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ディズニーが自己啓発ならサンリオは哲学だと思う話

こんにちは!
突然ですが私は最近、ディズニー映画を未漁ってます。
お風呂をキャンセルすることなく、ちゃっちゃと寝る支度をして、ディズニープラスで映画鑑賞♩
引っ越しの片付けも落ち着いた頃。
あまり観ていない配信系サブスクも、この機会に解約してしまいたいと思い、ディズニープラスを今月で解約する予定なのです。
そういうわけで、今畳み掛けるようにディズニー映画を観てる感じです。

ディズニープラスは最高で、私の好きなティムバートン監督やウェスアンダーソン監督作品も多く取り扱ってるし、
リンジーローハンやヒラリーダフなど昔のディズニーチャンネル系ティーンムービーもいっぱいある。
だけどももう大体観たなあ…。
最後にディズニー映画を観て悔いなく解約しよう。

ちなみに私はサンリオ好きです。
初めましての方ははじめまして!
YouTubeでサンリオ関連の情報発信をしてるYouTuberのももかろりーたと申します。

そんなわけでディズニーは専門外なため、ディズニー映画はあまり観たことがないんです。

そんなサンリオのヲタクな私が、
ディズニー映画を観た感想を書いてみたら、きっと面白いのではないかなと思ったのです。


過去一面白かったディズニー映画「リメンバー・ミー」


「リメンバー・ミー」は皆さま観たことあるでしょうか?
私はこの間初めて観ました!!
おもしろすぎて、興味深くて、感動できて!
funnyもinterestingも、amazingも全て詰め込まれた、私にぶっ刺さりすぎた作品でした。
以下、私のFilmarksに書いた感想です。

よすぎ!面白すぎた!!
メキシコの”死者の日”は日本で言うお盆みたいな感じかな?とイメージが湧きやすく、ヒットしてる理由がすぐにわかった。
こういうポップでポジティブな質感の死生観/生死観を描く映画、もっとあるべき。需要がありすぎる!
自分がこの世を去った後、残された家族や友人たちに写真を飾ってもらえるくらい、ずっと忘れないでもらえるくらい、
今世を一生懸命生きなきゃ!!と思える◎
また、これから必ず起きる家族との別れへの心構えも、しんみりしすぎず考えられるし、観た後話し合える感じ。よき!
ずっしり重たい映画ではなく、キャッチーで子供も見やすい映画なのに、ここまで哲学的なメッセージを受け取れるのすごい!

(私がFilmarksに書いたレビュー)

今時“死生観”と言うと、スピってる‼️などと言われてしまいそうだが、リメンバーミーは間違いなく死生観を描いたエンタメ作品だ。
私たち人間は必ず死んでしまう。そんな死という自然の摂理について、ポジティブにユーモアを交えて話す機会ってあまりないと思うのです。
だって、死という事象は大前提として、ネガティブなことだから。
でもそれをこれだけ楽しく愉快に、かつ反社会的/反倫理的な表現を使わずエンタメにできる作品、私は今まで観たことがなかった!
だから観た後衝撃を受けすぎて。久しぶりにnoteを更新したいと思うくらいに。笑

そしてもう一つの視点として、この映画は【ディズニーだから再現できた世界観】だと思ったことです。
サンリオのオタクの私の意見ですが、(いやサンリオのオタクの総意だと言っても過言ではない)
サンリオが”死生観”をエンタメにできるだろうか?おそらくできないし、しないと思う。
死というものとサンリオはミスマッチすぎる。

おばけをモチーフにしたキャラクター(はなまるおばけ)はいるけれど、直接的に死を感じさせないゆるっとふわっとした世界観のキャラクターで、リメンバーミーとは全然別物だ。

ではなぜディズニーとサンリオはなぜここまで違ってくるのか?
ここからはぜひ、サンリオのオタク以外の人に読んでほしい。
※サンリオのオタクの人は数行飛ばして大丈夫です◎!!


