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叶えられた夢(5.さいあい①)

(前回のお話はこちら🔻)


(今回のお話はこちら🔻)

ガッタン、、シャーッ!
目が覚めた。
扉がぎこちなくゆっくり開いた。

「鷹竹(たかたけ)、鷹竹〜。毎度ご乗車ありがとうございました。」

ふうう。
ため息が漏れる。
着いたか。。

東京から飛行機で行けばひとっ飛びだけど、
久しぶりに新幹線在来線を乗り継ぐ陸路を選んだ。

ああ、腰が痛い。
新幹線でぐっすり眠りすぎた。
私は荷物を網棚から下ろし、ドアに向かった。

ドアの段を踏み外さないように、左足をゆっくりとおろす。
そして汽車の外に出た。

改札の前。
あ、、そっか。。

つい癖でスマホを手に持っていた。
慌てて、スマホをしまい、カバンから切符を取り出した。

ここは、まだ自動改札ではないのね。。

切符を駅員に渡した。

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3,680字

ある日目覚めた「かずお」 小さく華奢な身体になっていた そして扉を叩く音 開けてみるとそこに現れたのは… 「叶えられた夢」最終章になります

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