山派っすか、海派っすか。

放置しすぎてカビすら残らないnoteに帰ってきました。帰ってきてしまったと言うべきでしょうか。

絶賛リアルの生活が息苦しく遂に学校を無断でサボるという非行に走ってしまいました。プレステだったら実績解除だの表示されてゲームの進行度が少しだけ前進します。でも現実ではそうもいきません。どちらかと言えば後退です。

無断で休んでしまった以上埒が明かないので自分のために時間を費やすことにしました。自分のために時間を費やすことって難しくないすか。大人という高次の存在に近づくにつれて久しく忘れた感覚というか、好きなことにも億劫になりつつある僕にとってはこれがかなり難易度の高いタスクのようにも感じます。モンハンだとG級古龍くらいには手強いです。小学生の僕では到底敵いませんでしたが、若さ故に無謀にも挑んでいましたね。あの頃が恋しいです。


そんな僕に最近童心を取り戻させてくれた夢のようなタイトルが現れました。

機動戦士ガンダム GQuuuuuuX Beginning  です。

初見でこの英字が読めたら大したもんですな。かく言う僕も世間を賑わせるジークアクスに骨抜きにされた1人です。OSTと劇中ソングを鬼リピする毎日に塗り替えられて1〜2週間くらいでしょうか。来る日も来る日もグラウンドで1人リレーをするような苦しい日々ですがこの作品というか鶴巻監督のおかげで何とか耐え抜いているような気がします。ありがとう、鶴巻監督。


エヴァンゲリオンやらで鶴巻監督には一方的にお世話になっていましたが監督の携わった他作品をあまり視聴していなかったので学校から逃げたこの機会です。鑑賞するにはもってこいです。ここで他のジークァックスオタクと差をつけるのもアリかもです。コーナーで差をつけろ。

特に鶴巻監督の代表的な作品として挙げられるのが

・フリクリ

・トップをねらえ2!

でしょうか。どちらも2000年代初頭に作られた作品とはいえ熱狂的なファンを未だに生み出し続ける罪深い作品です。時が時なら焚書の対象でしょう。
あまりサブスク配信の対象に入らない鶴巻作品ですが、幸か不幸か、DMMTVならみれます(2025/01/31 02:07:54)。そして更に不幸なことか、2週間タダ券を頂いてまして遂に両作品の封を切ることに成功してしまいました。

結論から言います。くそオモロイ

です。

特にフリクリの描写は痺れるものがありましたし、社会に囚われない無法者に憧れを抱いてしまう若者という点ではジークアクスと類似した軸を感じました。
また、両者の共通点として余白の使い方が非常に巧いように感じました。世界観をゼロから語らず、突然の異常作画にも言及がされず、劇中の現象にも細かな説明はなく、ふるいに落とされる視聴者を他所にスピードを加速させる恐怖のジェットコースターのような作品でしたが、終わってしまうとなぜか爽快な一時が去ってしまった寂寥に囚われてしまう不思議な作品群でした。
昨日今日で全てを駆け抜けてしまった自分としてはこれらのジョーカーカードを短期間で切ってしまった満足感と後悔が今も心から離れません。フリクリに関してはジークアクスよりもお熱の可能性大です。お医者さんでも治せません。助けてください。
僕の鬱屈したくだらねー毎日をぶち壊してくれる存在が現れてくれることを切に願うばかりです。
カムヒア、ハルハラ・ハル子。


そんなことを願ったところで所詮現実は等しく冷たいものなので冷えきった毎日を受け入れる他ないですね。大人しく明日に進みます。最終的にあるがままの自分を受け入れたナオ太くんのように僕もあるがままの日々を享受しようと思います。


如何せん苦しい毎日が絶え間なくやってきますが、この苦しみも山であると思えば多少は楽な気がします。今は富士山五合目くらいでしょうか。願わくば登頂して下山の準備くらいならありがたいのですが。仮にもこれが海なのだとしたら僕は潔く命を差し出すほかないかもしれません。カナヅチな僕では水に抵抗する力など皆無に等しいです。溺れる以外の選択肢がありません。夏は海派ですが今だけは山派であると主張することを許してください。


ツラツラと久しぶりに文章を書いたのでどうやらまとまりの無い記事が完成したにおいがします。継続は力なりと言いますが継続できるほど日々の体力がない僕としてはこれが精一杯です。


とりあえず何が言いたいかと言うと鶴巻監督により作られたジークアクスを見てください。劇場へ走れ。

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