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映画「あまのがわ」観賞。やりたいことを、やろう。

先日、映画「あまのがわ」を観てきました。
これは古新舜監督の最新作で、古新さんには過去2回インタビューをさせていただきました。この映画を観て、古新さんがこれまでお話し下さったことが、より深くわかったような気がしました。
映画「あまのがわ」公式サイト

「あまのがわ」は、母親との関係に悩み、友人ともすれ違ってしまった女の子が鹿児島へ行き、ロボットに出会い、心を通わせながら自分を取り戻していく物語。
主人公の女の子・史織ちゃんの役は、哀川翔さんの娘さん、福地桃子さんが演じています。
母親との関係に悩む……というのはこの時期の女の子たちには本当に多くて、私はつい昨日も女子高校生からそんな話を打ち明けられたところ。映画の史織ちゃんのお母さんはいわゆる教育ママですが、同じような悩みを抱える子は男の子にも少なくありません。
古新さんも以前のインタビューの中で、進路をめぐっての葛藤をお話くださっています。
映画監督古新舜氏「人の心を知らなかった自分を変えた本」(日刊ゲンダイ)

やりたいこと、好きなことがあっても、それをなかなか言えない子。たくさんいますよね。史織ちゃんのように、「勉強優先」という家庭方針で言えない子もいれば、家庭の経済事情から、お金がかかるからやりたいことができない子、行きたい学校に行くことをあきらめてしまう子というのもたくさんいます。
このように、やりたいことに対して制限がかかってしまうというのは、誰しも多かれ少なかれ経験していることのようにも思えます。単に自分の努力や才能が足りないからではなく、挑戦することすら「ムリ」と思ってしまうとか、考えもしなかった……なんてことはたくさんあるのではないでしょうか。

史織ちゃんも、そんなふうに思ってしまった1人でしたが、旅をしながらその「制限」を自分から打ち破るというほうへ向かっていきます。このお話に出てくるもう一人の登場人物もまた同じように、「できない」を「できる」に変えていきます。

私たちはもしかしたら、あらゆる場面でしばしば出くわす「制限」というものを、絶対に乗り越えられない壁だと勘違いしているのかもしれません。
何か別の方法でその壁を取り払う方法はないか、さまざまな角度からよく考えて行動してみれば、道は拓けるということはあるはず。それを「ムリ」と思ってしまう自分自身が、一番の壁なのかもしれません。
お金がないから、進学塾に行けないから、行きたい高校があるけれど諦める。そんな子のために無料塾があるように、どこかに何か手はないかと考えて探してみることが大切なのかなと思います。

古新監督も、ロングインタビューでそんなお話をしてくださっています。
サラリーマン時代:古新舜監督インタビュー(日刊ゲンダイ)
※連載3回目あたりに注目!

どうせ自分はダメなんだ、無力な存在だ、やりたいことは諦めよう……そんなふうに思ってしまっている人は、ぜひこの映画を観てみてください。
今考えている方法ではダメでも、違う方法なら道があったり、支えてくれる人や道を示してくれる人がどこかにいたりするかもしれません。そんなふうに考えて、もっと「自由」に生きてみてもいいはずです。

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