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私が作りたかったイベントとは 後編

皆さんこんにちは。
名古屋のアフリカ布ブランド〝L〟の代表中川です。

この記事は、「私が作りたかったイベント 前編」の後編です。
前編はこちらからご覧ください。

前編では主に当日のことを写真と共に振り返らせていただきました。後編は、アフリフォトの全てが終わった今の私の気持ちと今後の活動について書かせていただきます。

「後編」最初にまず書きたいこと

今回のnoteは、もしかしたら人によっては
「言わなくてもいいことなんじゃないか?」
と思う人もいるかもしれないなと思っています。

正直にお伝えします。
私は今このアフリカ布の活動を始めてから1番挫折しています。
だけど、アフリカ布が好きで色んな人に知ってもらいたいと思ってることは変わらないし、何があっても辞めたくない。
そして私は、毎日が、24時間が、アフリカ布が大好きでアフリカ布をいろんな人に知って欲しいと思っている中川ももです。
皆さんに見せている中川ももと、家族といる中川もも、会社員をやっている中川もも、全て同じ人物。
そんな葛藤や思いを抱えながら、ちょっとずつまた這い上がろうとしている私の思いを赤裸々に書きたいと思います。
だからといって誰かの評価を下げるようなことや傷つけることは絶対に書きません。

このnoteは書き上げるのにたくさん時間をかけました。
書きたいと思った時だけに無理せず書いたものです。
「私が作りたかったイベントとは」という題材のもと、今の私のご報告と今後のお知らせを兼ねてnoteを作りました。

どうかお付き合いいただけると幸いです。

いつだって私の近くにはアフリカ布。

責任があるということ

まずは、中川ももの個人的な感想を。

正直終わった後は達成感でいっぱいでした。
実は、今年の5月におみくじを引いたのですが、その時にこんなことが書いてありました。

この時はすでにアフリフォトに向けて動き出していたので、このおみくじを引いて、驚きました。
今まさに欲しかった言葉と言っても過言ではありませんでした。

このおみくじは私に力がある!みたいに書いてありますが、そんなことはもちろんなくて、「一人ではできないことも友を集めて成し遂げなさい」という言葉が私の背中を力強く押してくれました。

アフリフォトというイベントは、本当に素敵なシーンがたくさんありました。(まだの方は、イベント当日を振り返っている前編のnoteをよければご覧ください。)
本当に一人では成し遂げられなかった。そう強く思います。
横の繋がりを持つことに躊躇があった昔の私(性格的に苦手で)に、一人では見れない景色があると教えてあげたい。

「早く行きたければ、一人で進め。
遠くまで行きたければ、みんなで進め」

とおみくじに言われていたと思います。
アフリフォトというイベントに関わってくださったお一人お一人のおかげです。本当にありがとうございました。

フォトブースを設置し続けることにこだわった今回。この形を実現できたのも、長い時間や労力をかけて考えてくれたスタッフがいたから。

さあ、ここまでは前置き。

ここからは、責任者・経営者としての話を。

アフリフォトは、
多くの方々から大切なお金を頂いています。(売上)
ただ楽しかった!!だけで終わらせてはいけないのが私の立場です。

イベント後、たくさんのフィードバックをすぐに皆様から頂戴しました。
頂いたフィードバックを一つ一つ考え直しました。
正直厳しいご意見をいくつか頂きました。
でもこれは全て、責任者の不徳の致すところでした。

2日目の最後のシーン。皆さんの顔が一気に見れて、私にとっては、とてもいいシーンでした。

キャパオーバー。

私は、多少自分の負担が増えても出店者さんやスタッフがアフリカ布を好きな気持ちを共有できる素敵な場所になって、一人でも多くの人がハッピーになってくれればそれでいいと思ってがむしゃらに走っていました。
でもそれはこうやって言葉にするとよく聞こえてしまいますが、その思いだけで走ってしまったので、どうしてもミスやご迷惑をおかけする原因になってしまった。

ご指摘の全て根本にあったのが、キャパオーバーによるケア不足、準備不足だったと思います。
前回よりも何倍も大きくなったアフリフォト。
関わってくださる方も動くお金も大きかった。
「思い」だけでは片付かない話も多く出てきました。


