地獄の迷宮
私、いろいろな経緯があって、一時期花屋の店番をしてたことがあるんですが、そこに行く時利用するのが京急線。乗り換えでは京急蒲田駅を利用します。
京急蒲田駅をご存じの方は強く賛同頂けると思うのですが、ここでの乗り換え、難しすぎないですか…!?
品川から京急蒲田に行って、羽田方面の支線に乗り換えるためのホームで待っていたら、品川に戻る電車が来る…。
え、世にも奇妙な世界に迷い込みました…?
なんでこんなことになっているのか、もちろん調べました。調べましたが、まーよくわかりません。
唯一わかったのは、いろいろな理由や大人の事情で
「しょうがなくこうなった」ということ。
まぁ、実際しょうがなかったんだとは思います。
でも、ここまでわかりにくいとさすがに利便性に大きく影響します。いわゆるUI/UXというヤツが最悪なわけです。
UI/UXとは、
UI(ユーザーインターフェース)と
UX(ユーザーエクスペリエンス)
のことであり、ざっくり言えば「ユーザーからの見た目や使いやすさ」のことです。
ちなみに、このUI/UXを重要視して躍進した企業があります。
『メルカリ』です。
実はメルカリが出てきた時、ほぼ同じサービスであるヤフオクはすでに存在していたのです。
その中で後発として創業。そして大躍進しました。
創業者の山田進太郎さんは、成功の秘訣を問われて「UXがちょっとよかった」からだと言っています。
「ちょっと」などと謙遜されてますが、メルカリはこれでもかというくらいUXには力を入れていて、ヤフオクと比べたら購入・出品・送料の設定など、全てが格段に使いやすく、めちゃくちゃ簡単なんです。
この簡単さが、メルカリが支持される最大の理由です。
何か仕組やサービスを作る時に、わざとわかりにくくして作る人なんかいないですよね。
でも、なんでわかりにくくなってしまうのか。
そこには、(しょうがなさ)が介入してきます。
お客様がお店で感じる利便性って、結果としてそのお店での体験になり、そのお店の評価になります。
たまに、メニューがめっちゃ読みにくいお店ありません?
もちろん店主は、わざと見にくくなんてしませんが、紙やスペースを節約しようと思ったら、詰め込むようになってしまい、変えようにも忙しくてできないからしょうがなく、みたいな話、意外とあるあるではないでしょうか。
「しょうがない」理由はいろいろあり、その判断は本人しかできないと思いますが、一つ覚えておいてほしいのは、利便性が悪いというのは、顧客満足度、つまりリピートに直結するということなんです。
それを理解した上で、お客様の利便性を妥協する「しょうがなさ」の判断をしてほしいとは思います。
これぐらいしょうがないかな…?と思いそうになったら、ぜひ京急蒲田駅に足を運んでみてください!