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たまたま出会ったのが「カンボジア」だった

#1 わたしがmomojiroに入った理由

はじめまして!
カンボジア笑縁団体Momojiro関西支部2回生のすずなです。

週替わりのテーマを元にmomojiro関西のメンバーによって綴られていくこのnote。

コロナの影響でカンボジアへは行けず、日本でも思うように活動ができなかった2020年。

もうこの状況でできることなんかないんじゃないか、とメンバー同士で話し合う中で、それでもできることをやっていこうと。私たちの想いを発信し続けていこうと。

そんな感じで始まりました。

今週のテーマは「私がmomojiroに入った理由」です。


カンボジアとの出会いは高3の夏。どこにあるかなんて知らなかった。

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私が初めてカンボジアに訪れたのは高3の夏でした。

高3の夏休みに入り、海外へ行きたい気持ちが爆発し、「よし、どこかの国へ行こう!」と決めたはいいものの、周囲の友達は受験真っ盛り。1人で行くしかない。なんとなく観光の気分にはなれない。

そんな時に見つけたのが旅行会社のスタディーツアーの案内でした。

「カンボジアの孤児院訪問!」

大きな文字で書かれていたのを覚えています。カンボジアはテレビでみたことがある気がする。芸能人が井戸掘ってたっけ。小学校建ててたっけ。とにかく貧しいんだよね。そんなイメージでした。

そんなこんなで迎えたカンボジア渡航。正直、そんなに期待はしてなかった。

見るもの全てが新鮮だった

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初めて見る世界。何も知らなかった自分をすごく恥じた。

スタディーツアーの名の通り、現地の日本語ガイドさんがカンボジアの歴史について説明してくれます。孤児院の子供たちにも会い、自分の知らなかった世界がそこには広がっていました。

「勉強がしたい。」

そう目を輝かせながら教えてくれる子。
限られた教育環境なはずなのに流暢に英語を話す子。
初めて見ると言うウクレレもほんの数分で弾けるようになってしまう子。

正直「貧しい国の子」というイメージしかなかったので、彼らのポテンシャルの高さに、向上心に、強く胸を打たれました。

「あれ、自分は、こんなにも恵まれた教育環境で育って、当たり前に文字の読み書きができて、それなのに、なんでもっと学ぼうとしないんだろう。なんでもっとこの環境を活かそうとしないんだろう。」

と、そんなことが帰りの飛行機で頭の中をぐるぐるとしていました。

カンボジアに恩返しがしたい

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カンボジアに訪れたことを機に、様々なことを考えさせられました。改めて自分と向き合うきっかけになり、自分の中の「当たり前」を見直すきっかけになりました。

カンボジアから帰国してからも定期的に集まるほど仲の良い友達もできました。

「カンボジア」という国をきっかけに様々な人、価値観に出会うことができました。

支援じゃない。自己満足でいい。カンボジアという国に少しでも恩返しがしたい。

帰国後すぐの日記にそう書き記してありました。

カンボジアから帰国して大学進学することに決め、無事入学した4月。カンボジアへの熱が冷めないまま、国際協力に関する団体を探していました。

そうしてTwitterで見つけたのがこのmomojiro

「カンボジア×教育」という文字を見て、これだ!と思いました。

すぐにメールを送り、過去の活動を読み漁り、ブログなんかも片っ端から読みました。文面から伝わる熱意、ワクワク。

自分もこんな活動がしたいと心の底から思いました。

ただただ背中を見つめていた1回生

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こうして入団し、ミーティングに参加するようになり、momojiroとしての活動が始まりました。

私以外はみんな教育大学の学生で、私以外はみんな同じ大学で、私以外みんな先輩で。

授業の組み立て方なんてまるで分からないし、毎回のミーティングは話についていくので精一杯。

「今日こそ一つでも自分の意見を言うんだ。」と決めて挑んでも惨敗でした。ただただ先輩の背中を見つめているだけ。

来年はただ見ているだけじゃなく、きちんと先輩の背中を支えるんだ!と思っていた矢先、コロナの影響で思うように活動ができなくなってしまいました。

自分が大切にしたいものってなんだっけ

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正直、momojiroで何がしたいのか分からなくなった2020年。

自分自身も学生じゃなくなり新しい道を歩み始めたので、入団当初のように「教員になって子供たちの世界を広げたい」という目標はなくなりました。


ただ、子供たちには今見えている世界が全てではないことを知ってほしい。

ただ、出会った子供たちには笑っていてほしい。

その笑顔のきっかけをmomojiroで作りたい。

そこだけは大切にしたい。




「なんでカンボジアにこだわるの?」

とよく聞かれます。

「たまたま出会った国がカンボジアだったから。」

ただそれだけです。

2021年、どうなるか分かりませんが、momojiroとして大切にしたいものを明確にしつつ、できることを一つずつやっていきたいと思います。

早くカンボジア行きたい!!!!


カンボジア笑縁団体Momojiro 関西支部 すずな

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