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転校生と幼馴染 〜選択肢をあなたに〜 #27 修学旅行編


それは遠藤さくらが隣に引っ越してくるよりもずっと前のこと…

小学生で俺の誕生日のときのはなし…




女の子:〇〇くん、

〇〇:うん?なにー?

女の子:これ…あげる//

〇〇:え、いいの?

女の子:う、うん…誕生日おめでとうっ…///

〇〇:ありがとう!!

その日、クラスで馴染みのなかった女の子から俺は誕生日プレゼントをもらった

遥香以外の女の子からプレゼントをもらうのは初めてで、だからか俺はかなり浮かれていた…らしい…
by某遥香




キーンコーンカーンコーン




〇〇:遥香かえろー

遥香: ……プイッ

〇〇:ん??、遥香〜〜?

遥香: ……



その日、遥香は俺も無視して帰っていった



遠藤家の家が建つ前の空き地
そこの土管の中は俺と遥香の秘密基地


遥香:〇〇のばーか!ばーかっ!


土管に隠れ遥香はぶつぶつと呟いている


〇〇:誰がばかだって?

遥香:へ?

〇〇:へ?じゃねーよ笑

遥香:〇〇っ…

〇〇:人の悪口言いやがってっ〜!

遥香:ご、ごめん…

〇〇:俺、なにかした…?

遥香:な、なにもないっ!

〇〇:じゃあ、なんで怒ってるの??

遥香:怒ってないっ!

〇〇:怒ってるじゃん!!!

遥香:怒ってない!!

〇〇:怒ってる!!

遥香:うるさいなぁ!ほっといてよ!!!

〇〇: ……わかった

遥香:え

〇〇:怒ってないなら知らない

遥香: ……

〇〇:バイバイ

遥香: ……うぅ





うわぁぁぁん


俺は遥香を土管に置き去りにして家に帰る
ポツンと残された遥香は1人で涙を流していた




転校生と幼馴染〜選択肢をあなたに〜
#27
修学旅行編








遥香:あったね〜

〇〇:なつかしい笑


美ら海水族館の入り口へ歩きながら、
2人は懐かしい思い出に浸る

〇〇:そうそう。それで夜になっても遥香が帰ってきてないって遥香の母さんから電話きてさ、

遥香:大騒ぎになっちゃったんだよね笑

〇〇:焦って空き地の土管見に行ったら…

遥香:まさかの私が泣き疲れて寝てたっていうねw

〇〇:そうそう!見つかったから良かったけどさ笑

遥香:ごめんごめん!

〇〇:それでさ、

遥香:うん

〇〇:今回はなに?

遥香:え?

〇〇:なんで無視したの?

遥香:それは…

〇〇:話せないなら無理しなくていいよ

遥香:う、うん…

〇〇:でもっ

遥香:??


〇〇:修学旅行で遥香が不機嫌だったら…俺つまらないよ。


遥香:え…

〇〇:遥香は笑顔が似合うし!!

遥香:うん…///あのさ…〇〇、

〇〇:うん?

遥香: 私、〇〇と一緒に水族館まわりたい///


〇〇:え、

遥香:え、じゃないでしょ…

〇〇:そんなこと…?

遥香:私には大切なことなのっ…

〇〇:そうなんだ!

遥香:うん

〇〇:わかった。じゃあそうしよう!

遥香:えっ、いいの?

〇〇:むしろなんでダメなんだよ笑

遥香:ありがと…

??:かっきー!!〇〇くーん!!

入り口に着くとゆなとさくらちゃんが待っていた



〇〇:ほらっ!みんな待ってるよ

遥香:うんっ!〇〇、本当にいいの?

〇〇:さっきのこと?

遥香:う、うん。

〇〇:もちろん!修学旅行ってそういうものでしょ!

遥香:ん?(なんかおかしい…)

〇〇:おーい、2人ともーはやくー!

遥香:まって!

〇〇:うん?どうした?

遥香: えっと…このあとどうしようとしてる?

〇〇:え?みんなで水族館まわるんでしょ!

遥香:やっぱりなー!!!笑

〇〇:え、、、

柚菜:かっきー、〇〇くーん!

遥香:あー、もうっ!!!

柚菜:えっ、、、

さくら:かっきー?

遥香: ……

〇〇:どうした、遥香…

柚菜:ま、また何かやったの、〇〇くん

〇〇:え、おれ?

遥香:もういい!笑

〇〇:??

遥香:もういいのっ笑

さくら:かっきー……?

遥香:ほらっはやくみんなで水族館まわろっ!!

〇〇:うん。そうだな!

さくら:うん、いこうっ!!


そこからは楽しい楽しい美ら海水族館が始まった

さくら:ジンベエザメっ!!!!

〇〇:でかっ!

遥香:すごっ!

柚菜:すごすぎてみんなの語彙力なくなってる笑



みんなでジンベエザメをみたり…


さくら:イルカっ!!!!

〇〇:たかっ!

遥香:すごっ!


柚菜:いや、みんなの語彙力ひどすぎでしょ笑



みんなでイルカショーみたり…





最後に物販コーナーでお土産を買う
柚菜は遥香に近づき、そっと話しかけた



柚菜:ねぇ、かっきー?

遥香:うん?

柚菜:よかったの?2人きりじゃなくて…

遥香:いいのいいの。

柚菜:もしかして諦めたの?!

遥香:諦めるわけないでしょ。

柚菜:じゃあどうして?

遥香:大好きだから…

柚菜:え?でもそれなら…


遥香はゆっくりと首を横にふった


遥香:今の〇〇も大好きだからっ


柚菜:かっきー…

遥香:ありがとうね!わざわざ話してくれて…

柚菜:ううん。

遥香:さぁお土産買わないと!笑

柚菜:うん…




ただこの時…
柴田柚菜は一抹の不安を感じていた


それは…

26話参照




‼️分岐発生‼️




Q.
あの時、柚菜はさくらにかっきーが無視していった理由を話したのか


1.
正直に話していた
2.
悩んだが話さなかった


選択肢はこちら




つづく。

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