私はアフリカ布が好きな方々が、好きを共有できる仲間と楽しめるコミュニティを作りたいと最近散々言ってまいりました。
これは関わっていただく方が増えていく行動だと思いますが、
今のやり方ではただ思いだけが先行してしまう活動になってしまう。
結果誰かを悲しませてしまうかもしれない。
これでは私が作りたいと思っている場所は作っていけないと思いました。


このことから改めて学んだことは

何か物事を起こすということは、
「責任が必ず発生する」ということ。

商品を売るのも、
イベントをやるのも、
人を雇うことも、
全て。

言葉ではわかっていましたが、経験が伴っていなかったと思います。
責任を負う覚悟が足りなかったのだと思います。

それでも、楽しかった!3回目も出店したいです!などとたくさんたくさん声をかけていただきました。
皆様の懐の深さや心の広さに感謝しかありません。
そんな皆様のお声に、このイベントを実施して良かったのだと肯定してもらっている気持ちにさせられました。
本当にありがとうございます。

私が作りたかったイベントとは

そして、一番お伝えしたかったこの題材。

私は、
いつ好きになったのか
・アフリカ布の歴史をどれだけ知っているのか
・アフリカに行ったことがあるのか

そういったことは一旦置いておいて、

誰もが「アフリカ布が好き!」という気持ちを心置きなく共有できる
イベントにしたかったのです。

(もちろんそれらを大切にしながら活動されている方々を批判しているなどという趣旨は全くありません。むしろどちらかというと、私はアフリカ布という存在とストーリーを今後伝えていけるブランドにしていきたいと思っているので)



これはアフリフォトに限らず、今後自分が何かのイベントをまた作っても同じ考えです。

なぜ今改めてお伝えさせていただいてるかというと

今回のイベント作りの中で、その思いをお伝えしきれていなかったと思ったからです。

これを読んで、
アフリフォトで、「私、アフリカ布が好き!という気持ちを心置きなく共有できたよ!」と改めて思ってくださった方がいてくれたらすごい嬉しいです。

そしていまの私は

ここからはこれからのことを。
実は今、クラファンからイベント運営までを走り続け過ぎてしまい、
心が疲れてしまいました

朝起きたら息子のお世話をしてそのまま会社員の仕事へ。
お昼休憩も、お昼ご飯をものすごい勢いで食べて
残った時間にブランドの仕事などを。
退社した瞬間に、自分のPCを開いて息子が帰ってくるまで仕事。
そして息子が寝たらもう一度机に向かう。
朝起きたらこれの繰り返し。

「自分のためだけの時間」というものは一切持たずに過ごしてしまいました。でもそれは、「自分がやりたいことだから」と思っていたので渦の中にいる間は何も思っていませんでした。


なぜここまで赤裸々に書いているか

心が折れた原因というはそんなに大きな出来事ではなかったからです。
いとも簡単にポキっと心が折れました。

すごく唐突に
幸せを幸せと感じられなくなってしまって、なぜか何にも気力が湧かない。

朝起きた瞬間にブワーっと涙が出てきて、
誰にも会いたくない
もう頑張れない
このあとどうやって生きていったらいいのか分からない
誰にどう思われているのだろうと考えるとすごく怖いし苦しい。

あんなに頑張れていた自分のエネルギーが全て
どこかにいって、心が空っぽになりました。
自分の全てを奪われた気持ちになりました。
生き甲斐も、気力も、幸せを感じる力も全て。

昨日までは、やりたいことも希望もワクワクも胸の中に詰まっていたはずなのにどこにいってしまったのだろう。


人の心はすごく簡単に折れてしまうし、心を失ってしまう
自分がやりたくてやっていたことも、どこかでやらなければいけないことに変わってしまうし、忙しさにかまけて自分の声を聞くかないと、急に心が折れてしまう。
やりたいことでも人間ができる限度はあると知りました。

そんな偉そうなことを言える立場ではないですが、
これを読んでくださっている方々、
どう頑張っても休む時間なんて取れない
という方でも、どうかどうか必ずどこかで自分を声を感じて欲しいです。