サンリオの掲げる「みんななかよく」

まず大前提として、サンリオには「みんななかよく」という会社理念があります。
これは具体的にどういうことなのかというと「戦争反対」ということです。

サンリオの創設者の辻信太郎さん(いちごの王さま)は、山梨県出身で幼少期に戦争体験をされています。
なので、毎年8月号のいちご新聞(サンリオが発行する月刊誌)では、
必ず戦争体験のお話をするページが載っています。結構内容リアルに書いてくださってます。ぜひ皆さんも読んでみてください!

なので、言葉や行動によって平和的解決を目指し、誰とも争わない姿勢が、サンリオの根底にあると思うのです。
人間が持つ、いかなる加害欲もキャンセルする姿勢。戦争がはじまるきっかけになるような選択は、いかなるものでも選びません。

ちなみにさっきまでディズニー映画の話をしてしましたが、サンリオ映画もあります!

https://shop.sanrio.co.jp/item/detail/1_1_2305758469_1/-_-/-

サンリオ映画なら「シリウスの伝説」がおすすめです♩
ですがディズニーほどたくさんあるわけではないので、比較としてサンリオピューロランドでやってるショーパレの内容を例にしてみます。

サンリオピューロランドで人気な”ミラクルギフトパレード”。
ざっくりあらすじは、知恵の樹のまわりでわいわい仲良く暮らすサンリオキャラクターたちのもとへ、悪の女王がやってきてはちゃめちゃにされる…のですが!
この後どうなると思いますか?どんなオチになると思いますか?!

サンリオ流のオチは、「悪とも対話してなかよくなる」です。
そうなんです、最終的に悪を成敗したりやっつけないのがサンリオなのです。
これって、ディズニーではあまりないスタンスなのではないでしょうか?

哲学的なサンリオ、自己啓発的なディズニー


しっかり悪を成敗し平和をもたらすディズニー、
悪を改心させみんななかよくするサンリオ。

ディズニーとサンリオってどちらもエンタメの最高峰なのですが、根底が全然違うのですよね。
だから、ディズニー映画を観る時に「サンリオならどういう結末になるかな?」なんて考えて観てたりしてます。笑
なんか、おもしろくないですか?

そして両者の違いは悪への向き合い方だけではありません。
ディズニー映画は、主人公が前向きで具体的な行動をしていくことを見届けて、私たちも奮い立たされる。いわば”自己啓発”的なメッセージくれると思うんです。
勇気を出して戦うとか、チャレンジするとか。キャラクターや観客である私たちに対して”成長”や”変化”促す内容が多いと思います。
それにすごく勇気をもらえますよね♪

一方でサンリオは、考え方や立場が違う人への思いやりの精神を私たちが持つことが”成長”であるというメッセージをくれます。
例としてサンリオピューロランドの”KAWAII歌舞伎”という、桃太郎をモチーフにしたショーがあるのですが、そこでもなんと…!鬼退治はしません。
鬼とは退治ではなく対峙します。笑

優しさや思いやりとは?許すとは?なんていう抽象的で正解のない考え方を説いてくれる、いわば”哲学”っぽいんです。
それがさまざまな事情で頑張れない時にでも、心に響く。

もしかすると、ディズニーの方が現実主義で、サンリオの方が理想主義と思うかもしれないですよね。
ですがディズニーとサンリオ、どちらのスタンスが好きかはいつだって自由で、人それぞれ好みなのですよね。

私たちが生きる今世では、現実と理想はいつだってセットです。
もしかしたら、死後の世界もそうかもしれません(やだな…笑)

自己啓発的なディズニーを左ポケットに、哲学的なサンリオを右ポケットに忍ばせて。
どちらもバランスよく持っていて、
そしていつでも差し出せるようにと私は思います!

まだまだディズニーは勉強中なので、皆さんのおすすめ作品ぜひ教えてくださいね!
あぁ、ディズニープラスはまだまだ課金し続けてしまうかもしれないです。。笑

ももかろりーた

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