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kon_onoe
私の不登校体験記vol.1〜不登校になるまでの小学生時代〜
私がいわゆる「不登校」になったのは中学校1年生の2学期から。
生まれ育った場所は、広島市内の田舎とも都会とも言えない、まだ田んぼと新しい高層マンションが入り混じる「昭和」と「平成」の時代が入り混じったようなところでした。
小学校へは走れば5分で着くような近くに住んでいたのですが、中学校へ進学すると片道30分はゆうにかかる、山の上まで通わなければならなくなりました。今思えば、ここからすでに登校へのハードルが上がっていたのかもしれません。
小学生時代の私は、お調子者でよく言えば「完璧主義」、悪く言えば「頑固で融通が効かない」子どもでした。可愛げは…お世辞にもなかったですね。
学級での全員遊びにも参加はするものの、週に何回かはそこからこっそり抜けだして、仲の良かった友達と図書室に行きました。
そこで、たくさんの本や漫画を読みあさるのが好きでした。この読書経験がこの後、後々まで我が身を助けてくれることになるとはつゆ知らず。
勉強に関しても宿題はやるものの、テストに向けた勉強はほとんどしたことがありませんでした。(当時は家庭学習なんて、熱心に取り組んでいる学校はなかったように思います。)
それでも、不思議とテストの点は取れる。変な自信と役に立たないプライドだけが着々と育っていきました。
大した挫折を知らない、歪な「よい子」の完成です。
しかし、その像が崩れ去る日は着々と近づいてきていました。