フランチャイズと侮るなかれ、京都の上島珈琲店には枯山水庭がある
京都の街をぶらぶらしていて、ちょっと一服という時、「京都ならでは」というお店を探します。
庭を愛でつつ、お抹茶を振る舞っていただけるお寺もあります。
鴨川を眺めつついただくコーヒーやスイーツは格別です。
「よし!今日は、スマート珈琲店で、ホットケーキを食べよう!!」
と決意して向かいました。
ところが、です。
寺町専門商店街を歩いていると、遥か遠くから行列が見えました。
そうなんです。
スマート珈琲店は地元の人たちにも、観光客にも大人気のお店。
その日は、特に長い列ができていました。
疲れていました。
とにかく、足を休ませたい。
「こだわり」など捨てて、とにかくどこでもいいからお店に入ろうと決めました。
すると、すぐ近くに「上島珈琲店」の京都寺町店が見えました。
正直、ためらいました。
だって、UCCのフランチャイズです。
家の近くにもあって、しばしば訪れています。
せっかくの京都なのに・・・。
でも、疲れた身体が、「もうどこでもいいから入ろう」と訴えていました。
ところが・・・です。
店内に「中庭」があるのです。
一見、京町家の中にある「壺庭」のようですが、「壺」と呼ぶにはかなり広い。枯山水庭園「開闢の庭」(かいびゃくのにわ)というのだそうです。
それが写真の一枚。
ガラス越しのゆったりとしたソファで、至福の時を過ごしました。