転校生と幼馴染 〜選択肢をあなたに〜 #10 従姉妹襲来編
ピンポーン
〇〇:和〜、インターホンでてくれるー?
リビングでくつろぐ私に階段の方からお兄ちゃんの声が届く
和:この時間のインターホンってことは…絶対あいつじゃん…
嫌だなぁと思いつつも私は仕方なくインターホンに出ることにした
というかみんなさ、
もう少し居留守にも入れてくれてもいいじゃん!!
お兄ちゃんが言うから仕方なく出るけど…
和:もしもし…
〜
〜〜
その頃、祐希の部屋
祐希:zzz…
〇〇:おはようっ!
祐希:zzz…
〇〇:(うわぁ、これ熟睡してるパターンだ)
姉ちゃんがうつ伏せで寝ている時は疲れきって爆睡している時が多い
昨日の会議や和の迎えで疲れていたんだと思う
〇〇:姉ちゃん
祐希:zzz…
〇〇:姉ちゃんっ
祐希:ん〜…〇〇…
〇〇:お弁当…好きなオカズいれたからね
祐希:ありが…と…zzz…
〇〇:起きれそう?
祐希:ん〜…もう起きるじかん…?
〇〇:うん、そうだよ
祐希:きのぅ…たいへんだった…
〇〇:そっか…お疲れ様。
祐希:けど…
〇〇:けど…?
祐希:うまくいった…zzz
〇〇:さすが、お姉ちゃん…
祐希:えへへ…
〇〇:寝ながら…照れなくていいのに 笑
祐希:もうしゅ…こし…ねる…
〇〇:うん、いいよ。ギリギリになったらまた起こしに行くから。
祐希:うん…ありが…zzz
昨日、俺が寝れなかった時…
隣の部屋からずっと声が聞こえていた
姉が会議で話す内容を一生懸命読んでいるのだと分かった
甘やかしてると言われるかもしれないけど、
やっぱり頑張ってるお姉ちゃんには少しでも寝れるなら寝ていてほしい
そんなことを考えながら俺はリビングに戻った
〜リビング〜
和:きた…
遥香:きたね…
〇〇:遥香、おはよう。あれ、何この空気…
ほのぼのとした2階とは
不思議な空気がリビングには流れていた
遡ること数分前
和がインターホンに出るところから始まる
和:もしもし…
遥香:(〇〇、おはようってあれ?)
和:あ、押し売りなら大丈夫ですので…
遥香:(まって…もしかして和ちゃん…?)
和:そうですけどっ
遥香:(えっと…〇〇は?)
和:ないしょです!!
遥香:(な…ないしょ!!?)
和:はい、ではまたっ!
遥香:(〇〇、ごめん。お邪魔します!!!)
和:ちょ、ちょっと!!!
ガチャ
遥香:お邪魔します!
和:勝手に家入んないでください!
遥香:それは和ちゃんだってそうじゃない!
和:和はここに住むことになったんですぅ!!
遥香:え?!!
和:へへーんだっ!(べっーと舌を出す)
遥香:ぐぬぬ(このクソガキぃぃぃ)
和: "賀喜遥香"さんこそ何しにここに?
遥香:私は、〇〇と学校に行くんですー
和:はぁ!!?
遥香:〇〇と毎日一緒に通ってるんだからっ!
和:そんなのダメに決まってるでしょ!
遥香:ダメじゃないっ!
和:ダメっ!!
遥香:ん〜もうっ!
和:ダメったらダメ!!
こんなやりとり?が数分ほど続いている中、
そんなことになっているとはつゆ知らず〇〇はリビングに降りてきた
〇〇:あれ、何この空気…
和:お兄ちゃん!!
遥香:〇〇!!
〇〇:え?は、はい
和:どういうことっ!!!
遥香:どういうことっ!!!
〇〇:えっと…なにがでしょうか?
遥香と和は〇〇の腕をそれぞれ掴み、互いに睨み合う
遥香:まず私からっ、〇〇!
〇〇:うん
遥香:なんで和ちゃんが〇〇の家にいるのっ
和:だから和はここに住むことになったの!
遥香:それ、ほんとなのっ…?
〇〇:うん、本当だよ。
遥香:なにそれっ!
〇〇:あ、いや俺も今朝しったばかりなんだけど…
遥香:説明してっ!
〇〇:う、うん
と遥香が怒れば、、、
和:お兄ちゃん…
〇〇:どうしたの、和
和:この人と毎日一緒に登校してるってほんと…?
遥香:こ、、この人…
〇〇:うん、遥香とは毎日一緒に登校してるよ
和:これからは和と登校して…
〇〇:え、あ、いやでも和とは学校違うでしょ。
和:そうだけどっ、ヤダぁ〜
〇〇:で、でも…
と和は駄々をこねる…
遥香:〇〇と学校行くのは私だからっ!
和:ヤダっ!
遥香:そもそも和ちゃんは学校違うじゃん!
和:だから近くまでお兄ちゃんに送ってもらうのっ!
遥香:そんなのダメっ!
時刻はまもなく学校が遠い和が家を出る時間…
2人のボルテージはどんどん上がっていく
〇〇:ちょ、ちょっと2人とも落ち着いて
遥香:〇〇っ!
和:お兄ちゃんっ!
〇〇:は、はい!!!
遥香 和:どっちと学校行くの?!!
‼️分岐発生‼️
‼️分岐発生‼️
この選択は今後にかなり影響するかもしれない…
Q.俺はどっちと登校する?
1.遥香
2.和
3.選べない
↓次はこちら↓
つづく。