これは自分の声を「聞く」のではなく、「感じる」もの。
意図せず流れてくるものではないと思います。
意識的に目を向けないといけないものです。
だからこそ難しいのです。

ちなみに今の私は、会社員のお仕事もお休みさせていただいています。
(チームのリーダーはじめ、お休みしていても関わりを持ってくれる最高な会社です。みなさん、ずっと気にかけてくれます。)

今は適切な方法で治療し復帰できるように、医療機関を受診中です。

気分がいい時は、家を出てパソコンを開いたり、本を読んだりしています!
自分が不快なく「やりたい時にやりたいことをやる時間」がどれだけ大切なのか、
今回ですごく学びました。

今、日常では、携帯を見ながら生活していたら感じられない世の中の音や日常で感じられる気持ちを味わうことを大切にしながら、生活しています。

携帯見ながら歩いていたら気付けない、すっごく綺麗な落ち葉🍂


私は息子のちょっとした成長も気づけないくらい仕事ばかりしてしまった。
大好きな主人に自分から連絡することを怠るくらい仕事ばかりしてしまった。(今主人とは離れて暮らしているので)

でも泣いている私ににこーってしてくれる息子と、
3人で楽しいことをするために俺は働いているよ、一緒に頑張っていこうと言ってくれる主人がいる。
一人の時間を作ったり無理せず生活できるように助けてくる両親がいる。

私はまだまだ生きていける理由があると、そう思わせられます。

大好きなお魚さんを見る息子と主人
これは主人の釣りについて行った時。きっと今までの私は、こんな景色を見ながら仕事できるなんて最高〜!さぁ仕事しよ!って思っていたと思うけど、この時はコーヒー片手に好きな本を持って行って、お天気ポカポカの中主人の釣りを見ていました。
すっごいいい時間だった。

これからのブランドは

ゆっくりペースで運営します。

先日、クラファンの商品発送は全て終了いたしました。
ですので今は、SNSの毎日更新や私自身の精力的な活動や新商品の発売などはお休みします。

ですが、
・委託による販売
・オンラインショップでの販売
・お問い合わせ対応

などは行って行こうと思っています。
もちろん無理ない範囲でという形にはなりますが、できることからゆっくり、私自身がやりたいと思えることをやりたいと思います。
ここからの復活は徐々にと思っています。

なので、ブランド活動や、
中川の活動全てがストップするわけではありません!

アフリカ布を広めたい!という思いも
アフリカ布に囲まれる生活も
大好きなWoodinへの想いも
ちゃんと自分の中に残っている。
この苦しい気持ちの波に持っていかれて捨ててしまったりはしていない。
ここからまた新しいスタートをきります。

クラファン資金の使い道について

クラファンで皆様からお預かりしたお金(基本的には「頂いたお金」と表現しますが、私は今後の活動を期待していただいたことでのお金だと捉えているため「お預かりしたお金」と考えています)は、活動資金以外には使わず、必ず皆様にまた喜んでいただけるための資金にすることをここに残させていただきます。

基本的には、アフリカ渡航費用に使わせていただく予定ですが、今後の商品開発などのためにも使わせていただく予定です。

ちなみに、復活後に向けて今後の商品販売に向けて今二つのプロダクトが進んでいます。
販売はまだ先になってしまうかもしれませんが、今までの商品よりぐんとパワーアップした品揃えです。
お待ちいただけましたら幸いです。

小さな監督にも、お休みする前に行った商品撮影に参加してもらいました。
この日は撮影しながら、監督は小さなオムライスを召し上がって頂きました。


せっかくなので、クラウドファンディングで全力を出して書き上げたプロジェクトページを載せさせていただきます。
このページは、何度も何度も書き直して作り上げたページなので、その時だけで終わらせたくないなと思っています。
ぜひご覧ください。


最後に

ここまで長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。

やっとこの「最後に」を書けて、安心しています。
この最後にまでたどり着くのに1ヶ月近くかかりましたが、今の自分の言葉で赤裸々にお伝えできたと思います。

今後とも、名古屋のアフリカ布ブランド〝L〟を宜しくお願い致します☀️

中川もも


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もしよければ、頑張れよ!とオンラインショップを見ていただけると嬉しいです!

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