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フリーランスをやめようとしている話

どこにも雇用されていない無職と言ってきたフリーランスの私ですが、仕事を受注した。
約10万円。納期までがんばろう。今月後半は忙しくなりそう、と言いつつ私はフリーランスをやめようとしている。

周囲の反応

就職活動をしていると言うと、折角今までフリーランスとして仕事をやってきたのだから、これからもフリーランスとして生計を立てていけば?というようなことを言われることがある。
ここ最近フリーランスという働き方がもてはやされてきたせいか、フリーランスをやめることについて「もったいない」「フリーランスこそ理想の働き方」と言われてしまう。
そんなキラキラした話ではない。


フリーランスになった当時

もともと超就職氷河期世代で、派遣を転々とし、正社員だった期間はすごく短い。正社員での就業経験ありといってもブラック。病んだ。
就職活動してもしても正社員になれなかったということを繰り返した挙句、フリーランスになった。たくさんの選択肢の中からフリーランスを選んだのではない。フリーランスになるより正社員になるのが難しかっただけなのだ。


正社員かフリーランスか

自分のやりたい仕事ができれば正社員でもフリーランスでもいい、という気持ちもあるし、仕事はしたいけど、フリーランスをやめたいという気持ちもあるし、フリーランスを継続したいという気持ちもちょっとはあるし、という状態が続いている。
フリーランスに執着がない、と言えば聞こえはいいが、既にモラトリアムを長く続けていい年齢ではない。
フリーランスだろうか会社員だろうが、自分のやりたい仕事ができればいいや、というのはキレイごと、というより、年齢にそぐわない考えに思えてしまうのだ。


現在の状況

もし、今仕事が少なくても、フリーランスを継続していこうという意思があるなら、営業すればいいし、実際そうやってきた。仕事を獲得するための営業を現在はしていない。フリーランスの仕事が増えれば目先の利益は増えるのはわかっている。
今、就職活動を優先している。アラフォーにとっては、正社員になれる最後のチャンスだから。貯金を取り崩しながらフリーランスの仕事をしつつ、正社員での就業を目指して、就職活動中、ということをしている。年齢を加味したらこうなってしまった。
まだ社会人になる前、山一證券がつぶれ、連日の報道を目の当たりにした。かつては、野村證券、大和證券、日興證券とともに日本四大証券会社の一角を担っていた会社だ。

ブラック企業でつぶれる人をたくさんみてきた。リストラ、退職勧奨など珍しくなかった。正社員だから安定しているとは思っていない。ただ、正社員になることで一時的に安定した収入を得られるとは思っている。


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