2回目の7月18日~私の変化
7月18日という日を意識するようになったのは2年前からで、昨日またこの日がやってきた。
さすが、いいお天気だった。
この日が来るのがイヤな理由は、もちろん”あの日”ってこともあるけれど、自分の感情をコントロールできなかった時期を思い出すこともすごくイヤなんだと思う。
あの時は、自分のことがよくわからない謎めいた日々を送っていたから。
その状態を思い出して、また気分が滅入ったままになるのも怖い。
2年前を思い出してみる。
あんなに泣きながらネットサーフィンをしていたことあるかなって程。
少しでも新しい情報を見つけてたくて、知らない作品を見たくて、プライベートの彼の姿を知りたくて・・・
起きてすぐスマホ、寝落ちするまでスマホ、お風呂にスマホを持ち込むようになったのもこの頃からだったとおもう。
そりゃ、年のせいだけでなくても、目も悪くなるはずだ。
自分だけがおかしくなったのかと思っていたところ、同じ想いの人がたくさんいるとわかった時の安心感。
それだけ魅力がある人だったんだと再認識して、逆に嬉しくなった。
この1年はどうだっただろう。
1年たつとコロナ禍とはいえ自由が増えてきて、元々の趣味を再開したり、追い求めるように作品を見続けたりするわけでもないけど、ドラマを見て、他の俳優さんを「すてき♡」って思ったこともあった。
そんな時、なぜか「忘れてるわけじゃないし」って、自分に言い訳してたりして。何者なのか。笑
後半はちょっと仕事があわただしかったから、作品をじっくり見ることは少し減ってきてしまったかな。
とはいえ「三浦春馬コーナー」は変わらず、うちの狭いベッドルームで幅をきかせていて、そこに置けてないものもある。
2年半前に断捨離しまくり引っ越したというのに、いまとなっては断捨離や物を持たないシンプルライフとは程遠い真逆を走ってしまっている。
趣味が1つ増えるというのは、こういう事なのだ、仕方がない。
そしてまた当たり前のように7月18日がやってきた。
去年24歳で亡くなった友達の娘さんが、「自分のお葬式に流してほしい」と言っていた曲。RADWIMPSの『お風呂あがりの』。
お通夜でこの曲をはじめてきいてから、しばらくの間ずっと聞いていた曲。
外で「いい風だな~」とおもう度、冒頭のこの歌詞を思い出すと同時に、彼女のことと、もちろん彼のことも一緒に思い出す。
いい風を感じるたびに、叶えたかった夢がひらひらひっかかっているのを、少し切なそうに苦笑いをしてるような視線で見ているように、想像してしまうのだ。
(歌の歌詞の意味は、そういう事を言っているだけではないのだけど)
そして、いい風にあたっているのに、いつも勝手にちょっと切なくなった。
この曲を知ったのが、悲しい出来事がきっかけだったという理由が大きいかもしれないけれど。
そして昨日の7月18日。
朝のお知らせを知り、はっきりと記されたある言葉にまた悲しくなり、色んな感情が渦巻いて、頭はもうそればかり。
電車に乗ってたのに、こみあげる涙。
同時に、お母さまの決心は相当なものだったんろうと思ったり、行こうと思えば行ける場所に、みんなが思いを寄せられることに感謝だったり、何より本人もホッとしてるかもしれないと思った。
きっとそうだろうな。
いつも穏やかで温かい気持ちでいてほしいから。
とても天気のよい1日で暑かった中、夕方にすごく気持ちいい風が吹いて「あぁ、気持ちいいーーー」と心から思った時、やっぱりこの曲を思い出した。
でもいつもと違うことに気が付いた。
いつもちょっと切ない表情をうかべていたけど、昨日はとても幸せそうな笑顔が出てきた。
叶えたかった夢はたくさんあっただろうけど、ひらひらひっかかっているものを、キラキラした目で見つめている感じ。
切ないどころか、ニッコニッコの三日月ちゃん。あのキラースマイル。
なんかもう次へ向かってる感じさえ想像できた。
新しい地に眠ることがきちんと決まり、次のステップへ進んでいるのかな。
だから私も次へのステップへ進んだのかもしれないと思った。
そう思えた自分も、なんだか嬉しかった。
昨日ひいたおみくじ(小吉)に書いてあった唄は、
”春風に 池の水もとけはてて のどけき花の かげぞうつれる”
ちゃんと調べてないけれど、昨日の私に合っているような気がした。
あっという間に1年と思っていたのに、更に1年たっていた。
時間はどんどん進んでいるけど、一応ちゃんと追いついていることと実感も出来た。
でもこの2年何してきた?って聞かれたら、「春馬くんのことをたくさん知った」ってことしかない。
それはそれでよい!
こういう事になっていなかったら、彼のプライベートや裏側の話なんて、知ることがなかったかもしれないと思う。
もうこの先、新しい情報がないって悲しく思っていたけど、いまは愛にあふれた話やコメントを見たり聞いたり、内緒話をシェアしてもらえると、まだまだ新しい事が知れるんだと思えて嬉しい。
この季節がきたら、この先もずっと誰かが新しい話をしてくれますように。
そして新しい地へ、会いに行けますように…
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