こんな話だったのか、、
「フリーター、家を買う。」を読んだ。
テレビドラマに昔なっていたから(観たことはないけど)
なんかポップなホームドラマみたいな物語なんだろうなくらいに思っていた。
びっくりした。内容があまりにも自分の想像していた感じと違った。
それに正直少し自分の家族と重なるところ、自分自身と主人公が重なるところがあったからだ。
まだ新卒の就活真っ最中だから
「もしかしたらこんな未来も無きにしも非ずか?」と思ったり、、
いやでも私の場合は親はすでにこういう状態になって回復している。
あの頃は壮絶だったな~と振り返らずして読めなかった。
家族って何なのか、私はよく考えるけれども、また考えさせられてしまった。
本筋とは違うかもしれないが、
精神病って周りの立ち回りが難しすぎでは?と思わされる。自分が誰かにあの頃の体験をさせるような状態にはなりたくないと思うほど、あの頃の状態の親への接し方はわからなかったし怖かった。
誰が悪いわけでもないし、見放していい話でもない。でもわからないし怖いから目をそむけたくなる。医者もどんな心持で毎日そういう人たちを診察してんのかなと思ってしまう。
親が回復して本当に良かったと今は思うけど、、
就活もいやだいやだ、何とかなるだろと思っていた自分が少しハッとさせられた気がした。
自分が企業の事いちゃもん付けるほど経験もないし、そんなご身分でないことをわかってはいたけど、少し横に置いていたような気がさせられた。
そう世の中甘くはないぞと。
たまたま手に取ったにしてはいいタイミングで読んだ気がする。
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有川浩の作品は植物図鑑くらいしか読んだことなかったっけか?
あれも不思議な話だった記憶がある。映画はかなりラブ寄りで描かれていたイメージだが、、
小説一つ一つが自分にとても訴えかけてくるなーと最近思う。
なんでだ?
まあ吸収できるところを吸収してしっかり自分の血となり肉となれば万々歳だな。
今年はいっぱい本読もう。