地域猫活動って効果あるの?
ノートに初めて投稿させて頂いたのは地域猫活動を先ず猫を好きな方に真の趣旨を知って頂きたいと思いました。
で、こんな記事を書きました。
それではその活動の進め方も必要と思い2作目はこれをまとめて見ました。
で、本日は地域猫活動をした結果をご報告させて頂きます。
地域猫活動の本来の目的は「殺処分0」ではなく「猫による人と人とのトラブルを0にする」ことと以前お話しさせて頂きました。
でもね、地域猫活動をすると殺処分0にも繋がるのです。もう10年位前になると思いますが東京都国立市のボランティア団体ねこのゆりかごさんは保健所に猫の持ち込み 0 にしたことで国立市から表彰されました。
ねこのゆりかごさんは地域猫活動の三者協働(地域住民、行政、外部ボランティア)の外部ボランティアにあたります。
私も団体の代表を務めさせて頂いていた時期がごさいまして、その時期に活動を始めた2つの地域のお話をさせて下さい。
ひとつめは大きなURです。
敷地 60000㎡
戸数 500
棟数 29
この広大な団地の中に野良猫が約100匹近くいたのです。
そしてここに熱き思いの一人の女性が現れます。彼女は猫の保護譲渡をしている個人ボランティアさんでした。彼女はご自分の活動の為に度々この団地にくるようになって「どうしてもここの野良猫達を地域猫にしたい」との思いが立ち上がりました。
その頃私は市民会館で「ねこニャンでも相談会」を月一回開催していました。ほとんど相談者は来ません。二時間潰すのにメンバーさんを呼んで世間話をしていた時もあります。それでも続けることが大事、絶対何かに繋がるとの思いで、ごくごくたま~にくる相談に対処していました。
そんなある日今にも途切れそうな息絶え絶えの「ねこニャンでも相談会」に彼女が来てくれました。
彼女は団地の住民ではありません。彼女は団地の町会長さんに地域猫活動のお話しをするためと、地域の状況情報を得るために7ヶ月団地に通ったそうです。
町会長さんはなかなか会って下さらず、住民に殴られそうになったこともあったそうです。それでも彼女が住民と接触しているうちになんと町会長さんが代わったのです❗
神は見捨ててはいなかった❗❗
新しい町会長さんは彼女に会って下さり前向きに話を聞いて下さったのです。それで私に町会長さんに詳しい地域猫活動の説明の依頼にみえたのです。もう飛び付いて承諾しましたよ😁
新しい町会長さんは「地域猫活動をしよう」と勇気あるご裁断を下されましたのでそれ以降はトントン拍子でした。そして平成27年8月29日に団地集会所で住民に向けての「地域猫活動セミナー」が開催されました。
住民の方は約30名ご出席。
保健所 動物担当職員さん
外部ボランティア 2人での開催です。
(外部ボランティアの内1人は個人ボラさんで、この方が今回の発起人です。通常地域猫活動には個人ボラさんは参加しません)
約2時間、保健所の千葉県の飼い主のいない猫現状報告等と私の地域猫活動の主旨、目的等発表の後質疑応答の時間を設けましたが、荒れることもなく閉会となりました。
さあ、私はこれでお役御免です☺️
本来であれば住民の方からの相談を受けながら一緒に活動を進めて行くのですが、個人ボラさんがとてもしっかりしていた方であったことと住民の方のクオリティの高さが相まって私はすっかり傍観者となり以後年2回開かれる住民への「報告会」に参加するだけになりました。
ご出席されなかった住民の方には団地の広報紙「◯◯◯ニュース」でお知らせ致しました。
住民の中から猫係を募集して町会支援団体としての「猫の会」を平成27年11月に立ち上げました。以後年2回の報告会、活動の内容をより理解して頂くためと地域認定猫の紹介を兼ねてパネル展開催等、地域猫の会の皆さんの努力で着々と地域に浸透して行ったように思います。
そしてこの活動は動物愛護ではなく環境活動であることが認められ管理組合からご褒美も頂きましたよ🎊
そして2015年11月立ち上げ時にいた地域猫は2020年10月には18匹になっています。
もう一ヶ所は野良猫の少ないうちに始めたいと町会の役員会に呼ばれました。この時も保健所の動物担当職員さんと私とで役員会に参加しました。この町会の役員さん達も2,3の質問はあったもの際立った反対意見もなく無事終了しました。
その後住民の方から「地域猫活動」のアンケートをとり70%の賛成をもって開始されました。この町会小さいこともあり報告会等はしておりませんが猫ちゃん情報を発信し地域の理解を深めています。
そしてこの2か所は市の「まちづくり参画証」を頂いております。
そうです地域猫活動はまちづくりです☺️
あなたも始めませんか?
いのちにやさしいまちづくり💞
長くなってしまいました。最後まで読んで頂きありがとうございます。