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キーエンス創業者・滝崎武光氏から学ぶ 再現性のある組織づくり
こんにちは。
株式会社signの藤井桃子です。
全上場企業の「平均年収ランキング(2020年版)」の記事をPRESIDENT Onlineで読みました。
上場企業の平均年収ランキングTOP5はこちら。
1位 M&Aキャピタルパートナーズ
2位 メディシノバ・インク
3位 イー・ギャランティ
4位 日本商業開発
5位 キーエンス
この中で特に私が注目したのがキーエンス。
ランキング上位常連のキーエンスは平均年収が271万円ダウンで5位になっていますが、コロナ禍で減収減益も営業利益率50%近い。
常に圧倒的な利益率を誇っているのです。
キーエンスという企業、恥ずかしながら学生時代は知りませんでした。
社会人になり、平均年収ランキング上位にいつも入ってくるこの企業はなんだ!?というのがきっかけで私は知ることとなったのです。
キーエンスという名前と高額な給料から、外資系企業と思っていた私ですが、キーエンスはれっきとした日本企業です。
1974年に創業者で現名誉会長の滝崎武光氏が創業されています。
各種センサーや測定器を始めとして、画像処理機器、制御・計測機器、研究開発用解析機器やビジネス情報機器など多岐にわたり、企業向けの機械装置を自社で開発・販売。
いわゆる機械部品メーカー、産業機械メーカーです。
本も出してないし、社長が講演で話すなど一切ないし、BtoB企業のために、一般消費者に名前を売る必要がなく広告宣伝も最小限なため、基本的なこと以外はベースに包まれているところが多い企業なのです。
そんなキーエンスにさらに私が興味を持ったのは、ワクセル主宰の嶋村吉洋氏の影響がありました。
嶋村吉洋氏が尊敬している経営者がキーエンスの滝崎武光氏であり、滝崎武光氏を真似て、メディアへの露出を極力控えて黒子になり、仕事をされているそうです。
私も嶋村吉洋氏から経営のイロハを学んでいるのですが、いつもお話しされていることが「チームビルディング」と「再現性」です。
キーエンスの特徴としては、無借金経営、工場を持たないファブレス経営、徹底した無駄の排除などが挙げられますが、色々な記事を読むとわかるのが「再現性」をとても大事にしているということです。
キーエンスでは、再現性を徹底的に大事にします。
同じ業種、同じ製造工場、同じニーズで、売れたモノは、他の企業にも売れるということで、1つの成功事例を全国各地の同業他社への営業を再現しようとするし、1つモノが売れた時、真似できることは徹底的に他の社員にフィードバックさせて、再現させようとします。
ある意味、再現性が高い営業マン=優秀という評価があるくらいです。
引用:https://www.lev.co.jp/blog/keyence/
嶋村吉洋氏もいつも再現性があるか、という話をされていますし、全ての土台となるのがチームビルディングであると言われています。
私自身も様々な事業を展開していますが、全ては「何をやるか」よりも「誰とやるか」によって、仕事のスピード、質が変わるなという体感がありますし、やり方自体は再現性を持った仕組みでカバーできる組織づくりをしているかがとても大事だなと感じています。
どのような人とどのような組織づくりをしているかで、仕事の結果は変わります。
滝崎武光氏も「人件費は経費ではなく、付加価値創造の要素である」という考え方を一貫して説いているように、人材は人財であると私は考えています。
私も世の大成功している経営者に学び、日々精進いたします。