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夫から見た不妊治療_②人工授精

前回のページは↓以下から。①クリニック探し


初めての人工授精 どういう流れで進む?

明確な不妊原因が分からなかった私達は人工授精に取り組みます。
本格的に不妊治療が始まるとの事で少し緊張していました。

ここで人工授精とは?を理解しておくと、以降の話が理解しやすいです。

男性の精子を事前に採取し、特殊な器具で女性の子宮内へ注入する、という手法ですね。注入された精子が卵子と出会い、受精・着床・妊娠に至るまでの過程は自然妊娠と全く同じです。

そして人工授精は排卵のタイミングに合わせて精子を注入する必要がある為、その瞬間を見極めるために女性側は施術前に複数回クリニックへ行く必要があります。

◆これは人工授精1回目を行うまでの妻側のスケジュールです。
 実際に人工授精を行うまでに2回通っています。
8/24 生理開始
9/3 クリニックへ 超音波検査 卵子の大きさを確認。
9/5 クリニックへ 超音波検査 卵子の大きさを確認。
   そろそろ排卵しそうとの事で翌日に人工授精を行うことに。
9/6 人工授精を行う。
※人によってはこの段階で「排卵誘発剤」を使用する方もいらっしゃるようです。


人工授精当日 夫のやる事

採精用のカップを事前にクリニックから受け取っているので、カップ内に射精をして妻に渡します。
これだけです。 
※クリニック内での採精OKのようでしたが、私達のクリニックは持参推奨でした。 コロナ渦という事もあったのかもしれません。

女性側の負担が非常に大きい事が、お分かりになると思います。
可能な限り、クリニックへの送り迎えや書類の記入・家事等を行うとストレス軽減に繋がります。

精子の質が悪い

人工授精の前には必ず採精した精子の検査が行われます。
以下はその検査結果です。(調整後の欄を主に見ます)

WHOが定めた下限値よりも運動率がかなり低いです。

私は喫煙しない、お酒も週1回飲むか飲まないか、デスクワークではあるものの暴飲暴食をする事も無いのでかなりショックでした。
ここから精子の質改善に向けた生活の見直しが始まります。
改善のための取り組み事項は次回に。

人工授精 の費用

・人工授精前の検査(超音波検査) 
 約2,000円
・人工授精
 約6,000円
※治療法によって増減。

2022年4月より不妊治療が保険適用されています。
この制度が始まってくれて本当に助かりました、負担費用が大幅に減り、
不妊治療にチャレンジするハードルをぐっと下げてくれました。

菅元総理、本当にありがとうございます!


おわりに

不妊治療はどうしても女性側に負担が掛かってしまいます。
妻は仕事を午前休や早退をしてクリニックへ行ってくれていました。

出来るだけ妻の負担を減らすための取り組みの中で、以下の事柄が大きく喜ばれたので共有いたします。
どれも当たり前の事ですが、頻度が半端ないので基本的な家事は女性側のストレス軽減に繋がると思います。

  • 夕食作り(休日に作り置き・仕事終わりの丼物レシピ・さっと食べられる麺系レシピ)

  • 風呂掃除(湯船につかれるように)

  • 家の掃除(掃除機掛け・ロボット掃除機のごみ捨て)

  • ごみ捨て(ごみ置き場まで持っていく、ごみ袋の交換)

  • 洗濯(洗濯→畳むまで)

  • 休みの日は好きなスポットにお出かけ。

こんな感じですぐ作れるレシピは重宝します。
忙しい方は味噌汁だけ手作りするだけでも良いと思います!
ぱっと作れて美味しいレシピもそのうち共有できれば良いなと思います。

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