警察に電話をはじめてかける
あれは恋だったのかどうなのかは正直わからないけれど
一緒にいて穏やかな気持ちになれる人だったことはわかっている。
手をつないだだけの関係だから、恋ではないのかもしれないけれど
当時の美智子にとって大切な人であることは間違いなかった。
当時、まだ彼が失踪する前、
美智子は家で今でいう虐待に近いことをうけていた。
何をするにも遅く、母の期待通りにいかない美智子にイライラする母。
母は母で父との関係にいろいろあったようだが
父は母の機嫌が悪くなると美智子を殴った。
それも突然、寝ている美智子を殴るものだから
美智子も覚悟が決まらないことが多々あった。
ここからは虐待内容を含むためセンシティブ扱いにします。
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