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妊活に関するいろいろなこと。第一歩編

いつか今日のことを思い出すかもしれない自分のため、同じようなことを調べて思い悩んでいる方が行き着くかもしれないと思い、いま記録を残します。

まず、わたしたち夫婦について。
今年34歳になる結婚二年目の幼なじみ夫婦。
夫、主に外仕事のハードワーカー。わたし、うつ既往ありの事務職正社員。ここ最近は残業多め。夫婦ともにお接待等の飲み会が多い。

去年の12月に結婚式を挙げ気持ち的に少し落ち着き、高齢出産に片足を突っ込む年齢が見えてくるころだしそろそろ子どもがほしいよね、という話になり、避妊をやめたのが4月。
わたしたち夫婦、定期的にセックスはしているし、わたしの生理周期もだいたい安定しているし、まあ数か月もすれば自然に妊娠するだろうと気楽にかまえていた。ほんとうに気楽に。

自己流でタイミングを取りつづけ半年、生理が来るたびに少しずつ気持ちをすり減らしていく中、妹や友人の妊娠が立て続いて発覚した。

たった半年である。たったの。
タイミング法で一年くらい続けてみてから産婦人科に相談してみましょう、など書いてあるサイトもあったのだが、その半年でわたしは完全に自信を喪失していた。もしかしてわたしたち、自然妊娠は無理なのでは?
葉酸や鉄分のサプリを飲みつづけ、基礎体温もつけ続けた。
なにかが足りないのかもしれない。基礎体温はガタガタだし、高温期は短い気がする。排卵していないのでは?と疑心暗鬼になり検索魔になる。生理が来ると、うつでダメだったときを繰り返すようにベッドで泣き明かす。妹の大きくなるお腹を見て、応援しつつも家に帰ると気分が劇的に落ち込み、夫を困惑させる。

勇気を出して産婦人科に電話をかけたのは、9月の生理が来た次の日だった。電話で看護師さんからあれやこれやとこれからの検査の説明をしてもらい、これから先の途方のなさに泣きそうになる。看護師さんはとてもやさしくて丁寧だった。初診の予約を入れて、電話を切る。

ふと気がついたら、なんだか肩の荷が下りたような気持ちになっていた。
そうか、次またうまくいかなくても、まだまだわたしたちにはできることも可能性もあったのか。わたしは大丈夫。がんばれる。
単純なものである。昨日までベッドで泣いていたのだ。もうだめかもしれないって、めそめそしていたのだ。

不妊治療のスタート地点にたって、少し浮足立っていた日だった。まだ秋の気配もしない暑い昼だった。

検査のお話につづく。



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