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生活について語ること。

例えば、私は飲食の仕事について語ることができない。
知らないことが多いし、細かい内情もわからない。

同じように、美容の仕事についても語ることはできない。
でも食べることにも美容にも興味があって、自分なりに関わってもいる。料理をしたりメイクをしたり。

だから誰かとその領域の話をしたい時には、自分なりに自分の言葉を使って話す。つまりプロフェッショナルとは別の立場で別の視点で、自分の体験や気持ちを話して、会話を楽しむ。

同じように政治家の仕事について語ることはできない。政治の仕組みや制度についてもしっかり十分に知っているとは思えない。

でも自分の生活については自由に語れる。この国に住み、女、妻、母である私が暮らすこと、それ自体に政治はとても関係しているから、それについて話すことはできる。そして、それについて家族や友人と話すことはとても自然なことだと思う。まだあまりやったことがないけれど。

これからの暮らしがどうなっていくか。
その暮らしについて自分はどう考えるのか。話している相手はどう考えるのか。他者にはどう伝えればいいのか。どのタイミングで話すといいのか。

この数ヶ月は色々なことがあった。色々な意見を見たり聞いたりした。それでこんなことを考えた。

自分の暮らしについて真剣に考える時間がある。身体と心の余裕がある。そして、叩いたり叩かれたり傷つけあったりせずに、それについてのびのびと話し合える。それはかなり豊かなことだと。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

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