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いい精神科とよくない精神科
精神科に通う人の中には,もう何十年も通ってますって人も少なくないと思います.
精神科にはいい精神科と良くない精神科があって,長く通う人はそれも何となくわかっていると思います.
けど,患者自身が
「この精神科はあまりよくない」とわかってても「変える勇気や気力がなくてこのままでいいや別に」
と思ってるパターンが非常に多いです.
いい精神科とよくない精神科
(私の思う)いい精神科とは,
.担当医制で患者と先生の関係がしっかり築ける
.診察時間が数秒〜数分ではない
・先生が患者の目を見て話す
・患者に薬を決めさせない
具体的には?精神科あるある
精神科は,長く通うほど「変わりないですか,じゃあいつもの薬出しますね」で数秒,数分で終わるという話がよくあります.
多くの病院で「診察時間15分まで」など決まっているので,カウンセリングとも違うし長々と話すのがいいというわけではないですが,
前回の診察から違いがあろうがなかろうがしっかり生活や症状の現状を伝えることは大切です.話すことで気がつく変化や先生にしかわからない変化もあります.
また,ひたすらパソコンを見ながら話しててぜんぜん患者を見ない先生もよく
います.
そしてこれがすごくあるあるなんですけど,,,
「薬を患者が決める」ことを許す先生.
当事者あるあるなんですけど,精神科等病歴が長くなるにつれ精神科の薬にめっちゃ詳しくなります.
だからこれがいいとかあれは嫌だとか,自分の知る範囲の中で薬をお願いします.
お願いするのは全然よくて,実際長年飲んできて自分ががよくしってるわけだから,慣れてるしそれがいいと思う気持ちはよくわかります.
でも患者は医者じゃないので,何もかも鵜呑みにしてその通りにただ処方する医者は患者のことを考えてるとはいえません.
寛解に向けてその時の生活や症状,季節などに合わせて容量や種類は変えていかなければいつまでもよくならずにただ薬漬けの日々になってしまう.
ずっと同じ薬を飲み続けてそれで安定してるならokだけど,不安定な日や生きづらさが残るのなら寛解に向けて変えていかないといけない.
精神科患者は薬を変えるのも嫌がる傾向にあるけど,先生がしっかり説明して一緒に治療していく姿勢を見せる必要があります.
逆に先生が1人で薬を決めるのもよくないです.
患者の意思や生活を尊重してしっかり説明した上で薬は決めていく必要があります.
適切な治療・寛解のために患者自身が勇気を出す
生きるのが精一杯な中で何とか通院だけは,と続けている人もいると思う.
でももし,自分の精神科に通い続けても寛解の道は見えないと薄々感じてるなら、このままじゃよくないと感じるなら,少し気力が湧いた日にでも勇気を出せたらいいなって思います.
先生を,薬を変える勇気を.
そうでなくても,例えば病院にカウンセリングのようなサービスというか制度というかがあるならそれにいくのもいいし,病院にいるMSW(医療ソーシャルワーカー)と話したい,と受付で行ってみるのもいいし,病院じゃないところでカウンセリングにいくのもいいし,
先生が難しくても「誰かに話を聞いてもらうこと」はとても重要な寛解のためのステップです.