転校生と幼馴染 〜選択肢をあなたに〜 #22 修学旅行編
こっちに来て…///
〇〇:え、でも…
さくら:じ、時間ないから…///
〇〇:う、うん…///
遠藤さんと1枚のシーツの中へ
倉庫の中にある荷物の1つとして俺らは丸くなった
ガチャ
「誰かいるのー?」
〇〇: ……
さくら: ……
黙り込む2人
俺らは…ずっと見つめ合っていた
転校生と幼馴染 〜選択肢をあなたに〜
#22 修学旅行編
「うーん、誰かいると思ったんだけど…」
救いだったのは暗闇で山下先生も明かりのスイッチがわからなかったこと
五感がどんどん研ぎ澄まされていく…
……っ
なにか聞こえてきた
ただ何かはわからず、じっと耳をすます
〇〇:(これって…)
さくら: ……っ///
聞こえてきたのは遠藤さんの呼吸
目の前に遠藤さんの顔があるんだから、
そりゃあ聞こえるに決まっている…
〇〇:(意識するな…意識するな…)
と自分に何度も何度も言い聞かせる
けど、
意識をしないようにすればするほど…
遠藤さんの吐息は僕の耳をくすぐっていった
「うーん…ここにはいないか」
山下先生が去ろうとした、その時だった…
ムニュ…
俺のひじがどこかにあたる
さくら: んっ…///
〇〇:あっ…
「んっ?」
さくら: ……っ///
〇〇: (しっ…しずかに…)
咄嗟に遠藤さんの口元を手で押さえる
「なんの音?」
〇〇: ……
さくら: …っ///
「気のせいね…他も見回りしたほうが良さそうね」
ガチャ…
…バタン
〇〇: ……
さくら: ……
〇〇: いったかな…?
さくら:たぶん…
〇〇:よしっ、もう大丈夫だね
さくら:うん…///
カチッ
俺は明かりのスイッチをつける
さくら: っ…///
遠藤さんを見ると、
顔を真っ赤にして俺から目を逸らしていた
〇〇:あの…遠藤さん
さくら:なに…(遠藤さん…)
〇〇:さっきごめんね、、、
さくら:な、なにがかな…
〇〇:あ、いやその…遠藤さんの体に…
さくら:や、やっぱ言わないで…///
〇〇:そ、そうだよね…
さくら:うん…///
〇〇:ごめん、遠藤さん
さくら: ……(また言った…)
〇〇:本当にごめんなさい
さくら:許してあげてもいいよ…
〇〇:ほんと?
さくら:うん…
〇〇:よかった!
さくら:まだ許してないもんっ!!(プクッ
〇〇:え、そんな…
さくら:まだ許してないっ…
〇〇:どうしたら許してもらえますか…?
さくら:えっとね…
〇〇:うん
さくら:その…
〇〇:うん
さくら: ……うぅ…(は、はずかしいぃぃ///)
〇〇:えっほんとにごめん、遠藤さんっ
さくら:もうっ、さくらっ!!
〇〇:へっ?
さくら:これから、"さくら"って呼んでくれたら許してあげる…///
〇〇:さくら…さんはだめ?
さくら:やだっ…
〇〇:じゃあ、、、さくら…?
さくら: …はい……///
〇〇:さくら…
さくら:はい。
〇〇:あははっ笑
さくら:えへへっ笑
〇〇:さくらっ!
さくら:〇〇っ…
〇〇:おっとぉ…笑
さくら:呼んでもいいですかっ…?/
〇〇:いいよ!
さくら:やったぁ!!!
〇〇:いやいやいや、そんな喜ぶ?笑
さくら:うんっ!ずっと呼びたかったのっ///
〇〇:そうだったんだ…笑
さくら:うんっ!
〇〇:じゃあさくら、このあとどうする?
さくら:このあと…?
〇〇:山下先生が部屋の見回り行くと思うから、もう少し落ち着くまでいる?
さくら:うんっ!
〜
〜〜
それからは外がしばらく落ち着くまで倉庫で"さくら"と話をした
さくら:じゃあ、〇〇にはお姉さんがいるんだ
〇〇:そうそう!
さくら:いいなぁ、私ひとりっ子だから…
〇〇:そうなんだ。あとはねー、今は従姉妹も住んでるよ
さくら:従姉妹?
〇〇:うん…井上和っていうんだけど…
さくら:えっ!ええええ!!!?
〇〇:ビックリした…もしかしてしってるの?
さくら:し、知らないです…
〇〇:そりゃ、そうだよね笑
さくら:う、、、うん…(あの時の女の子、〇〇の従姉妹だったんだ…)
〇〇:まぁそんな感じだけど、さくらが嫌じゃなければいつでも遊びにおいでよっ!
さくら:え、いいの…?
〇〇:もちろん!!
さくら:〇〇、ありがとうっ!
〇〇:あ、うん///
2人の距離を縮めたこの夜
〇〇とさくらはいったい、この後どうなるのか…
‼️分岐発生‼️
Q.このあと出てくるメンバーをお選びください。
1.美月
2.史緒里
3.蓮加
4.美波
↓選択肢はこちら↓
つづく。