「経年美化」を味わいたい! - 三浦春馬「日本製」から学ぶ
長く使える漆器が欲しい!と思いつつ、長いこと手が出ないままだったけど
「日本製」で紹介していた、岩手県の滴生舎の漆器、いいな!
そう思ったら、止まらなくなったのは、去年の夏の終わり。
「春馬くんが購入して使っていたお椀はどれですか? 一緒に紹介していた匙がカタログにないのですが、売っていませんか?」とメールしてみた。
こんな風に聞くタイプではないのに私、本当に自分がおもしろい!
滴生舎さんはとても丁寧にお返事をくださり、わかりやすい写真まで送ってくださった。
購入するなら、絶対に滴生舎さんからにしよう、という事は決まった!
見れば見るほど素敵なんだけど・・・よく考えてみる。
祖母の家で普段使いしている漆器も、洗う時は他のお皿よりも先に洗い、
すぐ布巾で拭くようにと、小さい頃から言われていた。
ちょっと面倒臭い・・・私にできる?
いい物なので値段もはるし、私(の作る料理)には勿体ない気もする。
でもどっちみち購入するのであれば、適当なものは欲しくない・・・
悩むこと3ヶ月ほど。(欲しいものが増えすぎて、埋もれた?)
再度、問い合わせしたところ、夏以降は大忙しで、今は1年待ちとのこと。
さすが、春馬くんが認めた物だ!
他にも春馬くんが紹介していたものや、過去の作品など、欲しいものは色々と尽きないのだが、写真を見れば見るほど、素敵で欲しくなる。
でも何より一番の思いは、「私も「経年美化」を味わってみたい。」ということだ。
いつもなら「もたもた悩んでる場合じゃなかった!」と思うタイプだけど、
今の私は、待つものがあること、そしてその先に続くものがあること・・・それがとても嬉しく、ありがたく思える気がする。
うん、決めた!!!
・・・お会計の件は、いまは取り合えずおいておく!
滴生舎さんのサイトより。
「経年美化」
普段私たちは、「経年変化」という言葉を使ってきました。
実際、広辞苑でも経年美化とは載ってないそうなんですが、
三浦春馬さんが時が経つことを前向きに捉える言い回しとして
選んだのではないかと言われていて、
確かに経年美化ってなんだか美しく聞こえますよね。
素敵な言葉です。
漆器業界(という?)では、通常は「経年変化」という言葉を使うそうだ。
経年変化:年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。
経年美化:年月を経るにつれ、人や物の味わいや輝きが増すこと。
時間と共にする変化を「劣化」ととらえるか「美化」ととらえるか。
心の持ち方、1つだけど、味わいや輝きが増す方が、よいにきまっている!
「経年美化」は、新語として『大辞泉』に採用されるかもしれないそうだ。
綺麗な言葉だし、「愛」を感じるから、ぜひ採用してほしい。
使う人が増えたら嬉しい。
そして私は念願の漆器をお迎えすることになった。
でも漆器を手にするのは、1年先。
そこから使っていくのだから「経年美化」を感じることは、もっとすごく先のお楽しみとなる。ワクワクする!
漆器に関する知識、春馬くんへの思いも「経年美化」させて待っていよう。
もちろん、自分自身も。
そしてここで、「漆器が届きました!」という報告ができるよう、楽しみに過ごそう。
「日本製」からまた1つ、新しいことを学ぶ!
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春馬くん、あの日から半年がたちました。
時間のたつのが早いのか遅いのかわからないままの半年でした。
日々、春馬くんの作品に触れるうちに「もう大丈夫かな」と思うのに、
18日はいつも晴れるので、空を見ながらこみ上げる思いに気が付くよ。
まだまだ胸が苦しくなり、大丈夫じゃない事を思い知ります。
でも、こうやって少しずつだけど、春馬くんの想いを理解していけることは嬉しく思います。次はどの日本製を学ぼうかな?と思いながら、今日もまた「日本製」をめくるよ。ありがとう。
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