよね(笑)。

モモ:
そうそう、
お兄ちゃんと弟は手が掛かって。
真ん中の私は一人でがんばらなきゃ!
って感じでした!

アグネスさん:
そう、だから強く育つ!

でもね、自分が親になって思ったの。
上でも下でも真ん中でも、
親はみんな平等に愛しているんだって。

モモ:
そうですよね!

モモ:
ちなみにアグネスさんのお子さんは
今おいくつなんですか?

アグネスさん:
男の子が3人いて、
長男は会社の社長で今年結婚しました。
次男は大学を卒業してエンジニアとして働いています。
末っ子は大学4年生で身長が180cmもある
すごく大きな子に育ちました!

モモ:
みんな立派ですね。

アグネスさん:
でも11年前、
私に乳がんが見つかったとき、
末っ子はまだ小学校5年生で本当に小さくて
今は死ねない! 生き延びなきゃ!!」って
当時は必死でした。

モモ:
わかります。
がんが見つかったときの心境はどうでしたか?

アグネスさん:
私もビックリしましたけど、
子供たちがもっと驚いて。

当時次男は高校生で、
ちょうど学校の試験中で、
動揺して答案用紙を白紙で出してしまって、
0点を取って帰ってきたんです!

モモ:
えぇ!?

アグネスさん:
私はそのことの方が
ずっとショックで(笑)。

モモ:
そのときのご家族のあわてぶりが目に浮かびます!

アグネスさん:
本当に(笑)。
でもがん発見から11年が経過し、
今こうして生きていることに感謝しています。

子供たちが成長した姿も見られて、
もしかしたら近い将来、
孫の顔も見られるかもしれない。

モモ:
それもこれも
乳がんを早期発見できたおかげですね。

アグネスさん:
はい、本当によかったです。

モモ:
アグネスさんは
リレー・フォー・ライフ』や
ほほえみ大使』をはじめ、
日本対がん協会の活動に積極的に参加されています。

ご自身の乳がんを発見されたのも、
こうした活動に関係があるんですか?

アグネスさん:
そうです。
2007年にはじめて
リレー・フォー・ライフに関わる以前は、
乳がんは他人事のように考えていました。

モモ:
当時はそうだったんですね。

アグネスさん:
でも活動を通じて
自分のなかで意識が変化して、
胸触診してみる勇気が湧いたんです。

そうしたら小さなシコリを発見して! 
だから早期発見がとても大切だってことは、
身にしみて感じています。

モモ:
協会との縁がきっかけで、
早期発見につながったんですね…。

がんを発見されてからこの11年間、
どんな気持ちで過ごされてきましたか?

アグネスさん:
そうですね…。
がんになって大好きな言葉ができました。
それは『毎日が誕生日』という言葉です。

朝起きて「今日も生きてる!」って
感謝する気持ちが強くなって、
毎日を大事にしようと思うんです。

モモ:
そう思えるって、
素晴らしいですね。

アグネスさん:
そうした気持ちで
一日一日を楽しく過ごせば、
がんであろうとなかろうと、
すごく豊かな人生になると思います。

だから「HappyBirthday to me♪」って
自分に言い聞かせるんです。

モモ:
素敵な言葉ありがとうございます!!

日本対がん協会が、
今年で創立60周年を迎えますが、
何かメッセージがあればお願いします。

アグネスさん:
日本対がん協会は
日本で歴史ある対がん団体です。

長い歴史のなかで得られた膨大なデータや知識、
そしてたくさんの専門家が関係していて、
そのリソースは他の対がん団体とは
比較にならないほどだと思います。

モモ:
確かに。

アグネスさん:
日本対がん協会さんには、
それらのリソースを有効に使い、
がん患者に優しい社会、
がんになっても怖くない社会、
がん予防がしっかりできる社会
を目指す使命があると思います。

対がん協会60周年記念講演会で表彰されるアグネスさん

アグネスさん60周年をきっかけに、
より声を大きくして
働きかけなければなりません。

私も微力ですけど、
皆さんと一緒に取り組んで行きたいなと思っています。
モモちゃんも一緒にがんばろうね!

モモたくさんの素敵なメッセージを
ありがとうございました。

モモもがんばります!

最後に恒例の記念写真です!