50年前に日本人も「日本のお洋服がなくなるわけがない」と思っていたはず
こんにちは。ももです🍑
2025年になりましたね。皆様どんな新年を過ごされましたでしょうか。
私は、12月16日〜29日までの約2週間、東急プラザ銀座で行われていたPOPUPを終え、少しだけ体の休息をいただいておりました!
でももちろん気持ちはクラファンラストスパートに向けて温めておりました。ラスト3日!最後まで諦めず走り続けますので、ぜひ見てやってください。
さて、今日はまた違った角度で「今回のクラウドファンディングについて」綴ってみたいと思います。もう少し私の言葉と最近のお話を交えて。
クラファンラストスパートに向けて気持ちを温めておりました!なんて言っていた私ですが、実は2週間の長いPOPUPを終え、諦めたわけでもないのに、どう奮い立たせてもどこからも湧いてこない気力とここ数日戦っておりました。
こういうチャレンジ期間はどうしても「ない」ものを見てしまう。
でもどんな時でも「ある」と思えるのは、たくさんの愛おしい私の大切な人たち。そしてここまでこのプロジェクトを応援してくれたみなさんです。
なのでどうしても諦めることはできず、一旦初心に帰ろうと思い、彼に連絡をしてみました。
私の相棒、エマニュエルです。
彼は、私が代表を務める合同会社Yaoが正規代理店を務めるアフリカンファブリックのテキスタイルメーカWoodinのブランドマネージャー。
弊社のキーパーソンでもあります。
クラファンの題材にもなっている海外製のアフリカンファブリックが多く流通する市場の中で、「Made in Africa」のファブリックがアフリカの国々の未来にとってどれだけ大切なのか、どれだけ誇りを持ってこのものづくりの挑んでいるのか背中で見せてくれた人。
そしていつでも絶対味方でいてくれる人です。
そしてこの日のテレビ電話ではなんと我らの子供たちが初対面。
(私は2歳の男の子のママ、彼は1歳の女の子のパパです)
そして、私はこのシーンがとっても印象に残っています。
それぞれ違う国に生を受けた二人を見て、
「私が今叶えたいと思っているものって、この子達の未来のためだった!」
と思い出すことができたんです。
その地にかないものを誇りに、また愛おしく思い、その国に生まれたことを幸せに感じてほしい。これが私の願いであり目指していくものだったと。
もう一度2人が思わせてくれました。
私が今回定めたプロジェクトの内容も、彼から全て受け継いだもの。
アフリカの人たちが、アフリカの国々の発展のために、どんなにデザインを模倣されても作り続けるのには理由があります。
それは必ず世界でWoodinが戦っていけると知っているから。
それがアフリカの誇りになり、カルチャーになる未来を信じているから。
そんな思いで、彼らはMade in Africaのファブリックを作り続けています。
そして、海外製が主流のアフリカンファブリックと同じく日本の衣類品も
「海外製」が主流になっています。
これは、日本の織物工場に伺った時の様子。
プロジェクトページでは割愛してますが、日本の戦後の復興を助けたのが「繊維業」。理由は、日本の品質の高い繊維製品が海外で需要が高かったからです。
ですが、ファストファッション日本に流入してきたことを境に、国内で作られる洋服の生産量が激減。
(1970年台80〜90%→現在10%以下)
現在の日本国内のアパレルメーカーの生産拠点は中国をはじめとする人件費の安いアジアが主です。
この「日本らしさ」の失われ方が私はやっぱり寂しい。
私はものづくりをされている日本の皆さんの現場を訪ねたことと、海外で作られるもののクオリティーを見たことで、日本はなんて作り手やサービスを受ける側のことを繊細に思うのが上手なのかと驚きました。
真面目で繊細な日本人にしか作り出せない技術がこの国にはあると思います。
最近、「おもてなし」文化である日本でも、
鉄板焼きの神戸牛を焼く人が海外の方だったり、
私たちの文化である畳より当たり前の洋室、
よく行くファミレスも洋食のメニューが多い。
これが続くと、私は日本の個性がなくなってしまうと思っています。
心が温かくなる店員さんとのやり取りも、
私たちがたまに逃げたくなる日本らしい田舎の景色も、
「母の味」と安心できる和食も、
全部全部自分たちから手放してしまうのです。
いや、なくなるわけないでしょ。
と思う方もいると思います。
ですが、50年前の日本人も
「日本で作られるお洋服がなくなるわけないでしょ」
と思っていたはずです。
だから私はやっぱり、
「今あるその国でしか作れないもの」を未来に残す1人でありチームでありたいのです。
全て海外製に頼らないことは難しいでしょう。
でもこれを機に、その国に「今あるもの」をどうか愛おしく思ってもらいたいです。
ちなみに、私たちが目指す未来はこんな感じです。
今後は「JAPAN」「AFRICA」の掛け算をYaoにしかできないやり方で叶えていきたいと思います。
具体的な計画は、
・2種類のアパレルブランド運営
思想や商品ラインナップ、届けたい年齢層を分け、幅広い層に届ける
・Woodinファブリックをメーカーへ卸販売
更に幅広くお届けするために、Woodinの正規代理店として日本のボビー材料専門企業へ卸販売
・企業間のコラボ企画
Woodinのファブリックと日本の企業様のプロダクトとコラボ販売を企画
私たちの活動が、私たちが住むこの地の「今あるもの」に目を向ける、知る、愛おしく思うきっかけになったらこれ以上嬉しいことはありません。
このプロジェクトは単発的なプロジェクトではなく、今後の弊社の活動ミッションでもあります。
ぜひ、今後の私たちのアクションも見守っていただきたいです。
改めて、クラファンはラスト3日。
最後まで走り切りますので、こちらも一緒に見守ってください。