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転校生と幼馴染 〜選択肢をあなたに〜 #1 新学期編



ジリリリリリリリ!!









私の部屋にある目覚まし時計が1日のはじまりを知らせてきた




(まだねむい…)










「遥香〜!ごはんよー!!」






1階から母が私を呼ぶ…

わかってるけどねむい…




ね…む……zzz













……






………






「遥香!!もう7:00すぎてるわよー!!!!」






2度目の母の声で私は飛び起きる



遥香: (やっば!!!急がなきゃ…)




この時の人間って、不思議だけど

人間とは思えない速さで制服に着替え…

人間とは思えない速さで階段を降りれるよね


そんなことを誰かに話しつつ(メタ)
私は朝ごはんの良い匂いとテレビから声が聞こえる居間へと向かった




遥香:なんで起こしてくれなかったの!!

母:何回も起こしたわよ。

遥香:もうっ!!

母に八つ当たりをしながら
私は朝ごはんのホットケーキを頬張る

そして口をモグモグしながら今度は居間の時計をみる

時刻は 7時5分




遥香:(あと10分で家を出たい!!!)







早起きができないと言われる私だけど、1年の冬あたりから出来るようになった

いやできてないやんっ!
とツッコミを受けてる気がするけどこれでも早起きなのである




母:今日って始業式でしょ?

遥香:そう(モグモグ)

母:何時から?

遥香:8:30かな…(モグモグ)

母:そんな朝早く出るの?

遥香:〇〇のところ寄っていくから…(モグモグ)

母:あら…それは、それは〜

遥香:な、、なによ…///

母:いえいえ…最近また仲良いわね〜笑

遥香:うるさいなぁ!!早くお弁当もってきてよ!

母:はーい笑 急いで用意しま〜す

遥香:もうっ!



お母さんは絶対に勘違いしてる
私と〇〇は…た、ただの幼馴染なだけ…


家が 空き地 を挟んで隣同士なだけで…

その 空き地 で一緒によく遊んでただけで…





母:はい、お弁当!

遥香:ありがとう、いってきます!!!

背中で母の「いってらっしゃい」を聞いて私は家をでた


左にまっすぐ行けば、すぐに学校
だけど私は一度、右へいく

そこには〇〇の家があるから!

そしてその前には私たちがよく遊んだ 空き地 があるのだけど…

そこにはもうその空き地ではなく新しい家が建っていた






新しい家の前を横切り、【目的地】である〇〇の家へ向かう




遥香:えん…どうさん

表札にかかれた「遠藤」という名前を読む


(良かった…読めない名前じゃなくて 笑)


この時の私は知らない
この『遠藤』さんとの出会いが私の人生を大きく変えていくことを…



さてそんなことはつゆ知らず
私は遠藤さんの家を通り過ぎ、〇〇の家のインターホンを押した







ピンポーン






制服の上にエプロンをつけて朝ごはんの準備をしているとインターホンがなった


チラッと時計をみる

時計は7:15を指している


いつも幼馴染の遥香が来る時間、
俺は遥香だと確信してインターホンに出た




〇〇:はーい、遥香??

遥香:(うん、そう!)

〇〇:まだかかるからはいっててくれる?

遥香:(わかった!!)






ガチャとドアの開く音が聞こえる






遥香:お邪魔しまーす

〇〇:おはよう

遥香:おはよう、〇〇!

〇〇:毎回来なくて良いのに…

遥香:大丈夫、早起き出来たから!!

〇〇: ……

遥香:え、なに?

〇〇:嘘だね 笑

遥香:え!?

〇〇:どうせ、遥香の母さんに起こされたんでしょ?

遥香:ど、どうして!!?

〇〇:だって寝癖ついてるもん笑

遥香:えっうそ!?

〇〇:ほんと!洗面所で鏡見てごらん!

遥香:うわっ、もう最悪!

〇〇:笑

顔を真っ赤にしながら幼馴染は洗面所へと走っていった

なんでお母さん、言ってくれなかったのー

と洗面所から遥香の愚痴が聞こえる笑

その愚痴を聞きながら、俺は姉の朝ごはんをテーブルの上に並べていく


遥香:ねぇ、なおった?

洗面所から戻ってきた遥香は俺の前でくるっと一周した


〇〇:うん。寝癖取れてると思う!

遥香:よかった!教えてくれてありがとう!

〇〇:よかったね!

遥香:何か手伝おうか?

〇〇:そうだな…あとやることは姉を起こすのと燃えるゴミを出すことくらいか…

遥香:どっちでも良いよ!

〇〇:じゃあどっちかお願いしようかな



そう言う遥香に甘えて、
俺は遥香に手伝ってもらうことにした


さて俺はどっちをやろうか…

朝に弱い寝坊助な姉を起こしに行くか?
お姉ちゃんは朝が弱いから色々と大変なことになりそうだ


それとも燃えるゴミを捨てに行くか?
もしかしたらご近所の方と鉢合わせするかもしれない?



俺はどっちをやる?

A.姉を起こしに行く
B.燃えるゴミを出しに行く




※※※
この作品は1話ごとの最後に選択肢…つまり分岐が発生します。

そちらはX(旧Twitter)の松毬がポストするアンケートから選んでいただき多い方の選択肢でストーリーが進んでいきます

主なストーリーは変わりませんが最後のエンディングは変わるかと思います。
なので最後がどうなるのか…それは私にも分かりません笑

どうぞ宜しくお願いします!
そしていいねやスキ、投票、そして私が1番喜ぶ感想にご協力お願い致します!!!笑

松毬





↓2話はこちら↓



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