アラフォーから見た就職活動の今と昔
紙の履歴書
今ではもう昔のことだが、履歴書は文房具屋さんなどで市販されている紙の履歴書を購入し、手書きで記入していた。間違えたら修正テープで消す、ということは許されておらず、最初から書き直しをしていた。
加えて履歴書に貼る写真は写真館で撮影し、フィルムもらって、焼き増ししていた。もちろん、都度お金がかかる。
ここから時代が進み、写真はスピード写真を利用、パソコンで作成した履歴書、職務経歴書を印刷し、郵送するようになった。
志望動機を書かない応募書類
さらに時代が進み、転職活動は変化し続けている。
転職サイト自体は10年以上前から存在していた。
記憶も朧げだが約10年前。
転職サイトから応募する場合でも、書類提出を求められることは多かった。転職サイトから応募し、メールで連絡がきて、追加で履歴書と職務経歴書の提出を求められるケース、書類通過後の面接の際に、紙の履歴書と職務経歴書の持参を求められるケースが結構あったのだ。
そして現在。
転職サイトから応募する際、「志望動機」「自己PR」を記入せずに応募できるサイトがほとんどとなった。(リクナビネクスト、マイナビ、enjapan、typeなどなど)
これまでずっと「志望動機が大切」と指導されてきたのは私だけだろうか。
転職サイトのフォーマット化された項目の中で、企業から選ばれるように工夫しなければならない、ということである。
履歴書と職務経歴書をパソコンで作成する場合、それなりにオリジナリティを出せるが、それはできない。
中途採用、アラフォーともなればそりゃ即戦力を求められている、ということくらいはわかっている。
中途採用ではどの部署に配属されるか、どのポジションにつくか、どんな仕事をするのか、といったことが、あらかじめ決まっているケースが多い。
(オープンポジションの募集もあるが。)
書類選考において「志望動機」が大事って洗脳されてきたなーっと。「自己PR」で他の応募者と差をつけろなんて言われて信じきっていた。実際、例えば、リクナビnextでは自己PRは企業に送付はされない。
面接落ちが続くのであれば、面接対策をすればいいと思っていたし、書類落ちが続くのであれば書類のブラッシュアップをすればいいと思っていた。書類落ちが続いているのに「同じ書類」をずっと出し続けても、書類通過しないだろう。
さてどこを見直そうとなって今更ながら
転職サイトのフォーマット内で限られた文字数の中で「職歴」を中心にアピールすること
が足りてなかったのかなーっと。
限られた文字数といっても「2000文字」。以前、ワードやエクセルを使って職務経歴書を作成していたが、フォーマット化された枠内で、改行やスペースを含め見せ方を考え、そしてたいした実績もないのに、魅力的に仕上げるということが、全くできていなかった、というあたりが反省点だろう。
ダメなところを見直す
もちろん、書類落ちの原因はそれだけではない。学歴は底辺で、転職回数は多く、過去に勤めていた会社の中には、潰れたり、や合併されたりして現在存在していない会社もある。誇れるような職歴ではない。しかもアラフォー。伸びしろのある20代とは大違いだ。
私は人事の仕事をした経験がないので、想像なのだが、フリーランスである人間を「正社員」として雇用するというのは企業にとっては「すぐやめる可能性がある人を雇うリスクを伴う」ことになる。
わかりやすいダメなところを応募の段階でどうにかしない限り、面接へは進めない。もっとがんばろう。