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京都祇園甲部・「一力亭」さんで、舞妓さんと思わぬ再会

 もう30年も祇園甲部で「お茶屋遊び」をしているという友人のお供で、歴史あるお茶屋「一力亭」を訪ねました。
 なんと!
芸妓・舞妓さんが六人も!
 さすが懐具合が温かい友人のこと、お大尽です。
 (その後、彼から届いた請求書を見て目の玉が飛び出しそうに・・・)
 
 さて、宴席が始まってからずっと私の隣で相手をしてくれたのが、「亜佐子」さんでした。宴もたけなわの頃になって、ようやく名刺を交わしたところ、私の名前を見て、
 「以前にもお世話になったことがあります」
とおっしゃるのでびっくり。
 「いつ?」
と尋ねると、お茶屋さんを借り切ってのネットニュースの撮影だったというのです。
 ああ、そう言えば・・・。
 拙著「京都祇園もも吉庵のあまから帖」の第1巻が発売になった時、「NewsTV」で本の紹介をしていただきました。
 その際、物語に登場する「麩もちぜんざい」を食べたりするシーンで出演して下さったのが亜佐子さんでした。
 
 でも、撮影のためにディレクターや照明さんなどスタッフに囲まれていて、私はほとんど会話を交わすことができませんでした。
 言い訳ですが、それで忘れていたのです。
 
 その場でスマホを取り出して、検索。
 ポチッと押して、当時の動画ニュースを見てもらいました。
 それが、コレ!
 https://news-tv.jp/_ct/16959946
 
 「あ~これどす。うち若いわぁ」
 たしか当時は、舞妓になったばかり。
 
 その亜佐子さんの、だらりの「帯」をアップさせていただきます。
 幾色もの可愛らしいウサギが跳ねるという縁起の良い柄です。
 なんでも、今年、襟替えをして「芸妓」になられるとのこと。
ますますのご活躍を心から祈りました。

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