ガーリーとファッション
note初投稿!
ももかろりーたです❤︎よろしくお願いします!
突然ですが私は可愛いもの、いわゆる”ガーリー”なものが大好きです!
“ガーリー”と聞いて皆様何を想像するでしょうか。
“ガーリー”との出会いは私が中学生くらいの頃かなとと思います。
当時のファッションの流行を示すものは雑誌など紙媒体がメインで、cancanやviviなどの「赤文字系」、ZippierやKERAなどの「青文字系」この二つが大きな主軸だったと思います。
おしゃれに興味がわく年頃ですが生まれが田舎の群馬県であったこともあり、正直周りにおしゃれな子はそんなにおらず...たまたま目にした雑誌Zippierの誌面を飾る当時読者モデルをしていたAMOちゃん。彼女を見つけたときにとてつもない衝撃が走ったのを今でも覚えています。
AMOちゃんは今でこそお母さんでナチュラルで自然体な服装で今も今とでお洒落で素敵ですが、私と同世代の方ならわかるかもですが、zippierの頃のAMOちゃんは最強におしゃれで可愛いです。本当にAMOちゃんを超える方はいないのでは、、とまで言えちゃいます。
当時のAMOちゃんのファッションにはどのコーデにもテーマ(思想)があり、自分の好きなカルチャーがあり、一貫性があり、好きな色や好きなモチーフが好きな理由だってある。好きなものがブレてなくてしっかりされていて、それがそのまま自分のファッションになっている。ファッションでこんなにもアウトプットできるのか!と、私は彼女を見てファッションへの可能性というものを感じました。
それからAMOちゃんのブログを読みあさり、AMOちゃんはどこのお洋服を着ているのか、どんな映画を観ているのか、どんな音楽を聴いて、どんな友人がいてどんなふうに過ごしているかとか毎日見てました。すごく執着してる奴みたいだけど(笑)それくらい魅力的でした!
そこから高校のときはお金を貯めて群馬から東京にお洋服を買いに行き、当時AMOちゃんが好きなブランドだったKatieやMILKのワンピースなら1着3万くらいするお洋服でも買ってました。またTSUTAYAでAMOちゃんが好きな映画を借りて観まくったり!AMOちゃんが好きな映画監督ソフィアコッポラの作品は全て見ました。
また、本を買ったりAMOちゃんの写ってる雑誌の切り抜きを集めたりなど!とにかく彼女の世界観のファンになりたくさんの影響を受けました。
また雑誌LARMEにもAMOちゃんが出ている頃は本当に毎号可愛くて楽しみで愛読してました。
そして彼女の影響でファッションのことを学びたいと思い日本で1番の服飾専門学校にも入学しました。きっとファッションが好きで私みたいに田舎で浮いてしまうような奴らばっかだろう、みんなと仲良くなれるだろう!と期待してましたがそんなこともなく...(泣)
私のようにガーリーなファッションが好きな人は少なかったです。圧倒的にストリート、そして意外にも同調主義。”ガーリー”というジャンルの立場は弱く評価はされづらかったです。この時に業界的に見てもガーリーはナメられやすいのかな?と感じました。私はこの理由であっさり退学をしました!
そして話は変わりますが現在2020年。
雑誌などの紙媒体の勢いは衰え、私が大好きだったzippierも廃刊、某ストリートスナップ誌も廃刊、読者モデルやカリスマ店員さんがファッションアイコンだった昔ですが、現在はスマホの普及など色々な影響で、インスタグラマーだったりYouTuberなどネット発祥の個人がファッションアイコンになる時代へと変わってきたのです。
また残念な話ばかりになりますが、ラフォーレにお店を構えていて一時期AMOちゃんがプロデュースをしていたブランドイーハイフン(bonbon)もテナント撤退。
Swimmerもなくなったし、あと雑誌CUTiEも廃刊。あとなんだろう。
私が昔好きだったものは結構どんどん縮小してるし、変わってきてる。または無くなってきている気がします。
それとなぜだか最近は、ファッションはみんなと同じ服が良いという価値観やシンプルで暮らしにフィットするとかそんなものが流行ってるんじゃないかと思ってしまいます。
いやいや!と反論として2015年にgucciのデザイナーがミケーレにかわり新たなコレクションを展開してるじゃないかとか、長くブレずにガーリーを展開してる老舗のブランドだってあるだろ、とかね。分かります。でも現在ファッションを全力で楽しんでる若者の数が絶対に少なくなってると思います。
そしてもう一つ、ガーリーを困らせることと言えば年齢かなと思います。私のインスタでもよく相談で「◯歳なのに可愛いものが好きなのやばいですか?」とDMをいただきます。
そんなことないです!!!!!
本当に声を大にして言いたい。
確かに、私が今まで長ったらしく書いてきた定義のガーリーは多分男性にはモテないし、目立つし、やばいです。
でも本当に本当に、ファッションが楽しいと思えるのはこの”やばい!”という感覚なのではないでしょうか。
ファッションは人と違う服を着るのが楽しいのではないでしょうか?
私はやばいくらい抜かりなく可愛い服が好きだし、やばいくらい可愛いガーリーファッションが好きです!
そして今、そんな私のわがままを満たす服はこの世にそんなに売ってません。欲しいと思える服がありません...
それと、以前”ガーリー”の定義とはどんなものかと大人の方と会議をしたことがあるのですが、
ガーリーと言えばリボンがついてて、フリルで黒とピンクで...とか。
話し合えば話し合う度に、なんとも言えない感情が込み上げてきて。
冒頭で私が示していたように、ガーリーって何?どうしたら彼女はこのお洋服を選びこのコーディネートを組めるの?とか、彼女はどんなものを見ていてどんな脳内なんだろとか、どんなカルチャーを肌に感じている?とか、そんなことを想像し考えファッションをもっともっと奥深く掘り下げていたことを思い出してきて!
ただフリルが付いてるとか、リボンが付いてるとか、そんな見かけだけのガーリーなんてつまらなくないか。
ファッションが私の好きな”ガーリー”を提示するのなら”ガーリーカルチャー”に直結させてよ、なんて思い、でもそんなことその時言えなかったです。
最後に私が何を伝えたいかと言うと、もっと“ガーリー”を楽しみませんか。
“ガーリー”の可愛いの裏にあるストーリーやカルチャーにも目を向けませんか?
みんなと同じ服って楽しいですか。
そんなことを皆さまに問いかけたいです。
どうか私が想う”ガーリー”が世界から消えませんように。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
❤︎ももかろりーた❤︎
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