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とにかく可愛いおじさんたち

今日は昨日の分と合わせて落語の話。


今年5月に御贔屓にさせて頂いてる噺家さん3名がいっきに真打に昇進!!

昔昔亭A太郎 師匠、瀧川鯉八 師匠、伸三改メ 桂伸衛門 師匠!!!!!

真打昇進おめでとうございます!



通常ならそのまま5月に真打昇進披露興行を行うのだが、今年はコロナの影響で5カ月先延ばしになった。


10月11日から新宿にある末廣亭という寄席で、とうとう祭りが始まったーー!


11日の大初日は17時からの開演なのに午前中からパラパラとお客さんが並び始めたらしい(寄席のツイッターより)

そこで、急遽整理券を配って、開演30分前に整理券番号順に並び始めるという事態になったみたい!


私もその情報をしいれて、13時ごろ整理券を貰いに行き、

ばっちり前から3列目の真ん中の席に座ることが出来たのだー♡

うひょひょーーーー♡


もう5か月間も待って待って待ちまくった、披露目!!!

やっと、、、

やっとここまで来た。。。

各新真打が各々の師匠方と並んで出てきたとき、もう感動で涙が止まらんのですよ。

師匠のところに入門して15年近く経ち、いざ、真打!と思ったら謎の疫病が世界中に蔓延り、

世の中は『不要不急の外出は控えるように』と、娯楽を制限され、

本当に披露目ができるのか、本当に寄席は再開するのか、

収入の面や、技術的な面でも、不安や葛藤はあったと思う。


ただ待っている落語ファンの私たちでさえ、いまだにいろんな不安を抱えながら生きている。


だけど、この3人の新真打の一生に一度しかない門出を祝うために、大初日の11日はなんと満員!

コロナ対策はしっかりしてたけど、途中で退席した人もチラホラいたらしい。


だけど、仕方ないと思う。

嫌な人は嫌だし、気になる人は気になるよね。


うん。致し方ない世の中ですよ。


だけど、舞台に目をやれば、キラキラに輝いてる新真打の初々しさ。

そして、心から祝っている各々の師匠方。


本当に素敵な光景がそこにあった。


そして、新真打の披露目で最初にかけた落語はそれぞれ、

昔昔亭A太郎 師匠:紺屋高尾

瀧川鯉八 師匠:俺ほめ

伸三改メ 桂伸衛門 師匠:巌流島


でしたーー♡

A太郎師匠は、顔がきれいでイケメン落語家と呼ばれていて、日本舞踊もやってるから所作がもう、美しくって。。。(あとタップダンスも)

それなのに学生時代は駒澤大学でラグビーをやっていたので、時折見える男らしい体もすてきですw

そして、大初日にかけてくれたこの紺屋高尾私が落語の演目の中で一番好きな噺で、とくにA太郎さんが演る紺屋高尾は一番すき。

なんとなく、A太郎さんて前世では吉原でめちゃくちゃ人気の花魁だったと思う。

華があるし、品もあるし、お茶目だし。うん、好き。


鯉八師匠は、もう一言!新作の天才!この方の新作は本当に面白いです。
完全に「鯉八ワールド」全開。

目の付け所がもうすんごいの!一般人には到底作りえない噺が斬新で、すこし狂気味も感じつつの、ニッチな内容で、中毒性はかなり高いです。

そでから出てて、座布団に座った瞬間から会場を「鯉八ワールド」にするから、これからも益々楽しみなんです。わたし。

個人的に鯉八さんの話し方が大好き。

そして声のトーンが好き。

見れば見るほど沼にはまる、そんな奇才。


最後は桂伸三、改め 桂伸衛門さん。

伸衛門さんを始めてみたのは2018年の12/23、大成金?かな?で、落語の後にかっぽれを踊ってくれたのを見たのが初!

当時は二つ目とか真打とか分からなかったけど、芸が達者だから『この人は師匠って呼ばれる人なんだろうな』と思っていた。(実際はまだ二つ目だった)

落語もさることながら、私生活でも『超』が付くほどの真面目だそうで、俗にいう酒・女・博打なんぞは全く興味ないらしい。(口上で師匠が言ってた)

しかも前座時代は「鬼軍曹」と呼ばれていたらしく、物凄く厳しい方だったみたい。

そんなエピソードを聞いて、芸を見ると確かにぬかりない。

めちゃくちゃ自分にも他人にも厳しい方なんだろうと窺い知れるくらい!

それなのに!!!それなのによ?

