見出し画像

「不倫男」の夫婦関係。その意外な内情

不倫男は、なぜ不倫をするに至ったのか。よく知らない女性も多いと思います。私が出会った不倫男(つまり既婚男性)のその心理と内情を書いていきますね。


不倫男、約100人にインタビューしてみた

なぜ婚外をするようになったの?と、私は数多くの既婚男性にインタビューをしていた時期があります。別に当時はブログなどを書こうとは思っていませんでしたが、社会学的なフィールドワークのつもりで、100人くらいの不倫男に会いました。
現場は、出会い系サイトや日常で知り合った男(私を誘おうと必死のおじさんを含む)です。

全員に共通するのは、不倫をするようになった理由を誰一人として正直に言わないという点。最初に言うことはパターンが決まっています。

  • 妻とは不仲だから(家庭内別居という言葉を使いたがる)

  • 妻が不倫しているから(全員、嘘)

このふたつしかありません。どちらも「自分は悪くない、妻に問題がある」と主張するのです。確かにそれっぽい理由に聞こえますが、全部ウソです。本音は違いますよね。
しっかり話を聞いていくと、本当の理由を話すようになります。それは次のようなもの。

  • 妻を女として見れない(太っている、色気がない、ダサい)

  • 妻が子供ばかりに構って寂しい

  • 妻が不機嫌で居心地が悪い

  • 妻がセックスが下手(付き合ってるだけ)

  • 妻を見ていると無性に腹が立つ

  • 若い女とセックスしたい

まあそんなもんだろうなという印象です。

要するに、自分がキラキラしたい、注目を浴びたい、自分だけをチヤホヤしてくれる女が欲しい、妻とは出来ないセックスがしたい、そんなところです。

しかしそんな不倫男にも、ちょっと印象深い人がいました。

ある人物の、印象的だった「不倫の理由」

その男性の年齢は50歳でした。仕事で知り合った男性で、役職は営業部長。外見は若々しくエネルギッシュで、服装も落ち着いていてお洒落。俺が俺がという雰囲気もなく柔和で、知的。とにかく仕事が良くできる人というイメージでした。名前はYさんといいました。

その取引先企業の接待の場に私も同席したとき、Yさんと二次会でお話をする機会があったのです。
聞くと、妻以外に「不倫をしていた」ことがあると告白したのです。もちろんいきなりそんなことを言うわけがありません。酔った勢いで私の夫婦関係を相談したときに、自分のことを開示してくれたのです。

「Y部長が不倫する理由とはなんでしょうか?」

私がそう尋ねると、こう答えてくれました。

「お互い23歳のときに結婚したんだが、妻はずっと専業主婦でね。27歳くらいのときにはもう社会経験に差が出来てしまっていた。妻は若いころは楽しい人だなと思っていたけれど、社会で働く経験が乏しくて、次第に僕が何で悩んでいるのか苦しんでいるのか理解できなくなったようだった。言ってみれば幼稚だね。幼稚なままオバサンになって、今もわたしがわたしがばかり。みんなが私を馬鹿にしているとか、どうせ私には価値がないとか、普通のオトナの女性はそんなこと言わないよね。うちの妻はいまでもそんな幼稚な子供オバサンなんだ」

ああ、と思いました。私のことかもしれない。夫が私に苛立つのはまさに幼稚な受け答えしかできない頭の悪さなんだと思い出しました。

Y部長のまわりには、大学を出て、結婚して子供がいてもフルタイムでビジネス社会で働く女性が大勢います。きっと妻と同僚や部下との「差」を痛感したことでしょう。
たった一言の会話でも全然違うはずです。幼稚な専業主婦の妻と、仕事で成長した大人のビジネスウーマンとは。

Y部長はもちろん部下には手を出しませんでしたが、自分と同じようにビジネス社会で戦っている女性社長と不倫をしていたそうです。

「とにかく、大人の会話ができたんだ。成長してきた経験を共有できるから、会話が心地よかった。妻には1ミリもない魅力が備わっていたよ」

大人の男が不倫をするとき、こんな感じ方をするものなんだと勉強になりました。

成長を選ぶか・安全を選ぶか。そこが夫婦の分かれ道

男女関係なく、社会で覚悟を決めて働くのは辛いことの方が多いはずです。

しかしその辛さを乗り越えて成長していく道を選ぶのか、仕事と会社を嘆いくだけの安全な道を選ぶのか。それで10年後、20年後には全然違う人格になってしまいます。

男性の多くは辛いからと言って仕事は辞められないはずです。だから泣きながらでも成長をしていかなければなりません。辛いからといって転職ばかりしていると安全かもしれませんが、50歳にもなるとただの無能扱いです。SNSで大きなことばかり言う負け犬になるでしょう。

専業主婦やパート労働しかしていない主婦は、当然ながら成長よりも安全を選びがちです。頑張るより、愚痴を言う方が楽ですからね。でも自分の配偶者と成長に差が生まれてしまいます。

こうなると、Y部長のように妻を見るだけでため息が出てしまうわけです。成長を選んだ女性ばかりと話をしているのに、家に帰ると20歳くらいで成長が止まった無能なオバサンがいると。わたしがわたしがと、幼稚な感情を振り回しては夫に嫌われていく・・・

成熟度に差がついた夫婦は修復は不可能

こうして成熟度に差がついた夫婦は、もう修復は不可能だと思います。

せめて妻は妻で自分が成長できる道を選んだ方がいいです。成長できる道は厳しくストレスがかかる道です。それは趣味やパート労働ではありません。フルタイムでしっかりと社会にもまれること。それしかありません。

でもねえ、無理でしょう?

「離婚すると食べていけないから家政婦として我慢して趣味に没頭します」みたいなことを言っている専業主婦の中年女性は沢山います。

幼稚な自分を受け入れてくれる、幼稚な婚外をして現実逃避をするしかないでしょう。その婚外でも自分の思い通りにいかないとヒステリックになるはず。きっと、婚外でも馬鹿にされ、疎遠にされるのが現実です。

成長しないまま孤独な女になっていく。でもなぜそうなのか気づかないままですね。

いいなと思ったら応援しよう!

真夜中のももか@レスられ元妻
いつも読んでくれてありがとうございます。いただいたチップはありがたく活動経費に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。