昨日の末廣亭での披露目興行3日目でさ、主任(トリ)を伸衛門さんが取ったんだけど、

その前にA太郎さんと鯉八さんが一日ずつ主任を取っていたのよね。

その時、演目が終わったあと、拍手が鳴りやまず…

楽屋から新真打の3人が恐縮そうに出てきてくれたんです。

寄席では見ないカーテンコールが自然と起きたんですよね。


そこで、3日目にトリを飾る伸衛門さん。

『自分の時にカーテンコールがなかったら寂しい』と懸念したらしく、落語に入る前にマクラで、

「今日のカーテンコールはこちらからお願いするんで・・・やってください」ってw

少し照れたようにいう表情が、もう何というか、母性本能がくすぐられてしまって『キューーーーーンっ』としましてw

まだ落語始めてないのに、大きな拍手w

きっとみんな同じことを思っていたんだろうwww

めちゃくちゃ可愛いお願いごとに、なんだかとってもホッコリしました♡


もう本当に可愛い。。。

なんだ、いったい、この高揚感は。。。

生まれたての赤ちゃんを愛でたかのような感覚・・・(笑)

なんとも幸せな気分に包まれました~♡

はあ~思い出しニヤニヤしちゃうw


そして!!!!!!!

この真打昇進披露興行で、改めて再確認したのがね、、、


やっぱり、素敵なお弟子さんを育ててこられた師匠方は最高に面白い!

ってこと。


A太郎さんの師匠は昔昔亭 桃太郎師匠。

鯉八さんの師匠は瀧川 鯉昇師匠。

伸衛門さんの師匠は桂 伸治師匠。


もうね、この御三方、ものすごい破壊力ですw

昨日も桃太郎師匠に笑い泣かされ、危うく笑いすぎて窒息するところでしたw

桃太郎師匠、風貌がもうズルイ。

ただ座ってるだけで面白いw

なんだろう、言葉にできない面白さなんだよなw

最高に楽しかった、ほんと。

私がケラケラ笑ってるのに気付いたのか、

私のツボをグイグイ刺激してきて、

「もうほんとwwwwww

死ぬからwwwwwwやめれwwwwwwwww」

って感じだった(笑)


ほんでもって鯉昇師匠!

この方は私界隈では「妖精」と呼ばれていますw

もうさ、本当に可愛いのw

小っちゃくて、でも存在感は半端なくて、大きな目とお口と、見た目とのギャップのある小さな声!

声を張ると疲れるらしく、どうどうと「声は張りません」と宣言してくれてるから、絶対舞台前の席に行くことにしたw

この方も、雰囲気が抜群。

ただ座布団に座っているだけで最高に面白いw

そして、面白いことも真顔で言うし

「なにか?」って感じで突如、爆弾突っ込む手法もすきw

周りがあたふたするんだけど、それを見てて楽しい♡だいすき。


そして、桂伸治師匠~~~♡

もう本当に笑顔が素敵~~~~!!!

今でも桂伸治師匠を思い出してください、って言われたら、絶対に笑顔の桂伸治師匠が浮かぶ。

そして、めちゃくちゃ優しい!!!

お弟子さんにもめちゃくちゃ優しいらしい!

この方がおモテになるのは納得。大納得。だって素敵だもん。

初日だってさ、本当に愛のある口上さ、泣けてきちゃうよ、もう(最初から泣いてる)

桂伸治師匠の落語も軽快な落語で、さらりとしてるから、下ネタが入ってても爽やかに聞けるの。

時々「おぇっ」ってなっちゃう師匠もいるんだけど(失礼)

伸治師匠の下ネタは一ミリも厭らしくない。

やっぱあの笑顔は人を虜にするよな~♡本当に素敵♡すき。



とまあ、こんなに長く語るつもりもなかったんだけど、気付いたら愛が溢れちゃった。


ちなみに今後のスケジュールも貼っておきます⇓

十月中席(10/11-20)新宿末廣亭 夜席
十月下席(10/21-30)浅草演芸ホール 昼席
十一月上席(11/1-11/10)池袋演芸場 夜席
※上記3興行は新真打3人が全ての日程出演いたします。
※演者よりお求め頂きました三館共通チケットは上記3興行でご利用いただけます。

十一月中席(11/11-11/20)国立演芸場
11/11.14.18.20 A太郎出演
11/12.16.19 伸衛門出演
11/13.15.17 鯉八出演

十一月中席(11/11.12.13)お江戸上野広小路亭
11/11 伸衛門出演
11/12 鯉八出演
11/13 A太郎出演

十一月下席(11/24.25.26)お江戸日本橋亭
11/24 A太郎出演
11/25 伸衛門出演
11/26 鯉八出演

名古屋・大須演芸場(11/20.21.22.23)
11/20 鯉八出演
11/21 伸衛門出演
11/22.23 A太郎出演


40日間のお祝い。

3人にとっては一生に一度の40日間。

一度だけでも、見て頂ければ、この愛を分かち合えるような気がします。

本当に素敵な方々なんです。

是非一度見てみて欲しい。

3000円で一生の思い出ができるかも♡

私は土曜日まで我慢!!!!

本当は毎日行きたいけど、簡単じゃないので

取り合えず、土曜日まで我慢!!!!!!

だいだいだいすきな師匠方にまた会えるのを楽しみに頑張ります!


最後までありがとうございました(^^)/

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